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アイスランド一周セルフドライブ(DAY 3 後編 セリャラントスフォス~ヴィーク)

未知の国アイスランド3日目。ハイランドエリアでの感動も束の間、本来のルートであるリングロードへと時間をかけて戻り、人気のスポットへ向かった。

☆アイスランド一周の旅程☆
DAY 1 アイスランド到着 南部 ブルーラグーン レイキャビク
DAY 2 南西部 ゴールデンサークル セルフォス
DAY 3 ハイランドエリア 南海岸 ヴィーク
DAY 4 南東部 ヴァトナヨークトル国立公園
DAY 5 東部 イーストフィヨルド エイイルススタジル
DAY 6 北部 アークレイリ
DAY 7 南部 クヴィートセルクル レイキャビク
DAY 8 西部 スナイフェルスネス半島 レイキャビク ケプラヴィーク国際空港
DAY 9 アイスランド出発


DAY 3 南海岸 ヴィーク

ハイランドエリアからオフロードを走り切り、リングロード(国道1号線)へ。ここからはセルフドライブツアーとしては正規のルートとなる。
(※ハイランドエリアはツアー会社からは特に推奨されていない。あくまでも自己責任のルート。)

リングロードに戻って王道観光エリアへ

まずはガソリン補給 初めてのガソリンスタンド

ハイランドエリアの最深部まで行く勇気が無かったのは、時間とルートのリスクとガス欠。初日、2日目とガソリンの入れ方に自信が無かったので、後回しにしていたツケが回り、不安に煽られていた。
Google Map上にも内陸部はほとんどガソリンスタンドが無く、やはりリングロード近辺に行かないと無さそうだったので、ルート間違いをしないように走っていった。

そして小さな町に着き、ガソリンスタンドに入ることができた。

初給油 10,000Kr分 31.37リットル・・・

セルフのガソリンスタンド。
クレジットカードを入れて、金額を設定し、給油開始。
とりあえず10,000アイスランドクローネを入れてみたが、噂通りの高値。
ちなみに1アイスランドクローネは日本円で約1円。つまり10,000円で31.37リットル。
まだハイブリッド車だからいいけど、この先の恐怖を覚える。

Hotel Katla

気を取り直し、ヴィークという町の先にあるホテルへ向かった。
途中、セリャラントスフォスやスコゥガフォスといった滝が見えたが、まず先にホテルへチェックインし、溜まっている洗濯物と夕飯にありつく事を優先した。

今回の旅行で一番の部屋

今回のホテルも予想以上に豪華だった。安ホテルを想定しており、どこのホテルでも食事無し、バストイレは共同だと思っていたが、ここのホテルも朝食付き、バストイレ付き、外にはホットタブもあるオシャレホテルだった。
朝食も種類が豊富、しかもどれも美味しい。後でネットで調べたらやはりいい金額だった。改めて早めの予約をしておいてよかった痛感した。

朝食ビュッフェの様子
テーブルウェアもおしゃれ
ワッフルメーカーもあり 充実の朝食

SMIDJAN BRUGGHUS ヴィークのハンバーガー屋さん

ホテルの話の流れで朝食を入れてしまったが、チェックインし、運転をしていた自分は小休憩、嫁さんは洗濯をし、20時を過ぎたあたりで夕食に向かいつつ、セリャラントスフォスに向かう事にした。
コース的にはリングロードを時計回りに戻る形になり、時間的にも遅い時間となってしまったが、敢えてこの時間帯を狙っての行動だ。
ただ、距離的には30分くらい走ることになり、ガソリン的には痛い。
とりあえずヴィークという町のハンバーガー屋さんに入った。

Black Burger Kitchen SMIDJAN BRUGGHUS
肉厚ジューシーなハンバーガー

とても美味しいハンバーガーにありつき、一息ついてすぐにセリャラントスフォスへと向かった。
時間的には22時を過ぎたあたりで、太陽が赤みを帯びてきている時間だ。

Seljalandsfoss セリャラントスフォス

今回の旅のやりたい事のひとつ。滝の裏側から夕陽を眺める。
このために遅い時間にこのセリャラントスフォスへ来た。
遠くからでもわかるほど、開けた場所にある大きな滝だ。

セリャラントスフォス リングロード周辺は緑も多い

駐車場もすぐそばにあり、車を停めてグトルフォス同様にレインウェアを着込む。カメラも防水仕様のスマホとGoProのみ。
準備は万端、ただひとつだけ、天気が悪かった。
もちろん天気予報もチェックしてきたのだが、ここで誤算。
特に西の方に傾いている太陽の辺りが曇っていたのだ。
位置はばっちりなのに。

セリャラントスフォスの滝の裏側から

しかし、ここまで来て・・と思っていたが、まさかの・・・
雲間から光が射し込んできた。

実際はもっときれい

西日が滝のしずくと重なり、とても美しい景色を見る事ができた。

ずぶ濡れになりながら、この光が射し込んでいる間は写真を撮るのも惜しいくらい見惚れていた。

Gljufrabui グリューブラブーイ

セリャラントスフォスよりすぐそばにはもう一つ滝があった。
写真で見る限り面白そうなスポットだったが、見つけられるか不安もあり、時間があればと思っていたら、人も多く、すぐに見つけることができた。

セリャラントスフォス近くの小川 この先にあった
グリューブラブーイの入り口

ここもずぶ濡れ必至。しかも靴は防水をお勧めする。
この細い裂目に入ると、セリャラントスフォスとは違った特別な空間があった。

マイナスイオン注入

テンションが高くなり、ポーズを付けたくなる場所だ。
順番を待って写真を撮ったが、24時近くのため他の観光客も少なく、すぐに写真を撮る事ができた。

Rutshellir Caves (読めない)

セリャラントスフォスを後にし、またリングロードを反時計回りホテルへと向かった。
24時をまわっており、疲労も溜まっていることから家路を急いでいたのだが、この辺りは美しい景色が広がっており、つい、足を止めてしまう場所があった。
そのうちの一つがここ、Rutshellir Cavesだった。

洞窟に面した小屋

この小屋はこの岩の洞窟につながる干し草納屋とのこと。
奥の白い建物はカフェらしいが既にクローズしていた。

味のある岩の小屋

無料で入れたが、特に中には興味が無かったので入口から中をのぞいた程度で戻った。(中は特筆するべきことは無しだった。)

夕刻(と言っても24時頃)の空が美しい

Skógafoss スコゥガフォス

岩小屋の少し車で走ると大きな滝が見えた。
スコゥガフォスだ。
セリャラントスフォスのように裏側には行けないが、比較的大きく、水煙を立ちこませている。

高低差もあり、近くへ行くと迫力がある。

ここは滝の横側から丘を上り、滝を上から見る事ができる。
しかし、ハイランドへのオフロードをロングドライブしてきた体にその余裕はなく、下からの写真のみ。でも、ピンク色に染まる空を見る事ができた。

見難いが真ん中に道がある

体力の限界を悔やみながら、ホテルへと向かう途中、ブラックサンドビーチの内陸部の丘を越えるところで、また一つきれいな夕暮れを見る事ができた。

夜中の1時頃に陽は沈むが真っ暗になる事は無く、星空は出てこないが、このいつまでも続くマジックアワーを見ていたかった。

☆拙い文章ではお伝え出来ないので、お時間のある方は解説なしのこちらの動画をどうぞ。50分ものなので倍速ででも。
セリャラントスフォスの光景やスコォガフォスの水しぶきが見れます。


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