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Xデザイン学校|リフレクション:#01 ブートキャンプ

いよいよ講義初回を迎えました。
本当は当日中にリフレクションを残すつもりでしたが、昨夜は日本酒を呑んで寝落ちしてしまい…一夜明けての振り返りです(^-^;)

知識と身体性

HCD/UXやデザイン思考、サービスデザインは、知識ではない。

勘違いしていた。確かに、経験を積むことで得られることの方が知識よりも遥かに大切で、大きな価値であることは分かっていたけれど。。
「自ら問いを立て、大量な経験を積むことによって知恵に移行する」過程がデスバレーだとしたら、自分はまだそこの淵にも立てていない事実に気付いてハッとした。
先生が講義序盤で「自分のレベルを履き違えている人がいる」という話をしていたけれど、ちょ、待って待って。まさかこれって…

自分のことじゃん!?

そう思ったら、一気に不安が押し寄せて来た。。((;゚Д゚))))ガクブル
ベーシックコースを選択したのは間違いだったんじゃ…
※Xデザイン学校はビギナーコースもあり、毎年秋に募集があるそう。
でも、今まで書籍などで得て来た学びや、社内の有志たちで実施したワークショップの経験等も決して無駄では無かったはずだし、肥しは身に付いているはず…なので、そこは自分のやってきた事を信じたい。
もう過ぎてしまった事を悔いても仕方ないし、ここで挫けてしまっては前に進めないので、何が何でも付いて行くしかありません。

思い返せばWEB業界に携わる前に身に付けた、グラフィックツールやHTML
コーディングだって、独学で身に付けたもの。元々ジュエリー業界出身だった私が、10年以上もWEBの仕事に携われているのは、実務で体験を積んだことが経験となって知恵に移行したからだよね。と妙に合点がいきました。

勉強すればするほど不安が付きまとう

他人より専門的な知識や経験があると、優越の錯覚に陥りやすい。

この言葉も当て嵌まり過ぎていて、ギクッ。
そうかも知れない…否、そうだった。幸い、同校を受講することで改めて自分の立ち位置に気付く事ができた気がします。
そういえば、以前会社のLT会に登壇した際、準備段階で資料の作成に苦労したことを思い出しました。「みんな理解してくれるかな」「この書き方間違っていないかな」などなど。。知識があるだけ教えるのが怖くなる、という先生の言葉は納得できる部分もありました。
※ちなみに登壇内容は以下です。参考までに。

覚えたことを全て忘れる事が大切じゃ。

マスター・ヨーダ

言葉だけで見ると、とても恐ろしいことだけど…要は「自分が得意(好き)な技術だけにすがると、新しい技術が身に付きにくい。」ということ。
選り好みせず、何事にも興味を持って向き合うことで、新しい技術(スキル)は身に付いていく。これも深い~と思いました。
でも、「興味が無い=関心が無い」を好きに変換すること自体が結構難しいと思うんですよね。。どういった意識を持って向き合ったら良いのか…そこに何かコツみたいなものはあるのか…が、気になります。

アート思考とデザイン思考

アート思考(自分起点)とデザイン思考(ユーザー起点)のテーマも興味深い内容でした。他の生徒さんたちからも反応が多く、「アート思考の人たちにプロセスはなく、自然にアート思考を実践している」のだそう。論理的じゃ無いからこそアート。言われてみれば確かにそうだ。
論理的に説明できるアートなんて余り面白くない気がします。
私も時々美術館に足を運びますが、絵を鑑賞する時に画家たちのその時の状況や心情に想いを馳せる事が好きです。音声ガイダンスを利用すると、その場で的確な情報を得る事が出来たりもするのですが、それをやってしまうと興味が削がれてしまうので、利用したことがありません。誰かが、美術館に行くとき初回は素で、2回目で音声ガイダンスを利用すると言ってましたっけ。時間と懐に余裕のある方は、その鑑賞方法が良いのかも知れません。
電車の中吊り広告や街中のポスターなども、眺めながら「デザイナーは何故このフォントを選んだんだろう」「この色とこの色を組み合わせた意図はなんだろう」とか、ボーッと考えたりします。これは音楽にも精通することで、のだめカンタービレだったか…「作曲家の気持ちになって弾く」ことが大事だって読んだ気がします。
作者に寄り添うことも勉強の一つ。プロセスは無くても、それでアート思考が養えてるんだとしたら、なんだか得した気分です。

ブランディングとは

終盤のワークショップでのテーマ。現在、自分の置かれている状況下でビジョンを優先すべきか、ユーザーを優先すべきかのジレンマを感じる事が良くあって、それについて少し触れてみました。
結局のところ、ブランディングとはユーザーとの長い関係性から築かれていくもので、ブランド価値を落とさずに新しい価値を生み出していくことが大切。…ということは…

むちゃくちゃヤバくない?

この一言に尽きます。自分が今現在従事している環境に当て嵌めてみると、ユーザーと適切な関係性を築けていないように感じました。
これを是正する策はあるのか…今後の講義を通じて、何か自分なりの答えを導き出せれば良いなと思っています。

初回講義は自己に気付かされ、恐れにも似た焦りを覚える学びとなりました。これから毎月新しい発見があるかと思うと期待しかありませんが、それらをいかに吸収していけるかは自分次第。
まだスタート地点に立ったばかりなので、これから10ヶ月間、より興味を持って喰らいついて行きます!

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