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エンジニア採用を2020~2021に1年やってみて定量・定性振り返り

こんにちは、オプティマインドという35名程度の物流SaaSベンチャー企業で採用担当をしています戸ヶ里です。ちょうど一年前くらいにエンジニアから採用担当に異動したので、節目で振り返りをします。

About me

シリーズAまでに累計約11億円を調達しているベンチャーの採用人事。研究室発で全体35名程度のうち、6割~7割がエンジニアのテックベンチャー。

私は元々はエンジニアだったが、会社のフェーズにおける採用の重要性を強く感じたため、採用担当に転職。採用担当になった想いは以下の記事で詳しく書いております。

なぜ振り返るか

去年の10月から採用に少しずつ関わり始めて、約1年が経過しました。

私がこの一年かでどんなことに取り組んできて、どんな結果になったのか、そしてこれからどう採用を強化していくのかを言語化することで、自分への備忘録として、同じように試行錯誤しながら採用に取り組まれている方への何かの参考になったら良いなと思い振り返りをします。

何をしてきたか

人材要件定義

まずは、社内で必要な人材の要件を整理することが必要でした。組織のAs isとTo beから足りていない部分を洗い出し、どのような人物が必要なのか、その人物が入社時に必要な要件は何で、入社後でも習得できる要件は何なのかを各募集ポジションに対して行いました。

選考プロセスの設計

各募集ポジションが決まったら、その要件を見極めるための選考プロセスを設計する必要があります。どのステップで何を目的にするのかを明確にしました。理想は、どのように見極めるのか、つまりどんな質問をしてどういう回答であればどう判断するのかまで落とし込めると良いのですが、そこまではできませんでした。

人材要件定義と選考プロセスが曖昧なまま、採用活動に取り組んでも大きな工数の無駄が生じかねないのでしっかりと作り込んでからスカウトなどに取り組むべきです。(自戒)

求人票・スカウトメッセージ

求人票やスカウトメッセージは採用媒体の雰囲気やターゲット層によって少し変える必要があります。アナリティクスやABテストを行って改善するのが理想なのですが、なかなか優位な差は得られませんでした。

エージェントとの関係構築

エージェントさんとは時間をかけて仲良くなりました。自社のファンになってもらい自分の言葉で候補者に魅力を語ってもらえるようになるところまで関係性を構築できると理想です。

実際そこまでできていたかわかりませんが、分業制の企業にはCAさんへの説明会を開催したり、スラックなどコミュニケーションコストが低い方法を活用することで連絡やフィードバックを迅速かつ丁寧に行いました。

求人媒体の選定

求人媒体を用いて成果を出すためには、①媒体の特性を知る②ハックする、ことが重要だと思います。

①媒体による登録者の属性の違いや、流行り廃りやがあるので、時流にうまく乗りながら選定することが重要だと思います。

②媒体にはそれぞれ特有の使い方があるので、ハックしましょう。CSの方と仲良くしていると教えてくれたり、他社の採用担当の方と情報交換することで色々と知ることができます。

採用広報

今の採用市場で強者と言われる会社は等身大の発信が非常に上手です。ただ、成果が測りづらく、相当な工数もかかるためなかなか取り組めない回syが多い部分だと思います。

私もそうで非常に悔いがあります。その中でもできたことはあり、採用狭報は最低限取り組みました。広報が自社に興味を持ってもらうための取り組みに対して、狭報とは言葉通り、狭く報じるもので、自社に興味を持ってくれた(狭い)方向けの発信です。

社内巻き込み

全社員がリクルーターの会社と採用チームだけで頑張っている会社でどちらが採用強いかは明確かと思います。

まずは、採用を徹底的にオープンにすることから始めました。そして、採用を身近に感じてもらうために採用について社内に言い続けました。ここに関しては、もっとうまくできたんじゃないかなと思う節がありますが。

どんな結果になったか

1年間の数値をまとめました。

ファネル推移

1次面接実施:56
2次面接実施:26(46%)
最終面接実施:17(65%)

チャネル別(1次面接の56の内訳)

媒体(自主・スカウト含む):33
エージェント:17
リファラル:6

1年で1次面接が56 ≒ 5名/月と応募していただける候補者が少し足りていないかなと感じます。一方で良い点もあります。前半年はリファラルの数がほぼ0だったのに対し、後半年でかなり増えました。しかしその大半は私と代表なので、多くの人が知り合いに紹介したくなるような会社を作っていく必要があります。

最後に

ここまでご覧いただき誠にありがとうございました!

定量的な振り返りと書きながら媒体ごとの数値やリファラルがコンバージョン率高いなど細かい数値は記載していないので、もしご興味があればコメントかtwitterまでご連絡ください。

また、5-9月にかけてamazon, PwCなどを経て現在LINEに所属されている青田さんが主催されている採用を体系的に学ぶ会に参加させていただきました。全採用関係者におすすめの勉強会です!

タイトル通り「採用を体系的に学ぶ」ことができます。私自身、採用に携わってから採用を体系的に理解することが非常に難しいと感じていたのですが、この回に参加したことで、多くの学びがありました。

具体的な成長としては、「あの会社の施策すごいな、でも私の会社でやったらどうなるか分からないな」から「あの会社は〇〇という意図で施策をしている。私の会社の立ち位置やリソースはXXなので、こういう仮説を立てれる。だからこの施策をしよう。」と考えられるようになりました。また、横のつながり=採用担当同士のコミュニティの面でも非常によかったです。

具体的な講義内容などはリンク先にありますので、是非!記事の公開が遅くなってしまったので、1期の申し込みが終わってしまってますが、2期も開催されると思います!

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