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隊員連絡所はぼくにとっては良くないということがわかった

プールがない。

今回総会で宿泊したのはいつものハーモニースイーツホテルではなかった。そして指定された宿泊所はAirbnbでホテルですらなかった。

これは横暴だ。厳重に抗議しないといけない。朝夕のプールでのリラックスタイムをぼくは毎回楽しみにしているというのに。JICA事務所がセントビンセントにない関係で毎度飛行機で飛ぶこと30分。ハードな移動をしているというのに、プールにひたるわずか数十分すら許容されないなんて。

今回の宿は、以前セントルシアで犯罪被害(空き巣、住居侵入及び強盗)の被害にあった隊員たちが一時避難していたときに使われたところ。

広いリビングと個室が4つ。セントルシアの地方隊員が3人、セントビンセントの隊員3人がきれいに収容できる。

調整員さんには事前に「いやぁ、今回の宿は良いよ。ふふふ」と心から嬉しそうに、ぼくみなさんのためにやりましたよ感とともに知らされたけれど、海を越えてやってきたセントビンセント隊員とのニーズのギャップが激しい。ぼくらはプールを、そしてそのサイズによって良い宿かどうかを判断している。

調整員さんやセントルシア隊員の言い分はわかる。

隊員連絡所という、こういう総会などで地方の方から多くは首都にあるJICA事務所にやってくる隊員が泊まれる施設がないセントルシア事務所は、隊員同士が集まる場所、溜まる場所となればレストランになるし、そうなると帰りが遅くなるとタクシー代が高いし夜の治安的に不安。かといって、首都隊員の部屋も大人数の隊員を収容できるわけでもない。

何か良いアイデアはないか。

そんなときに出会ったのが青汁でした。

というわけではなく、この物件だった、というわけ。JICA事務所まで徒歩3分。大きなスーパーまで徒歩30秒。カジノまで10秒。カフェまで1分。ビーチまで6分。最高のロケーション。

最高のロケーションを最高の仲間たちとともに。

調整員さんの気持ちが手に取るようにわかる。だって、そこに泊まってた避難民たちもそこを推してたんだもの。

さて、半分冗談の話をこのへんにして、タイトルの回収といこう。

総会の前日にセントルシアに入り、総会の翌日早朝7時半ピックアップでセントビンセントに帰るといういつも通りの2泊3日の日程。

結果からいえば、2夜連続の深夜までの深酒。2日目の夜にいたっては4時過ぎくらいまで飲んでた。この2日間のぼくの睡眠時間は合計で5時間くらい。(朝5時半くらいに起きてふらふらしながら律儀にnote書いてた)

普段会えない人たちと半年に1度会う。半年に1度、気苦労を分かってる人たちと腹を割って話せる。少しばかりハメを外しても良い機会。

酒を浴びるように飲む理由はいくらだってでてくる。

期せずして深酒する。

だって終わりがないもの。

閉店時間がないから。スーパーで(レストランより)安く酒を多めに買ってきてるから余る。余るともったいないから時間をかけて飲む。

みんなの体力の限界が来たころにお開きになる。

さっと飲み食いして、さっと解散を信条にしてるぼくは普段やらないこと。よっぽどでないと2次会もいかないし。

でも今回は、ぼくもその場に泊まってるっていうので、逃れられなかった。

まあぼくも飲んだし騒いだし、寝てる人から名指しでうるせーとキレられたんだけど。そう、ぼくは人一倍周りに流されやすいタイプ。

でもやっぱり、本をゆっくり読む時間が取れなかったのがしんどかった。note書くのも、ぼくは遅筆だからそれなりに時間がかかるし、いろんなことに思考をめぐらせたかったりする。ぼく個人の意見を言わせてもらうと隊員連絡所はいらないかな。

他の国の事情は知らないけれど、ボリビアかどこかも毎回連絡所近くの住民からうるさいと苦情が来るようだ。

半年に1度のガス抜きの必要性は理解できるのだけど、こういう交流から隊員同士の強固な結びつきが生まれるというのもわからないでもないけれど。

セキュリティー面でちょっと不安だったり、カジノの前だからうるさいとか、ぼくのように平穏を求めてる人からいろいろと意見があったから次回の総会はどうなるかわからないけれど、これはこれでおもしろかった。

次回も、と言われると閉口するけれど。

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