見出し画像

祝★次男13歳~10万円握りしめていざ!銀座久兵衛へ~19-23時【前編】


とうとうやってきました!予約は20時から。
18:25に出発ししたんだけど友達から電話があり、最寄りの駅まで車にて行くことにしたので一旦、おうちに戻ってから出発することに。
次男はぎりぎりまで友達対応。時間がギリギリとなってきてマキはアセアセ。

次男急いで来たらなんとナントのクロックスのサンダルで来るという大ミス!
しかも、前日まではジャケット持って行かないと!とか言っていたのに、手に取ったYシャツがよれよれでポケットが少し破れていた。
まじかよ~~。
マキは完ぺきにきれい目系の格好をしていたので問題なしだけど、次男焦る。
しかない!
私が仕事で遊ぶ時陽のスニーカーがあったからそれを貸して、Yシャツは手アイロンで何とか伸ばし、途中で10万円をおろして、電車に乗っていざ、新橋へ。

決してうちは裕福なわけではない。
シングルマザーで稼ぎは私のみ。
会社を経営しているが基本、自分の生活が出来れば利益などいらん。生徒のために使う!と決めているし、お金を貯めるという概念が私にはないので通帳に32円しか入っていないことだって、財布に3円しか入っていない時だってある。
けど、ここぞ!ってときは惜しまず使う。
特にこどもの教育に関しては自分が我慢するのだっていとわない。
どんなことをしたってお金をかき集め、つぎ込むくらいだ。
今回はここぞ!って時なのでなけなしの10万円を握りしめ、できるだけたくさん使いたくないな。
お金残るといいなって少し思いながらお財布に突っ込んだのだった。

電車にのっている間、「食べ方わかってる?」と私に食べ方のおさらいを聞いてきた。
しかし、私、曲がりなりにも42歳!
さすがに食べ方くらいは知ってるし、昔、自分のお金で行ったわけではないけど、多分、久兵衛に行ったこともある。
「いやいやわたしは40歳過ぎてるし、ある程度経験ありだからわかるよ。」と伝えると動画を見ておさらいを。
そして、「手で食べる?お箸使う?」と聞かれて、「私は一応、女性だし、箸を使ってたべると思うよ。」と伝えるとお箸は普通に使えるけど、少し自信がないようで「オレはぼろが出ないように手で食べる。」と言っていました。

マップを見てお店へGO!迷うことなく到着!

ドキドキしながらお店前で写真を撮ったりして、

待ちに待った銀座久兵衛へ入店。結構、緊張している次男。そんなときだけ私を頼りにしてくれる次男。普段は非常識な私に代わってまじめな次男。「そういうことは大人はしない!」「普通になって。」という次男ではあるが初めての場所は経験値がないためか?!度胸ありあり、経験値あり、怖いもの知らずのわたしを頼ってくれる。嬉しい瞬間である!しかし、入店は一番に入りたかったみたいで「20時に予約しているアキモトです。」とスタッフの人に伝えていた。

「少々、お待ちください。」と待合室に通されて待っている間、私は通常通り写真を撮ったり、ウキウキ。次男は緊張していた。

そして、カウンターに通されるとびっくり!お祝い膳が置かれているではないか?!お誕生日とは言っていないのに。あったのとても驚き、「なんで知っているんですか?」というと「そういう性分なんです。お誕生日おめでとうございます。」と言って迎えてくれた。高級店と名高い銀座久兵衛のおもてなしを間近で感じ、これが一流のおもてなしかと感じました。

その後、誕生日の主役が次男ということを知り、13歳のこどもが銀座久兵衛に小学校の時から行きたいと思っていたことを知り、また事前に銀座久兵衛の「鮨のすべて」という分厚い図鑑みたいな本で予習、食べ方も復習してきたことを大将が知り、いたく感動していた。確かになかなかそんな子どももいないので驚きだわな。

始めに来た中トロを食べて次男感動!「おいしい!」物凄く喜んでいました。結局、手で食べていた次男です。周りの人が箸を使って食べている人が多かったので直前までお箸を使おうか悩んでいたらしい。箸の持ち上げ方の作法等と隣で教えていたら、大将も一緒に教えてくれたんだけど、最後に大将が「楽しく食べていただければいいんですよ。」と言ってくれた。そこで少し肩の力が抜けたのか手でお寿司を食べようと決めたのだった。

しかし、その後、何やら手をカウンターの下にやり、もじもじしている様子。どうしたんだろうと見ると、自分の爪が伸びていて、誰も何か言うわけではないけど、見られて恥ずかしいと思った様子。だったらと、すかさずカバンから爪切りを取り出し、ハンカチに包んで次男に渡した。「そんなに恥ずかしいならここでは切れないからトイレに行って切っておいで。爪はその場に置かずにハンカチにくるんで持っておいで。」と言い、トイレへと行かせた。爪が伸びていて恥ずかしい思いをする経験が出来て「よし!」って思った。また一つ成長した瞬間である!

その後、戻ってくるとなんとズボンのチャックが全力でご開帳。そこを大将が「全開ですよ。僕もやっちゃうんですよね。けど、前掛けで隠しているので大丈夫。」と言われて和やかムードと笑いを誘った。大将がフォローをさらっとしてくれるから恥ずかしいではなく、笑いをとったって感じになり、次男はまたまた緊張の糸がほぐれたのでした。

寿司屋の大将って職人気質でぶっきらぼうで仲良くなるとめっちゃ不器用に優しくしてくれるイメージだったのでこんなにも柔らかな話し方、小粋なジョーク、良く見てるし、よく聞いていて、対応が本当に素晴らしいのを見て驚きだった。

そこからだんだんと次男のペースとなっていき、その場を自分の居心地の良い場所に次男は変えていくのだった。

続きは後半にて。また次回までお待ちください。



宜しければサポートをお願いします! 頂いたサポートは子どもたちを育むためにありがたく使わせていただきます。