PR担当のためのエンジニアが採用できる地道なPR活動
株式会社トドオナダ代表取締役社長の松本です。弊社は本気で頑張るPR担当者さまを全力で応援する会社です。
以降お見知り置きください。
エンジニアの採用は難しい
私は20年以上IT業界でエンジニアをしておりますが、エンジニア採用の難しさを身に染みて体感してきました。
まあ採れない。
よくわからないキャッチコピー
まず20年間のエンジニア採用経験で私が一番苦労したことはその時々でよくわからないキャッチコピーに振り回されること。
例えばこんなもの
上流工程
自社開発
服装自由
プロダクトを持った会社
リモートワーク
イケてるスタートアップ
GAFA
エンジニアはこれらのキャッチコピーをどっからか仕入れてきます。それによって自分の今後の人生の青写真を描いて転職活動を開始します。
このキャッチコピーに当てはまらなければ応募を得るのは難しいです。
よく知られたTech企業
こんな記事がありました。アプローチが技術的で素晴らしいです。
この記事をみて
そうか弊社にはTechブログが足りない!!すぐエンジニアに書かせよう絶対バズるに違いないエンジニア入れ食い!!
って思ったPR担当の方。エンジニアに嫌われます。
この例で私が伝えたいことはTechブログを書けではありません。エンジニアに知られたTech企業は150社ということなのです。この150社に入らなければ応募もないということです。
そんなの無理って思うじゃないですか。
あるゲームアプリ企業のPR責任者の方にお話を聞いたとき
エンジニアの第一志望はメルカリ。メルカリ以外優秀なエンジニアをとることは難しい。
と聞きました。このメルカリさんという部分は20年間変動していて、ある時期はDeNAさんある時期はmixiさんだったこともありました。
TechブログのPR効果があることはわかります。ただPR担当者さんが付け焼き刃で書けるものでもないですし、人が足りないんだからエンジニア採用しているわけですから、これ以上エンジニアに負荷かけたらエンジニアに嫌われます。
順番的には
自社の認知 → 自社のイメージ → 応募 → 選考 → 採用
Techブログの役割は選考、採用(優秀なエンジニアとの出会い)の確率を上げる方法であって応募を稼ぐ方法ではありません。まずはエンジニアへの自社の認知を最優先にすべきです。
お手本をみつけてPRする
先ほどの記事で上位にランキングされていた企業のメディア露出数を弊社運営のQlipperを使って調べてみました。私は社長なのでタダで自由に使えます。
クックパッドさん、ミラティブさん、SmartHRさん、ROXXさん、BASEさん、スマートキャンプさんの社名でモニタリングしました。
かなりギザギザしていますね!実はこのギザギザが特徴的なんです。
これは定期的にプレスリリース配信を行っていることを表しています。また6社ほとんどペースが同じなことも特徴的ですね。
上記の画像はプロダクトと社名が同じクックパッドさんとSmartHRさんのモニタリングは「株式会社」を含む形で調整しています。プレスリリースは配信主体を記述する必要あるのでそういう形でフィルタリングしてます。
「株式会社」をはずすとこちら。日毎に0件になる様なことは少なくなりますね。
知られたTech企業になるならPR活動のお手本をみつけましょう。
PR活動を比べて真似しよう
この様にプレスリリース配信を地道に続けることが応募につながっていく。またプレスリリースを配信するペースも重要だと思います。
前述のよくわからないキャッチコピーはHRエージェントさんが都度教えてくれると思います。(彼らが作っている可能性も...)
配信数、配信ペース等のお手本を見つけて真似してみるなどPR活動の戦略に利用してみて欲しいなと思います。
まとめ
PR担当の方がエンジニア採用という難題を解決するなら、エンジニアに好かれる会社を徹底的にHackして真似することをお勧めします。
認知度は記事化というよりプレスリリースのペースや転載先などをイメージして行うとよいと思います。
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