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ぼうののう#5「🍙」

優しさの詰まった漫画を読み始めた。
言葉選びや絵のタッチなどから、なんとなく最近のものではないんだろうなと思う。
時代が変わっても大切な、大切と言って片づけられないような、柔らかくて丸いものがいっぱい浮かんでいるような、そんなものが、確実にあるのだなぁって思う。ちょっとずつ優しさが伝染して、抑えていたものが溢れて、いい顔してて、嬉しくなる。

私は最近、優しいってことがよくわからなくなっていた。伝えることと伝えないことの優しさの違いとか、どの言葉を選ぶかとか。人前で伝えること、二人きりで伝えることで届くものは同じじゃなくて、誰かに優しいことをしてみたら、違う誰かに優しくないってこともある。

私は、どんな優しさを選ぼうか。

インターンに参加しないか?と誘ってもらったとき、かなり時間に余裕を持って向かったのに時間通りに辿り着けなくて、帰りには椅子に置いていたカバンを掴み損ねて落として、そんなポンコツなのに、君おもしろい!って本当の顔して言ってくれた人がいた。なのに私は意味不明怖い!と思ってしまって連絡しなくなってしまって、少し後悔している。失敗して反省してるのが分かってて、だから何も言わずにただ許してあげるでもなく、包み込むような感じが、今までになくて拒絶反応が出てしまった。それってでも、すごい。知らなかった。そんな風にできるんだなって。私にもいつかできるかな。そんなことすらおもしろがっていけたらいいな。なかなかできない難しいことだろうけど、今はそういう感じがいいかな、と思った。

私の背中にあるおにぎりの具はなんだろう。
絶賛、それが見えないところ、想像できないところだったから、自分では見えないもんよってただそれだけを教えてくれるだけで、心が軽くなった。この人の喋ってること、いっぱい素敵だ。ここに生きているこの子も、なんて素敵だろう。

人間はもちろん、生き物みんなに優しくなりたい気持ちになった。この作品を好きだって言った人のことも、もっと好きになった。
好きがいっぱいだ、、溢れてしまうな〜〜


⬇︎ グループ展に参加します、の写真

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