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ゲームが下手な人のプレイを見るのが好き

誤解を恐れずに発信したいんだけど
自分はゲームが下手な人のプレイを見るのが好き

これは愉悦とか嘲笑とかそういうのではなくって
「予想を裏切られること」が関係しているんじゃないかなぁーって思っている

「モトマリオ」って知ってる?

テレビ東京系で放送されている「有吉ぃぃeeeee!」という番組で生まれた言葉

タレントのモト冬樹さん(ゲームの経験ほぼなし)がマリオメーカー2で作られた鬼畜ステージをメチャクチャ苦戦しながらクリアするもの

そこで出た「いろんな死に方見せてくれる」って言葉が気に入っててずっと覚えてる

いろんな死に方見せてくれる

ゲームってよっぽど不親切な作りじゃない限りは
「導線」ってものが必ず引かれてあって
マリオだとゴールへの道にはコインが置かれてたりするアレ
逆に失敗する方の導線もあったり
……例えば狭い足場にノコノコがいて「操作ミスるとここで亀踏めなかったり逆に踏んで足踏み外したりするんだなぁ」とか

我々ゲームに慣れきっちゃった人間ってそういった「作者の気持ち」をわりとすぐに理解して
あそこ行けばいいんだとか
なるほどこういうミスを誘うためにこの敵置いたんだなとか
納得してしまうフシがある

そこには予想外なんて一切なくって
与えられた課題とそれを解く解答者の関係に終始しちゃうのよね

一方でゲームが下手な人って
そういう導線に一切気付かない
もう本当に気付かない
なんなら目的地がピカピカ光ってても
その辺のちょうちょ追っかけて崖から落ちたりする

見てる側からすればこういうのが本当に好きで
ワケがわからなすぎて永遠にゲラゲラ笑ってる

下手だからこそクリアしたときの感動もひとしお

最近のゲームはとかく親切に作られていて
普通のプレイヤーなら導線通りにプレイしていればクリアできるようになっている
……んだけれど下手であるゆえに詰まる。とかく詰まる

開発側が「ちょっとこれ難しくしすぎたな~~~」って思ったりした箇所には救済が置かれてたりするんだけど
下手なプレイヤーはそんな想定していない箇所で詰まる
故に救済も置かれていない
ある意味ハードモードで挑まなくっちゃならない

難所でもなんでもないところで数時間詰まるからこそ
クリアしたときには麻雀で役満アガったときみたいなドーパミンの出方する

対戦型なら相手も下手で二度美味しい

格ゲーやFPSみたいな対戦型のゲームには
レートによる自動マッチングという素晴らしいシステムがあって
プレイヤーの腕前とちょうどいいぐらいの相手が選出されるようになっている

どういうことかというと
「こんなにも面白いものを見せてくれる人を追加で呼んでくれる」
のである

格ゲーなら普段上級者が見せてくれない謎の技のパナしあいになったり
FPSならお互い弾がなくなるまで撃ち合っても勝負がつかなくなって結局殴り合いになったり
2倍楽しめて大変お得

プレイヤー側はたまったもんじゃない点に注意

下手なプレイヤーとしてはたぶん大真面目にプレイしているハズなので
茶化し方にもわりと注意が必要

「あの死に方面白すぎる」「全然届いてなくて草」あたりは言ってていい(と思う)けど
「なんでそんなに下手なの」「このゲーム向いてないよ」とかの「プレイヤーのモチベを下げる」ようなコメントは控えた方が無難かも

上手くなりたくてやってるかは人によるけど
向上心ある人がそういうこと言われるとメッチャ傷つくので……

みんなも楽しいゲーム視聴ライフを
それでは


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