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女性ミニマリストが手帳と文房具を断捨離。完全デジタルなスケジュール管理方法

文房具と手帳が好きで、スタディープランナーのお仕事までさせていただいたのですが、ミニマリストになったことをきっかけに文房具も手帳も断捨離しました。

結論から言うと、時間がかかりすぎて今の私のライフスタイルに合わなくなったためです。とても好きだったけど、最速で目的を達成するための手段として手帳が必要ではなくなりました。

手帳活動をやめた理由、断捨離後の手帳の代用について紹介します。 

文房具好きミニマリストが手帳を断捨離した理由

手書きする理由がない

手帳活動をしていた頃から、この手書きには何度も疑問を持っていました。私の字はきれいでもないですし、思ってることを考えてるスピードで書き出せないことがストレスで、何度もGoodNotes5に切り替えてタイピングにしてみたりと試行錯誤しました。

そもそも私はなんでもデジタルが良いという思想の持ち主。紙の手帳や文房具を使いたいがために色々頑張って書きましたが、私はやっぱり手書きをしたいという意志がないことがわかりました。

紙でもデジタルノートでも、必要でなければ手書きは避けたい女であることを認めた形で手書きを諦めました。

文房具は可愛くてすごく好きですし、楽しんでいました。デジタルでも紙でも手書きのほうが趣があって愛着が湧きます。しかし、自分のデジタル嗜好のライフスタイルに合わないということを認めざるを得なくなりました。非常に心苦しい決断ではありましたが、手放してからは時間的に、手間的にとても楽になりました。

デコする時間がない

手帳やノートをデコるのはとても楽しいです。気分がルンルンになるのですが、私は割と凝り性なので時間がかかります。

当たり前ですがデコなんてしなくても目標は達成できますし、計画も上手に立てて予定通り進行することができます。

デコを楽しむ時間と心の余裕があればもちろん良い趣味なのですが、手書きしたくない+忙しい今の私はデコる気力も時間もありません。大人しく諦めました。

記録したところで特に振り返らない

手帳や日記を書いていた時はその日食べた物、やったエクササイズなどを記録していました。しかし、振り返ることが本当にたまにしかありませんでした。

ゼロではないです。でも振り返らなくて良いことがほとんど。例えば2カ月前の普通の日の晩御飯の記録が必要なシーンって「これ久しぶりに作ったけど最後いつ食べたっけ〜」という疑問が出てきた時以外にありません。

綺麗な記録をデジタル日記に残したいので、その写真を撮るのにも少しは時間と労力がかかります。でも自炊した料理の必要なシーンってSNSにアップしないならほとんど必要ないはず。結局は写真フォルダからほぼ全部消しているので、私にはやっぱり不要でした。

文房具が増えすぎる

可愛いので、楽しくもあるのですが、たくさんの物をきれいに管理する、将来は消費するというプレッシャーがあります。紙モノは放っておいたらどこでどう汚れたのかわからない汚れや折り目がついてしまうんです。

手帳活動の醍醐味で、可愛い文房具のおかげで勉強や苦手なプランニングを自分の能力以上に頑張れたことは事実です。

ただ、今後は身軽に生きていきたいと決めた以上、物を増やすことが負担になってしまいました。お気に入りの文房具は厳選して手元に残して、今すぐに使って楽しんでくれそうな方々にお譲りして手放しました。

可愛いけど、気になるしもう買い足したくないのに、購買意欲が刺激されると困るので、相当気に入っている文房具系アカウントはフォローを外しました。

すごく好きだったので寂しい気持ちはありますが、今後の自分に必要か、自分が求めているライフスタイルに必要かを考えると必要なさそうです。

ミニマリストは手帳を断捨離してデジタルスケジュール管理

デジタルジャーナリングをしてた時はiPad Pro。
最近はめっきりMacBookのみ。iPad miniはほぼ使ってない。

記録はカメラロールの写真とメッセージ履歴

どこで何をしたのかという行動記録にもなる手帳・日記をつけなくなると、日常の些細なイベントを遡れないように感じますが、何かしら写真に収めたりメッセージでそのことについて触れているので、自分で文字で記録していなくても遡れます。

例えば「◯◯が骨折したのって、パスタ食べた日でその写真撮ってたよな…」とか「びっくりしてすぐ△△にメッセージしたんだったよな」と遡ることができます。もちろん「□□の打ち合わせ中に連絡がきたんだった」のような、カレンダーのイベントから遡ることも可能です。

大体のことは何かとつながって覚えているので、日記として記録する必要がないと感じています。

記録が必要ならカレンダーやGoogle doc、その情報が一目でわかる写真で十分です。

気持ちを吐き出したい時はGoogle doc

モヤモヤしている時、悩みがあって考えを整理したい時に手書きで手帳に書いていましたが、私は手書きのアウトプット速度と自分の思考速度の乖離に耐えられませんでした。

しかも頑張って書いた割に、きれいに書いてるわけでもないから別に読み返すこともない。書き殴っているので、デコるスペースなども考えずにみっちり汚い字のみ。アウトプットが遅いのを我慢して手書きしているのに、成果物がこれじゃぁがっかりです。

私はタイピングの速度が速いので、何か吐き出したい時はGoogle docに書き殴ることにしたら快適になりました。

手書きの不便なところの一つとして、書き直すと汚くなるという部分も嫌でした。タイピングなら打ち間違っても、文章を言い直したくなってもすぐに対応することができるので、完璧主義が邪魔をしてノートが綺麗じゃないことにストレスと受けてしまう私には合っています。

日付がずれていたので鳥のシールでカバー。
書き間違っただけで、すごいストレス。

スケジュール管理はGoogleカレンダー

予定を手帳に書いていた時もGoogleカレンダーを使用していました。ただ相手から何か連絡をもらう予定(自分の締め切りではない)や長期間のプロジェクトのような特に仕事の予定・段取りについては手帳を使用していました。

手帳をやめてからは、それらもGoogleカレンダーに仕事の段取り用のカレンダーを追加して管理しています。「誰かが9月18日から2週間その作業をやる」なんてことがあれば、今までは手帳にマスキングテープで印をつけていましたが、今はGoogleカレンダーで2週間マークしています。

むしろそういう話題が出た時に、その場ですぐに入力できるので、Googleカレンダーにしてよかったです。

電話会議のような私のアクションが必要な物は、リマインダーを設定しています。

また、私は家族や友達にはイベントごとにお祝いを必ず贈るタイプですが、ちょっと管理が大変です。ちゃんと選びたいので、家族プレゼント準備カレンダーを作って、家族の誕生日やイベントのほかに、イベントの2週間前にリマインダーがくるようにしています。

これによって、数日前に慌ててオーダーしたら当日より1日、2日遅れてプレゼントが到着したということを防げます(北海道は通販の荷物が届くのに時間がかかる…!)。

todoリストはApple純正アプリのリマインダー

以前は朝か、前の晩にtodoリストを書いていました。今は思い出した時にアプリに日時も入力してリマインドしています。

以前は1日の流れがわかるようにやることを全て書き出していましたが、そこまではしなくなりました。

◯◯の無料トライアルを解約する、△△を返品するならこの日までに手続きする、誕生日プレゼントを送る締め切り日、誰かに何かを聞く、のようなカレンダーに入れるほどでもない、フワッと思い出したけどメモしておかないと絶対に忘れるタスクをたくさん入れています。手帳をやっていた時なら、付箋でどこかに貼っていてたようなことです。

これらのリマインダーは大切なので、スマートウォッチにも通知がくるようにしています。

また業務上Slackを使っているのですが、それもリマインド機能があるので金曜の夜にきたメッセージでも「月曜に対応する」みたいに思っていたらSlackのリマインダーを設定しています。

ちなみにSlackもメールも予約送信機能をめちゃくちゃ使ってます。

ハビットトラッカーは有料アプリ

習慣を記録するとモチベーションになるので手帳をやっている時もハビットトラッカーは好きでしたが、毎日つけるのがぶっちゃけめんどくさい。手帳を開いても忘れている日もあって、数日まとめて記録をつけることもありました。

iPhoneやiPadはいつも触れているので、こちらのほうがつけるのが楽。デジタルならではの長期的な振り返りや達成率もとてもわかりやすく気に入ってます。

私はHabitifyのライフタイムメンバーシップ(6100円)を購入しました。アプリに6100円って高く感じますが、文房具を買うとそれくらい一瞬でなくなるので、あまり高く感じませんでした。

ライフタイムメンバーシップなので、使わなくなってもまた使いたい時にいつでも戻れるという安心感があります。

使わない時は綺麗にしまっておかなくちゃいけないプレッシャーもないので気楽です。

手帳を断捨離しても大丈夫

文房具とたわむれるためにやっていたような手帳活動。生活を整えるためにも大いに役立っていたので、完全に断捨離するのは勇気がいりました。

しかし生活を見つめ直してみると、手帳活動を一生懸命していた時と、今の生活は同じではありません。

優秀なアプリもありますし、「今まで好きで続けてきたことだから」という理由で執着することより、今の生活に最適な方法を選びました。

文房具は友達の子供たちや仕事関係の人たちにもお裾分けして喜んでもらえました。特に友達の娘は、私が文房具をあげたことをきっかけにユメカワ文房具に目覚めたと聞いて、嬉しかったです。

いくら自分で可愛いと思って持っていても、やっぱり使わないなら、喜んで使ってくれる人たちにお裾分けしたのは良い判断だったと感じています。

今後は、たくさん文房具遊びを通して学んだ手帳術を活かして、しばらくは物質的なモノが増えないストレスフリーなスケジュール管理とプランニングを楽しんでいくつもりです。

私の民が楽しめるコンテンツをいろんな形で発信していきたいので、サポートよろしくお願いします。