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一斗缶バトラー★翔

【違う】これは逆噴射小説大賞2019投稿作ではありません【違う】

オッス!オレ、路飲翔(みちのみ・しょう)
ごく普通の一斗缶バトルアイカツ!が大好きな小学三年生だ!
好きなアイドルは冴草きいちゃんだ!オケオケオッケー♪

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みんな一斗缶バトルってやってるかい?
俺たちの回りじゃコロコロコミックに載ってるし、アニメにもなってるからみんなやってるぜ!

ある日オレが河原でベイブレードを遊んでいたら不思議な人たちに出会ったんだ!

「もしかしてこの…」
「一斗缶」「一斗缶」「一斗缶」
「一斗缶が有ればなんでも出来る、なんでも作れるってのかい!?」
「一斗缶が有れば大体の料理は出来るね」「うん」「出来る出来る」

一斗缶には無限の可能性が有るってその人たちは教えてくれたんだ!

でも悪い大人たちやライバルたちもその力を狙ってる…!
だからオレは今日も戦うぜ!一斗缶バトル!レディ…ゴー!!

【主題歌:一斗缶バトラー★翔 / 歌:ジャムProject】

狸小路!この橋の下は俺たちが先に一斗缶パーティーするために取ってたんだぞ!」
「おい、セバスチャン」
「はい、お坊っちゃま」
「貧乏人ども!ここを立ち退けば好きなだけ金をやるから、お前たちは焼肉屋にでも行って好きなだけ肉を焼くといい!ハハハハハ!」
「なんだと~!」「言わせておけば~!」「…焼き肉の方がいい」
「狸小路!これはな!だだ肉が焼ければいいって話じゃ無いんだ!師匠たちが教えてくれたんだ…!この場所、仲間、一斗缶…ソレさえあれば何も要らない!焼肉なんてクソ食らえだ!
「グヌヌ…小癪な!路飲風情がこのボクに楯突くとは!…いいだろう!一斗缶の事は一斗缶で決める、一斗缶バトルでケリを付けてやる!」
「望むところだ!」

【(アイキャッチ)一斗缶バトラァ~♪】

「おお~っと!狸小路くんはなんと一斗缶で…これは芋煮か!」
「ただの芋煮と一緒にしないでくれたまえ!」
「これは!?ミルクティーだ!?まさか掟破りのタピオカミルクティー芋煮だぁ!」
「美味しい!」「新しい!」「映える~!」「抱いて!」
(フフフ、どうだ!路飲!…!!何だアレは!?)

「おーっと!?対して路飲くんが取り出したのは…ポップコーンだ!」
「貴様まさかソレを!?」
「こうするのさ!」
「路飲くんポップコーンを燃え盛る一斗缶の中に投入!」
「…来い、来い、来たぁ!コレがオレが師匠たちから教わった一斗缶バトルだ!」
「あーっと!何処に飛び散るか分からないポップコーンの乱舞!これはまるで河原に咲く白い花!」
「良く聞いてみてくれ!」
「これは…ポップコーンが歌っている!?」
「まるでBGMに合わせて歌ってるみたい!」「ステキ!」「抱いて!」「塩は?」

「くっ…完敗だ、路飲!だが俺はまたお前の前に立ち塞がるぞ!」
「望むところだ!また一斗缶バトルしようぜ!」
(師匠たち…みんなが楽しくて、そして映える一斗缶バトル、やってやったぜ!)

【続く】

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