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スタートアップエコシステムをつくる!って上場企業かユニコーンをつくることだよね?

グローバルマーケットで戦うということ

ぼくにはあんまり関係ないかなと思って、読んでなかった日本取締役協会のグローバルを目指すスタートアップ企業への提言をいまさらながら読んでる。

これ、最初の方にスウェーデンのスタートアップが盛り上がったのはSpotifyがユニコーンになったからで…みたいなことを書いていて、いろいろつながった。

最近ちょくちょくオーストラリアのスタートアップ界隈の話を聞くようになったんだけれど、これはCanvaがユニコーンになったおかげで地元のVCが超絶潤ったから。

じゃあどうやったらユニコーンになるのよっていうと、グローバルマーケットで評価された(市場をとった)から。

で、そういうグローバルスタートアップが生まれると、そこで働いていた人たちが「マフィア」になって、さらに新しいスタートアップを立ち上げる。それこそペイパルマフィアのように。

この流れって世界中で起こってる。南米のコロンビアにもアメリカのトップ投資家がわざわざ出向くようになってる。だってそこからユニコーンが生まれたから。

かつて、年収は住むところで決まるって本では、南米は投資対象ではなく、そこで生まれたスタートアップも、大きくなればアメリカに本社を置くようになるから高度人材は南米には居つかない的なことを書いていた記憶があるけれど、それも隔世の感になりつつあるのかもしれない。

何年か前に、エストニアとかあのあたりのスタートアップを支援するVCはある程度サービスができたらYコンビネーターに送り込むんだよ、的な話を聞いて、当時は意図がいまいちわからなかったんだけれど、そうやてアメリカで修行兼、投資家を探して投資してもらってバリュエーション上げるのとスケールする人材を確保するっていうグローバルマーケットで戦う(+地元のスタートアップエコシステムを強化する)上での戦略だったんだなと今更ながらに納得した。

バリュエーション低い上場ならあまり意味なくね?

で、スタートアップエコシステムをつくるという観点でいうと、50億円規模のIPOならあんまり意味ないんじゃないかと思ったりする。株もらって辞める社員はいても、あまり比率高くないだろうから、下の世代を応援しようなんてならないんじゃないかとか、そもそもあまり儲からなかったら、次のファンドのお金集まらないんじゃないかとか。 

とはいえ、スタートアップ過疎地の神戸(スタートアップの上場はまだない)という現在地を考えれば、小さな成功を積み重ねていくしかないのかなとか、いやスタートアップは非連続な成長を遂げるものだからコツコツじゃない、行けるときに行くべき!とかいろいろ考えてしまう。

そもそもスタートアップエコシステムっていう定義もよくわかっていないのだけれど。


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