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アイスランド一周セルフドライブ(DAY 8&9 スナイフェルスネス半島とレイキャビク ヴァイキング文化)

未知の国アイスランド8日目。セルフドライブ旅行もいよいよ最終日。
9日目は飛行機に乗って帰るだけなので、1つにまとめて投稿。
ゲームオブスローンズの舞台となった(観てない)

☆アイスランド一周の旅程☆
DAY 1 アイスランド到着 南部 ブルーラグーン レイキャビク
DAY 2 南西部 ゴールデンサークル セルフォス
DAY 3 ハイランドエリア 南海岸 ヴィーク
DAY 4 南東部 ヴァトナヨークトル国立公園
DAY 5 東部 イーストフィヨルド エイイルススタジル
DAY 6 北部 アークレイリ
DAY 7 南部 クヴィートセルクル レイキャビク
DAY 8 西部 スナイフェルスネス半島 レイキャビク ケプラヴィーク国際空港
DAY 9 アイスランド出発


DAY 8 西部 スナイフェルネス半島へ

いよいよアイスランド最終日。
前日でリングロードを1周したのだが、下の地図の左側、ここがスキップされている。
特にこのスナイフェルネス半島には行きたい場所があったため、最終日のレンタカー旅を入れる事にした。

スナイフェルネス半島 キルキュフェットル山へ

キルキュフェットル山。アイスランドの観光地として有名な山で、その形はとても特徴的。ゲームオブスローンズという映画(ドラマ?)の舞台にもなっている人気のスポットだ。
レイキャビクから2時間くらいかかる場所でもあるため、旅行会社に7日目の宿はこの辺りに変更を依頼したのだが、できなかったため、レイキャビクから少し戻るような形でスナイフェルネス半島へと向かった。

前日にレイキャビクのスーパーBONUSで購入しておいたサンドイッチ 車内ランチ
半島への道は再びアイスランドの自然を目にすることができた
雲も多いがこの日もいい天気となった

やっと到着。これがキルキュフェルネス山。
この写真だとちょっと尖った山というイメージか。

見る角度によって見え方が変わる山

ここでネタばらし的な事を言っていいのかわからないが、この山にはここに来るまでこれがキルキュフェットル山という事に気付かなかった。
なぜならば・・・この山はこの背後が長い山脈が連なっており、見えないだけで円錐の山ではなかったのだ。
写真の右側から来たのだが、ナビで目的地を指しているのに、円錐の山が全く見えず、間違ったところに来たのではないかと思っていたほどだ。

滝もあるビューポイントで撮るとそびえ立っている感がある

見事な山容なのだが、想像していたのと違う・・・という少し残念な気持ちもあり、最後の自然観光エリアとしては苦労バイアスもかからず、写真も少なめに終わってしまった。

The Nordic House アイスランドの地でアアルトデザインに触れる

ここは自分が訪れたところではなく、車で嫁さんを送ったところ。
近くで車を停めて休んでいた。
が、中の写真をみると行けばよかったと後悔をしている。
建物の設計だけでなく、置かれている椅子やテーブルなどはアアルトがデザインしたものが使われているそうで、せっかくなら見ておきたかった。

外観は残念ながら改装中
階段 スペース 階段
アアルトデザインのスツールか
この視点を想像して空間設計をしているのだろうか 照明がおしゃれ
児童文学の本が集められているらしい
日本の図書館と違って本棚がアートにもなっているよう
キッズスペース このブルーがいい そして奥に子供が入れるテントらしいものがある

10年前にスウェーデンのストックホルム市立図書館にも行ったことがあるのだが、そこも本棚がアートになっていた。※アアルトデザインというわけではない。北欧のセンスの良さが感じられる。
ここは大きい建物ではないが、アアルトのデザインに触れたい人にとっては居心地のいい場所と思われる。
レイキャビクから少し離れた場所にあるが、興味のある人は是非。

ヴァイキングフェスティバル 憧れのヴァイキング文化

今回の旅行で日程的にイベントが無いか調べていた。
1つはビヨークのライブ。チケット代はそれなりに高かったため、非常に悩んでいた。ビヨークの母国でライブに行く。これはかけがえのない経験になるだろうと思っていたが、チケット発売前に中止となったため実現できず。でも1日目にすれ違ったので、ある意味お金払わず会えたという満足感を得た。
2つ目は・・・なかなか見つからずにいたのだが、ヴァイキングフェスティバルというものを見つけた。もちろん日本語に訳されたものは無く、日本人が訪問したような記事も見つけられなかった。
それがこの最終日を含む4日間にやっていることを知り、最終日のスケジュールにねじ込んでいた。場所はレイキャビクから車で15分くらいの場所にある教会近くの公園で開催されていた。

公園にテントがいくつも張ってあり昔の格好をした人がたくさんいた

この旅行前にヴィンランドサガというアニメを見ていたこともあり、ヴァイキングについての興味は高まっているところに、こんな子供達が迎えてくれた。ヴァイキングバトルごっこ中の子供達。

お母さんたちに許可をもらって写真を撮らせてもらった めっちゃかわいい

屋台のように販売もあれば、ただ料理をしている人もいる。

美味しそうなものを作っているおじさん この後のヴァイキングバトルで斧をもって登場してきた
そこかしこで食事を作っている
この人は毛糸や織物を染めていた 色合いが良い
この弓矢は子供たちのゲームで利用されていた
これは販売されていたもの 持ち帰れないため断念

会場内を一回りしたところで一部に人だかりができていた。
ヴァイキングバトルと呼ばれるヴァイキングのフル装備での試合が始まっていたのだ。

ヴァイキングの末裔だからか、とても大きい2人の試合で迫力がある。
ヴィンランドサガの戦闘シーンを彷彿させ、テンションは高めになり、かなり見入ってしまった。

ヴァイキングバトル
真剣ではないものの剣は鉄製で重く 当たるとケガを負う
一応本気で叩き合うのではなく 体に切りつける時は寸止めだった
試合後の二人 左側の人は手に少し剣が当たっていたようで血が出ていた

本場のヴァイキングの戦いを観れるとは思っていなかったので、今回の旅行も本当に運が良い。
(動画でも撮っていたので、興味のある方はYoutubeでもどうぞ。)

この後、男たちがぞろぞろと集まってきた。
昔ながらの服装なのか、ラクそうだし、気持ちよさそうな感じだ。
何よりも色あいが優し。個性もあるように思える。

大会の参加者となる面々

1人の男が観客を相手にルール(ポイント)を説明していた。
これから1対1のデュエルという競技が始まるということだった。
くじを引き、対戦相手が決まっていった。

このデュエルは鎧や帷子(かたびら)は纏わず、普段着(?)に剣と盾だけで闘う競技だった。もちろん寸止めは入るが、当たると痛いだろう。
笑顔はあったが、それなりに真剣な試合だった。

試合開始 右の人は先ほどのヴァイキングバトルでも戦っていた人だった
斬りつける部位(腕や肩や足など)でポイントが加算されていく
盾と剣をうまく使い相手を斬りつける
こちらも右の人はさっきのヴァイキングバトルをしていた人だった
テントの前で鍋を煮ていたおじさんは長柄の斧の使い手だった 斧対剣と盾

どの試合もサマになっていてカッコいい。
子供も大人も楽しく観戦していた。

日本のお菓子 ピカチュウとキットカット(抹茶味)

ここの子供達を撮影するにあたり、というか旅先でのお礼用に日本のお菓子を持ってきていた。10年前のスウェーデンでの旅行で道に迷った時、近くにいた若者が助けてくれたのだが、何もお礼ができずにいたので、いざという時のためにちょっとしたお礼の品を渡そうと用意していたのだ。

しかしこの旅行中、特に親切にされることは無く、というか、そもそも人との交流がほとんど無かった。そのまま最終日となってしまっていたのだが、せっかく持ってきたものなので、誰かしらに渡さないとと思っていたものがここにきて出番となった。

ちなみに1つはピカチュウのお菓子。
もう一つは抹茶味のキットカット。

ピカチュウは我先にと飛びついて来てくれ、キットカットも喜んで受け取ってくれた。(しかし子供には抹茶味はイマイチだったようだ。)

試合会場の横で子供達もチャンバラごっこ 子供サイズの木剣と盾
将来の斧の使い手もいた

ここでも長い時間いたのだが、レイキャビク市内に戻り、夕食とお土産を買う時間となり、後ろ髪をひかれつつヴァイキングフェスティバル会場を後にしたが、本当に立ち寄ってよかった場所だった。
お土産に何か買っておきたかったが、羊毛の毛糸(色が優しいアースカラーっぽいものが多かった)以外は大きなものか飛行機で止められそうなものばかりで、何も買わずに終わってしまった。こればかりは後悔でしかない。

レイキャビクでの最後の夕食とお土産探し 街角スナップ

レンタカーの返却までの時間、レイキャビクの中心地でお土産探しをしながら夕食ができるところを探しに出た

ハットルグリムス教会ともこれが最後

中心地はお土産屋さんも結構多い。
家族や友人達へのお土産も購入。

アイスランドの南側なのに北部より肌寒い
この路面のペイントは何なのだろうか 
壁面アートも多かった
他の北欧の国と違いカラフルなのも多く個性的
デザインというより個性を発揮する場のような感じだ

REYKJAVIK-FISH レイキャビクフィッシュで最後の食事

市内中心部にあるレイキャビクフィッシュというお店にした。
理由は本場(?)のフィッシュアンドチップスを食べたかったから。

アイスランドはイギリスと3度にわたって漁業専管水域問題をめぐる紛争をしている。タラ戦争と呼ばれ、死者はでなかったものの、イギリス相手に国交断絶までエスカレーションし、結果的にアイスランドの主張する海域が世界的に認められ終結した。

中にはイギリス海軍を相手に漁船が網で撃退したとかいう話もネットで見かけて、アイルランド人の団結力というかタフさというか、主張すべきことは大国相手にも負けない気概に驚いたのだが、そこまでの魅力を持つアイスランドのタラは食べておきたいと思っていた。

夕食はここへ レイキャビクフィッシュ
タラのランプ お水はセルフ
待ち番号は48番タラ
ホクホクで美味しい ソースも美味い
お値段もお手頃かも?(アイスランドの物価に慣れてきている)

MYCAR レンタカー返却

いよいよレイキャビクを離れる時が来た。
空港近くのレンタカー屋さん「MYCAR」へと向かった。
もちろん、途中で最後のガソリンを補給。

左前にポールスター2(ボルボのプレミアムEVブランド)を発見

そしてMYCARに到着。
この8日間、よく走ってくれた。

GoogleAutoには本当に助けられてた
3,594kmスタートで6,460kmゴール 2,866kmの総走行距離

車は相当汚れていた。
このまま返していいのか不安もあったが、何も言われず、むしろ普通くらいの感じで「チェックしたけど傷も無いし、これでOK!」で済んだ。

8日間の汚れ アイスランドでは同様に汚れた車をよく見る 

そしてスタッフの運転するミニバンで空港まで送り届けてもらった。
いよいよ帰国だ。

ケプラヴィーク国際空港 初めての空港泊

時間は22時を回ったくらいに空港へ到着。

キウイ?と思わせるオブジェ いったい何だったんだろう
空港への通路もレインボー
ケプラヴィーク国際空港 見た感じ大きくないが地下がとても広い

空港について寝床となりそうなところを探したが、よく見ると翌日の便でもチェックインができると書いてあった。
荷物を預け、セキュリティチェックも済ませ、空港内の広いエリアでゆっくりできるところを探し、朝07:45のフライトを待つこととした。

10年前の北欧旅行でも活躍したデジタル一眼レフ 今回も頑張ってくれた

DAY 9 アイスランド出発 ロンドンへ

アイスランド本当の最終日。
この日は6月17日、アイスランド独立記念日。
夜には花火が上がるらしいが白夜なのに花火を打ち上げるのだろうか。
そんな疑問を持ちつつ、ケプラヴィーク国際空港内での朝を迎えた。

朝食は機内で軽食を予約していたのでコーヒーを飲んでボーディングを待つ。

アイスランドへのエアラインの1つ 赤い機体がカッコいい CAも赤いスーツ

時刻となり搭乗。
この日は少し曇り空。
いよいよアイスランドを発つことに。

乗るのはこちら アイスランドエア 後ろの扉から乗るのは初めて

つつがなく離陸し目的地ロンドンまで3時間程度のフライトへ。
飛行機内のシートは空港で仮眠を取っていた場所よりも快適。
軽食を食べた後、一寝することができた。

軽食のサンドイッチ
アイスランド最後のコーヒー

Post Script

これでひとまずアイスランドの旅行記は終わり。
2023年6月9日にアイスランドへ到着し、6月17日に終えたこの旅の記録をズルズルと後回しにしていたが、1年経過する前までに残しておこうと書き始め、駆け足だが書き終える事ができた。

読む人の事をあまり考えず、駄文となってしまいましたがご理解の程を。

今後、アイスランドを旅行しようと考えている人の何かしらの参考になればと思います。

2024年6月8日(土)

拙い文章では伝えきれない事を動画でまとめています。
少々長いので倍速ででもどうぞ。


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