![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76776790/rectangle_large_type_2_8b33472470768d09941b0f1f8df5ed11.jpg?width=800)
あべこべざめ
英名と日本語名の意味が一致しない魚は多い。今回はその中でもサメに注目してみる。
まずはアオザメ。体表が綺麗な青色をしているネズミザメ科のサメだ。アオザメの英名はmako sharkである。このmakoはマウリ語でサメという意味らしい。直訳してblue sharkがアオザメと思いそうだが、blue sharkは和名だとヨシキリザメになる。
ヨシキリザメもまた体表が綺麗な青色をしている。フカヒレなどにも重宝される種類だ。
イタチザメの英名はどうだろうか。イタチの英名はweaselだが、イタチザメはtiger sharkである。模様が言われてみると虎のようにも見える。ちなみにトラザメというサメもいるが、トラザメ類の英名はcat sharkである。cat sharkを直訳するとネコザメだが、ネコザメの英名はbullhead sharkで頭が大きいサメの意味になる。
和名と英名の違いを知ると、その文化圏の人たちの生き物の印象というのがなんとなく見えて来る。興味のある方は是非生き物の和名だけでなく英名にも注目してみると意外と面白いかもしれない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?