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Farewell partyはロブスターとともに。祝シーズン開幕!

辺境の地で苦楽をともにしてきた台湾人ボランティア、リーが来週帰国する。

5月に帰国したジョアンは「私には、1年でも長すぎた…」とぐったりしていたけれど、リーも同様に、やっと解放される、故郷に帰れると冗談めかして言っていた。

彼女らの上司によると、ここで活動をする上での共通の課題はこちらがもっと教えたいと思っていても相手側にその気がなく、そうこうしている内に消耗し、任期の1年が過ぎることにあるのだそうだ。

ほとんどお決まりのように、任期が終わるボランティアには別の任地でまたボランティアやらないかと声をかけるそうだけれど、ジョアンもリーも断っている。おそらく、どうなるかの過程も結果も今回の経験からかなりの精度で予測できてしまったのだろう。

ジョアンは実家のある台中に戻ったあと、台中で仕事を見つけたけれど、早々に辞めて台北に引っ越し新しい仕事を始めたらしい。

リーはどうするのだろう。

ちょっと聞いてみたかったんだけれど、結局聞かなかった。

なんてったって、今回のパーティー、ロブスターがあったから。

顔見知りの漁師に何度も連絡して、とりあえず漁にでてはくれることにはなっていた。

たぶん、無理だろうなと誰もが思っていたのだけれど、ふたを開ければ大量。

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合計14匹くらいいて重量5㎏くらい。そしてお値段、破格の4,000円ほど。これ、めちゃくちゃ安い。

レストランだと、サイズにもよるけれど1匹4,000円はするだろう。

たぶん、シーズン開幕直後で、禁漁期間中にすくすくと育ったゆとり君たちなのだろう。この時期はこうやって簡単に獲れるのかもしれない。そしてシーズン終盤に向かい取れ高が減り値段も高騰していくのかもしれない。

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とにかく、これはうれしい誤算で、BBQにしたり、茹でたり、みそ汁に入れたり色々できるぞと考えながらワタ抜きをした。

ロブスターのとげとげの触覚を1本15㎝ほど切って、それをロブスターの肛門に突き刺して引っこ抜く。とげとげに絡めとられた腸が引きずりだされる。

この処理をするのとしないでは味が全然変わってくるのだそうだ。もししなければ、とても苦いらしい。

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そして頭を取ると、おいしそうな身が姿を現した。刺身でいけるのでは、とかつまみ食いの誘惑を抑えて蒸し器へ。

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その他、春巻きを作ったり、

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ファン(台湾人)が乾燥タピオカを台湾から持ち込んでいたので、ホンモノのタピオカミルクティーを作った。

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やっぱり全然違った。ぼくらが作ったのとまず食感が異なる。似ても似つかない。あと、黒糖は大事。ブランシュガーにはない風味がでてる。

セントビンセントでこれは再現できない。

トリニダード・トバゴの日本大使館の人によると、トリニダード・トバゴの中華系の雑貨屋には乾燥タピオカがあるらしいが、改めて思ったのは、味自体はそこまでおいしいわけではない。

まぁ、苦労してトリニダード・トバゴから引っ張ってきたところでセントビンセントでは流行りはしないだろうなあ。

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とにかく、いろいろ調理開始から3時間、7~8品の料理がすべてでそろって完成。

鮮度抜群だったからかな、ロブスターめちゃくちゃうまい。最高。

いっぱいロブスター食べるぞと息巻くも、1匹で十分。かなりボリュームがあった。

という、とにかく大漁のロブスターを自慢したかっただけの日記。

DAY242

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