見出し画像

東京へ視察に行く意味はどれだけあるのか問題Vol.09

随想

東京へ出張に行った。
行政の人といくつか視察に行ったのだけれど、メインテーマはオープンイノベーションやスタートアップと地元企業の共創の仕組みを学ぶとかそんなもんだと思う。ぼくの主たる目的は大企業などで新規事業をしている人たち/そういう人たちが集まる場の運営側の人たちとのネットワーキング。

ぼくはいま主にゼロイチの人たちを支援と海外スタートアップの日本進出支援みたいなことをやっている。それは来年度も引き続きやるのだけれど、0→1だけでなく、1→100くらいのことも求められ始めていて、その足掛かりを探している。具体的にはビジネスマッチングの手札を増やしたい。

スタートアップってようはアメリカのシリコンバレーでイケイケの会社のことでしょ?みたいなイメージを持っていると、破壊的イノベーションを起こして保守的で時代遅れな会社を退場させて新陳代謝を促す…的なことを日本でもってことになろうと思うけれど、良くも悪くもそんなことは起こっていない。それは人材の流動性や政治やいろいろ要因があるのだろう。

で、似た環境なのがヨーロッパ、とりわけフランス。同じように大企業が多く、保守的。

かつてはスタートアップ不毛の地だったのだけれど、2013年からはじまった「la French Tech」というスタートアップを創出するプロジェクトで「ユニコーン企業を2025年までに25社立ち上げる」という野心的な目標と掲げていて、2022年1月に3年も前倒しで達成している。

成功要因はいろいろ複合的だろうと思うのだけれど、1つ注目なのが、大企業とスタートアップの協業が多いと言われている。つまりは、広義のオープンイノベーションが活発だとされている。

スタートアップの新しい技術やソリューションを大企業に導入して新製品の開発につなげたり、効率化させたりして大企業とスタートアップ双方にwin-winの関係ができていると。その代表例がLVMHとビバテクノロジー。それについては以前少し書いた。

で、オープンイノベーションというと大げさだけれど、企業とパートナーシップを結んだり、企業の持つアセットを活用、効率化させて企業にもスタートアップにも良い関係を築くことは日本でもできるのでは、そしてそれは10→100くらいのインパクトにはなるのでは、という仮説の下、スタートアップとの協業に関心ありそうなところを訪ね歩いている。

それで、そういうスタートアップとの協業やスタートアップに関心ある会社ってやっぱり首都圏に本社を置く会社が圧倒的に多く、オープンイノベーションや共創、新規事業開発みたいなのをテーマにしたコワーキング施設というのか、インキュベーション施設と呼ぶべきか、イノベーション施設というのか、そういう場に顔を出しにいった、というわけ。

具体的にこちらから提供できるものが少ないので、視察というかたちになってしまうのだけれど。

で、いくらか施設を周って、いろんな取り組みであったりを見聞きして、ふむふむなるほど勉強になりますと言ってきたのだけれど、施設運営とか取り組みという観点から、果たしてこんな視察意味あるのかと思ってしまった。

だって前提条件が違い過ぎるから。
たとえば、サムネの画像は渋谷QWS。渋谷スクランブルスクエア内にある共創施設。クリエイティビティを刺激したり、ちょっとしたなにか新しい気づきをうむような仕組みをつくっている。

いろんな企業の新規事業の人たちが利用していて…みたいなことを言っていて、とても良い施設だと思う。けれど、それが地方都市で参考になるかというとならないと思う。

1日約250万人が利用する渋谷駅直結のビル内にあるし、渋谷は日本のスタートアップの集積地であるし、若者多いし…といろいろと地の利のあるところにある施設なわけで、そりゃ大企業は入ってくるでしょと思う。スタートアップや若者と接点持てそうだし、自分たちで渋谷でオフィス借りるより安いし。

参考になるかというとならんでしょ。ロケーションが大事以外。

細かいところでなるほどと思うところはあったものの、広義で新しいことなんてやってない。あと、たぶんだけれど、フェーズも異なる。

むしろ、なんでそんな環境で事例として出せるような共創やイノベーションが起こってないわけ?とすら思ってしまった。

恵まれない、地方のひねくれ者の愚痴だと思ってくれていい。



What I did in week9 (2/25-3/2.2024)

  • CPA:今年全科目合格!

    • 1月目標FAR2,3,4の単位取得(未達)

    • 2月中にFAR2,3の単位を取得する:未達

      • FAR2だけ

      • 大きな仕事終わったから落ち着くかと思ったのだけれど、年度末だった。来期のプロポとかけっこうやること多くて、なかなか自分のことに時間さけない。ま、言い訳。

長らく、積読になっていたものを某ポッドキャストの影響で、そうだ、ぼくはベンチャーのサポートだからこういの読まなくっちゃと改めて手に取って読んだら面白くて面白くて。非常に濃い。著者は言わずもがな、サイバーエージェントの藤田さん。本書はサイバーを創業して上場、ドットコムバブルが弾けて底打って盛り返してきたところまで。ポイントは、当時を振り返って書いてるではなく、盛り返してきたときに書いてる。藤田さんが31歳のときに。だから、創業当時などまだ記憶が鮮明。こういうのめちゃくちゃ貴重。

印象に残ったのは週110時間休みなく働く。猛烈に働くって具体的にどういうことよ?って思ったりするわけだけど、110時間かーと。単純に7で割ると1日あたり15時間かと。本書の中にも書いてるけれど、初めの方なんてやることそんなにないからドメイン知識勉強するみたいなことを書いてあって、そうかそれも仕事かと逆に学びになった。となると、ぼくの読書は純粋な読書というより仕事のためのインプット読書が多いわけだから、ほぼ仕事。


  • 英語

    • Blog: 英文ブログ週1回は更新

      • done

    • : 月1冊は洋書ないし英論文を読む

      • Crazy is a Compliment by Linda Rottenberg

        • いま読んでる本。エンデバーという世界中でインパクトスタートアップの支援をしてるNPOの代表の本。

        • まだ30%くらい。

      • On Writing: : A Memoir of the Craf by Stephen King

        • スタートアップの本まだ読んでないのに、英語ブログの文章力がなさすぎて絶望したので、スティーブンキングのエッセイを読み始めた。ぼくの中ではこの本は村上春樹のエッセイのようなものだと思っている。500円ほどで安いのでついついポチってしまった。

  • Workout : 今年中に70kg代へ!

    • 1月末までに90kgきる。92kg→89.7kg目標達成

    • 2月目標は2月末87kg代。2kg落とす。未達

    • 88.6kg→89.5kg→88.8kg→89.6kg

      • カロリー計算を始めた。この1週間、大幅に摂取カロリー<消費カロリーになっている。でも、体重落ちてないのでなんなんだろう。そんなにすぐ効果あるわけではないと理解してるけど、ちょっとへこむ。月初より体重が増えたのはタンパク質多めにとるようにしたから筋肉がついたから、だと信じたい。

      • ここも、少しずつではあるけれど、どんな栄養取ればいいかとかバランスとか知識を深めつつ試行錯誤している。

      • 前までの、ざっくり野菜食べたからいいでしょとか、ちょっとご飯の量減らすかみたいな頃よりも大幅に進歩。

Summary in February

新たに目標とゆるい行動規範的なものを決めて週次で振り返り始めて、2か月経ったわけだけれど、洋書を月に1冊読みつつ、日本語の本も2冊というのはハードルが高そう。ビルゲイツが2週間に1冊と言っていたから、彼ほど忙しくないぼくは余裕かなと思ったのだけれど、そうでもないようだ。

これはぼくのリーディングスピードが遅いが故のことなのだけれど、悩ましい。それでも続けないと、いつまで経っても読むの遅いままだし、成長しない。けれど、それによる逸失利益というか、翻訳されたものを読めば何倍ものスピードで情報を吸収できるのにな…という葛藤の中にいる。

あと、やはりとうか、USCPAの勉強もなかなか捗らない。本業が忙しいとか、忙しくなくても夜返ってくれば、エネルギーゼロで参考書を開く気にならないとか、かといって朝型のぼくも5時とかに起きるのは苦痛ではないのだけれど、冬であるこの時期はまだまだ暗いし、寒くてふとんから出れないという情けないありさま。優秀な人はこんなこと言い訳にしないし、時間がないならないなりに工夫が必要だけれど、ぼくはエネルギーがゼロのときはマンガを読んだりYouTubeを垂れ流しにしてしまったりしている。自己嫌悪。

減量は、月末からあすけんで食事のカロリー計算も始めた。いまのところ順調。3日坊主にはなっていない。そして、カロリーも抑えめになっている。運動もしてるし、これで体重も減っていくはず。5月くらいに83kgになっていればいいなという中間目標。ぼくの睡眠時無呼吸症候群が肥満が原因なら70kg代になれば治るのではと思っている。

とはいえ、2月の前半は体調不良だったし、ここからここから。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

今週の振り返り

サポートはいつでもだれでも大歓迎です! もっと勉強して、得た知識をどんどんシェアしたいと思います。