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キッズ携帯を買ったときの話

4年生から長男が塾に行くことになって,送迎の連絡用にキッズ携帯を買った。そこで,簡単な実験をやった。

僕 「この携帯電話,アルミホイルに包んだら,どうなると思う?」
息子「電波が届かないんじゃない?」
僕 「じゃぁ,実際にやってみよう。」

 息子は家の電話から自分の携帯に電話をかける。お客様のおかけになった電話は・・・というメッセージが流れる。

息子「ほらね。」
僕 「サランラップで包んだ場合はどうだろう?」
息子「電波が届くんじゃない?」

 サランラップは電波が届く。

僕 「どうして,サランラップは電波が届いたのかな?」
息子「薄いからじゃないかな?」
僕 「そうしたら,少し厚い,この紙袋で包んだ場合はどうだろう?」
息子「この紙袋は厚いからとどかないんじゃない?」

 紙袋でも電波が届く。

息子「あ,届いた。厚さは関係ないのかな?」

僕 「これは,紙やサランラップは電波を反射しないけれど,アルミホイルは電波を反射するからなんだ。どういうものが電波を反射するかわかる?」

息子「どういうものが反射するの?」
僕 「ヒントは色だよ。」
息子「ピカピカ光っているものが電波を反射するの?」
僕 「そうだね。電波も光の一種なんだ。ピカピカ光っているということは光を反射しているから,電波も反射することが多いよ。」

僕 「ただし,注意が必要なのは,ピカピカ光って見えるのは,"目に見える光"が反射しているからで,"見える光"が反射してても,"見えない光"である電波は反射しない場合もあるんだよ。」

息子「見える光と見えない光ってどこが違うの?」
僕 「その話は,人間の目について知らないと駄目だから,また明日してあげるよ。」

***
 大学教員の子供の塾選びは難しい。というのも,大学で教えている学生が塾講師をしているからだ。気にしすぎなのかもしれないが,教えている学生が講師だと,なんとなく気まずい。教える方も,教員の息子だとちょっと気まずいんじゃないかな。

 そうしたら,学生が塾講師をしていない塾にすればいいのだが,そういう塾は,たいてい中学受験をバリバリやっている。いままでのんびり勉強していた息子には,そういう塾は厳しい(学校の勉強とはあまり関係ない理科とか算数の話はしているけれど,学校の勉強はあまりしていない)。それに,中学受験用の勉強だけをするというのも避けたい。

 いくつかの塾を見てまわり,学生が講師をしておらず,それほどバリバリではないと思った塾に決めた。どうだろうか。

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