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勝手に企業紹介~堀場製作所~

みなさん、こんにちは!

とどろきでございます。週に1度の企業紹介の時間です。

今回は堀場製作所を紹介しようと思います。

堀場製作所という会社はご存知でしょうか?

この会社は私にとって思い出深くて、人生で初めて、カンボジアに学校を建てた就活生に選考中に会った会社であります( ´∀` )

そんなスーパーマンがいたせいか、1次選考の集団面接で祈られてしまいました(笑)

さて、この会社の社是は面白く

「おもしろおかしく」

です。いかにも、失敗を恐れないチャレンジ精神旺盛感が伝わってきます!!!

それでは本題です。

■企業概要

■社名:株式会社堀場製作所 (HORIBA, Ltd.)
■本社所在地:〒601-8510 京都市南区吉祥院宮の東町2
■創業:1945年(昭和20年)10月17日
■設立:1953年(昭和28年)1月26日
■資本金:120億1千1百万円
*2019年12月31日現在
■連結売上高:2,002億4千1百万円
*2019年度
■株式上場:東京証券取引所第1部
■営業品目:自動車計測機器、環境用計測機器、科学計測機器、医用計測機器、半導体用計測機器の製造販売。分析・計測に関する周辺機器の製造販売。分析・計測に関する工事、その他の建設工事ならびにこれらに関する装置・機器の製造販売
■グループ従業員数:8,288名
*2019年12月31日現在
■おもな国内拠点:京都(本社)・滋賀・東京・北海道・宮城・栃木・神奈川・静岡・愛知・大阪・香川・広島・福岡・熊本 
■おもな海外拠点:オーストリア・ブラジル・カナダ・中国・フランス・ドイツ・インド・インドネシア・イタリア・韓国・ポーランド・ロシア・シンガポール・スペイン・台湾・タイ・イギリス・アメリカ・ベトナム

技術系はほとんど京都ですね。また海外拠点がかなり多いですね。

■なんの会社?

pHメーターの掘場というのは昔の話で今は、排ガス測定の堀場と言われるほど自動車業界向けの製品が売れています。

元来、堀場は5つの物理量を「はかる」コア技術を持っています。

気体中の成分をリアルタイムに分析する「赤外線計測」、
流体の流量を瞬時に測定・制御する「ガス流量制御」、
粒子の径・数・重さ・成分などを測定する「粒子計測」、
紫外光、可視光、近赤外光を用いた「分光分析」、
液体中の成分を測定する「液体計測

これらを応用し、排ガス測定などの自動車計測以外にも、環境用計測機器、科学計測機器、医用計測機器、半導体用計測機器の計5種類の計測機器を販売しています。

所持している製品は1000を超えるらしいです。前回紹介した日本ガイシと同様にニッチを責める精密機器メーカーの会社です。

■キーワード

「はかる」ことが使命
・売上高に対する研究開発費は10%とメーカーの中では高め
・とにかくグループ企業が多い。50くらい。M&Aしまくり
・社員の60%が外国人
・おもしろおかしくをモットーにチャレンジ精神
はかるから派生してお客様の開発を最適にするソリューションを提供することに力を入れている。
ホリバリアン・・・社員みんなファミリー!!!

堀場を表すのはこの7つかと思います。とくに最後はホリバリアン・・・
ユニークですね!!!

■事業

①自動車計測システム事業
2019年度売上高810億円

エンジン排ガス装置が売り上げのほとんどです。

エンジン排ガス装置の世界シェアはなんと80%です!!!
様々な動力源の排ガスに対応できていることからも世界シェアが80%であることに納得がいきますね!!!

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堀場アニュアルレポート P36より

排ガス以外にも、他にも山ほど自動車の評価用製品が山ほどあります。ブレーキ関係であったり、ご興味があればHPをのぞいてみてください。
堀場HP

また、製品だけでなくて、滋賀県に自動車のテストセンターまで用意していたりと自動車関連に力を入れている感が伝わってきます。

②半導体システム機器事業

2019年度売上高 471憶

マスフローコントローラーの売り上げがほとんどです。
マスフローコントローラーの説明は、このページを参考にしていただけばと思いますが、簡単に言うと、半導体の製造過程でガスを使用するのですが、このガスの流れる量を正確に制御するための装置です。

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この製品は世界トップシェアであり、半導体産業の技術進化に貢献しているとのことです。
他の半導体開発工程を評価する製品も山ほどありますので、ご興味があればご覧ください。

③医用システム機器事業

2019年度売上高 253憶

「診療の現場、患者の近くで検査する」という考え方であるPOCT(point of care testing)のもと、血球を測定する医療機器を作っています。山ほど製品がありますが、ほとんど血球を測定する製品らしいです。

④環境・プロセスシステム機器事業

2019年度売上高 195憶

地球環境保全のためであったり、生産、品質管理プロセスのための計測技術を提供する事業です。かなり広い範囲をカバーしている事業ですね。
測定対象は、ガス、水質、温度、光沢、放射線です。
ガスだとPM2.5を測定できる製品であったり、船舶排ガスまで測定できる製品があるらしいです。

⑤科学機器事業 

2019年度売上高 271憶

この事業が一番幅広いように見えます。
ラマン分光に始まり、粒子径計測器、水質計測まで、多種多様な製品があります。ライフサイエンス向けに分析装置を売り出そうとしているようです。堀場の代名詞のpHメーターもこちらの事業です。

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■顧客

顧客は各事業ごとに異なっています。
①自動車計測システム事業
 自動車メーカー
 自動車部品メーカー
 官公庁
②半導体システム機器事業
 半導体製造装置メーカー
 半導体デバイスメーカー
③医用システム機器事業
 血液検査センター
 中小病院
 開業医
④環境・プロセスシステム機器事業
 電力会社
 官公庁
 製造業
⑤科学機器事業
 製造業/研究機関
 大学/官公庁
 電力会社

■競合

競合他社は堀場製作所のHPに書いていました。珍しいですね。。。(笑)
事業ごとに個別の競合はあるとは思いますが。。。
競合はここに書いています。
島津製作所、横河電機だそうです。

■面白そうなこと

私が興味をもったことは2つあります。

1つ目は、IoTを使ったビジネスです。アニュアルレポートには、HORIBAが力を入れることとして、データマネジメントシステムの強化「製品導入からリプレイスまで、全方位でのお客様サポート」というものがありました。

以下、アニュアルレポートより引用
お客様が持つ試験設備の効率改善に寄与する稼働データをモニタリングするシステムから、計測データをHORIBAが解析し、課題解決につなげるコンサルティングまで、データマネジメントビジネスの強化に取り組みます。
HORIBAは、1,000を超える製品群のなかからお客様に最適なソリューションパッケージを提供し、保守点検からリプレイスまでトータルにサポートするビジネスモデルを築いてきました。今後は、今まで見えなかった情報の定量化により、新たなアプローチからお客様の課題解決に貢献する、データマネジメントの領域にもビジネスを拡大します。

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装置の稼働状況を装置からクラウドに飛ばす仕組みを入れておいて、故障時に即解決できるようにするとかですかね。。。様々な機械メーカーでこのようなことをやり始めていますので、堀場にも要注目ですね!

2つ目は社是「おもしろおかしく」を体現する制度です。

アニュアルレポートにも書いていましたが、失敗を恐れずチャレンジすることを評価すること、オープンな開発の場を提供することを行っているようです。
失敗を恐れずチャレンジすることに関しては、加点方式というものを採用しているようです。チャレンジすると加点されるだけ、失敗しても減点はない。成功したら加点されるというチャレンジすることをサポートする制度があるようです。多くのメーカーは失敗すると左遷されたりすることもありますので、この加点方式が本当であれば嬉しいですね。
オープンな開発の場というのは、経営陣から情報を一方的に伝達されるのではなく、双方向に情報を共有できるというものです。経営陣に現場から情報を伝えられるというのは素敵ですね。

他にもブラックジャックプロジェクトやステンドグラスプロジェクトなどもありますので、興味があればHPを見てみてください。

■まとめ

堀場製作所はチャレンジ精神旺盛なベンチャースピリットをもった会社
自動車の排ガス測定の会社だけど、ほかにもたくさん

という点を覚えておいていただければと思います。

本記事は全てネットから拾ってきた情報です。社会人のコネで・・・みたいな情報は一切ございません( ´∀` )

従いまして、堀場の従業員から見たら「そこ違うよ!もっと進んでるよ」みたいなこともあるかもしれません。

そこは説明会やOB訪問で確かめていただければと思います。

以上となります。もしご不明点、コメントがあれば、本記事へのコメントかtwitterもやっておりますので、是非ご連絡ください。

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