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Xデザイン学校|リフレクション:#02 エスノグラフィ・行動観察

今年の5月から、UXデザイン知見強化のためにXデザイン学校ベーシックコースを受講しています。なぜか当日は寝落ち率が高く(苦笑)、またもや一夜明けてのリフレクションです。今回は第2回目の講義。

実例くれくれ君は概念化する能力がない

講義の中で先生がこの話をされた時、ハッとしました。
これ、周り結構こういう人ばっかじゃない…?😨
私は職種柄か、そういった人種?と接する機会は余りないのですが、そう言われる背景には何かしら問題が介在する気がしています。
概念化する能力が乏しいのは相手なのか、もしくは理解させる力が不足している自分自身なのか、その見極めも必要なのかも知れません。

エスノグラフィ(参与観察)

コミュニティの準メンバーとなり、生活行事などの交流を通じて
価値観を共感し、自分事として捉える

この手法で真っ先に思い浮かんだのが、USJや西武園を再建させた事で有名な森岡毅さんの実例。以前TVで、とあるコンテンツの企画にあたってユーザ心理を理解するため、対象ゲームアプリをやり込んだり(ここまではまぁ普通なのですが、TOP3に名を連ねるほど課金して奥様に叱られたとか💦)、ファンミーティングやオフ会などにも積極的に参加していた、という話をされていたのを思い出しました。確かに、[ユーザーの立場で見る]ことは時間も手間も掛かるぶん、何においても効果的なのだろうなとは感じます。
私自身の業務に置き換えるとしたら、運営しているWEBサービスにユーザー登録して利用してみる、購入してみる…といった流れも、ある意味エスノグラフィの一環に分類できるのでしょうか。ちょっと違うかな。

浅野先生が講義の中で、エスノグラフィの例として映画『アバター』と『ラストサムライ』を挙げておられたのも印象的で、他にもあるかな…と記憶を巡らせてみたところ『ダンス・ウィズ・ウルブズ』もそうかも…と、思い至りました。3作品とも、仲間(コミュニティ)の一員として認められていくストーリーで、プロットの骨格は全く一緒なのです。映画好き(すべて鑑賞済)としては至極イメージしやすい参考例でした。

パーパスは他者評価によって築かれる

1回目の講義後に浅野先生が、私の母校(ヒコ・みづのジュエリーカレッジ)を「パーパスが明快だ」と仰られていたので、創立者でもあり当時学長でもあった水野孝彦校長に詳しく話を伺ってみたくなりました(連絡先は知らないw)。実際、私が通っていた頃はジュエリーのみに特化した国内でも希有な存在だったのです。元々[モノ作りに携わる職人を輩出するための学校]でしたが、今となっては大阪にも分校を擁し、コースもシューズ・バッグ、ウォッチの分野まで拡がりをみせています。(ただ、私のように全く違う業界に転身する卒業生も沢山います…😅)
そういう意味で「パーパスが明快」は納得なのですが、特殊な学校ゆえに知名度は頗る低いので、まさか御存知だったとは驚いたのと同時に、少し嬉しかったです。

ビジネスには、ビジョンの創造とパーパスの確立が重要だという事までは理解できているのですが、どちらも似ていて、曖昧で、いまいちハッキリ区別しにくいワードではあります。いま携わっているサービスのパーパスは何だろう?と考えた時、答えに窮する自分がいました。それが業界内で確立された時、きっとサービスとして成熟を迎えるのでしょう。その前に、他者に評価してもらうための『強み』を打ち出す必要がありそうです。
理解を深めるために、7月8日開催予定の公開講座「ビジョンとパーパスのアプローチと実践」も受講しようと思っています!

サービスの質を捉える

現在さまざまなプラットフォームビジネスが存在しますが、大きく4つに分類されるそう。

  • 仲介型:メルカリ、ココナラ、UberEats…など

  • OS型:Apple Store、Amazon AWS…など

  • ソリューション型:エアレジ、PayPay…など

  • コンテンツ型:YouTube、Netflix…など

数ある中でも、私は以前から気になっているサービスに「Rentio」というものがあります。こちらの特筆すべきは、『製品を買わずに試せる』という点なのですが、それだけでは単なる家電レンタルサービスに留まってしまいそうなところ、気に入ったら『そのまま購入できる』のが画期的だと感じていて、ガジェット好きな主婦の面からも興味をそそられるのです。

このサービス事業者が掲げているミッションには特に共感していて、

不要な「所有」を減らし、価値ある「体験」を増やす

https://www.rentio.co.jp/mission

この概念が他の分野にも普及して行けば自ずとゴミも減るし、それこそシンプルな生活を形成できて、結果としてサステナブルな社会を築いていける気がするのです。…とはいえ私も本サービスは未体験なので、『利用したくなる』何か、が私を含めた多くのユーザに伝播できていないと推察しますが、個人的に判りにくい・使い勝手の良くないWebサイトも、多少なり一因である気がしています(UI改善してみたいー)w
先生から「人の所有欲ってどうなると思う?」と疑問を投げかけられたので、それについて深掘りしてみると、ほかにもブランドバッグのレンタルサービス「Laxus」や、スタイリストがセレクトしたコーディネイトをレンタルできる「AirCloset」などファッションサブスクの類似サービスが誕生している昨今では、「人の所有欲は薄れてきている」ように感じます。
ただ、現状として未だ普及してきている実感は薄いので、こちらもビジネスとしてパーパスが確立できていない段階なのかも知れません。

まとめ

PDUモデルの構造化スピードが遅い私は、つくづく論理的思考が無いのだな…と改めて実感(嘆)Googleスプレッドシートの操作も然り、色々トレーニングしなくては…。そして、学びを言語化するこの過程を楽しいと感じつつ、もっと早く簡潔に書き上げられるようになりたい…と願うのでした😑

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