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忘れられない男たち③〜大沢たかお男(仮)③〜
忘れられない男たちシリーズ完結作。
前回まではこちら💁♀️
付き合ってから彼の情報を色々と知りました。
彼は世田谷のお坊ちゃんでご両親は海外で暮らしていて、高校生時代は某有名イケメン高校の生徒。
テレビマンなので昼夜逆転生活をしており、デートは専ら私の休日に昼過ぎに仕事場から直接うちに来て、夕方まで寝て夜から仕事に出掛けていくデートとは言えないデートでした。
そしてほぼ休みがなく、寝てる数時間以外はほぼ職場にいました。
そして、盗難事件については何も解決しておらず、警察には届けたが親御さんにも相談していないとのこと。
その為、常に金欠でみるみるうちに痩せ細っていきました。
ただの痩せたではなく、もう病的に。覇気もなく、今思うと鬱的なものだったかも??
仕事も激務、お金も無い、それを解決しようともしていない。
負のスパイラルでしかない状態の彼に対して、まずはお金の事件解決を促しましたが、彼曰く警察も銀行も何もしてくれないとのこと。
それなら仕事を辞めた方が良いとアドバイスをしました。
完全に精神的に病んでいる状態だったので、まずは心を整えた方が良いと。
幸い彼のお家はお金持ちのようなので仕事を辞めたところで路頭に迷うことはありません。(なんなら、ご両親は会社経営者)
本人も一度退職して療養したいと望み、上司に申し出しましたが、人手不足から受け入れられないとのこと。
何度か交渉をして(まぁ本来は会社は即受け入れなくてはいけないのですが…)、ある日やっと退職することを認めていただけました。
彼から電話が来て「やっと辞められるよー!!」という久しぶりに元気な声が。
上司と飲みに来ている出先からの電話でした。
そしてその次の日。
彼から連絡が来ました。
「足が尋常じゃないくらい痛い。」
ん!??
続
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