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二人きりの送別会⛄️雪降る六本木

坂本昌行さんの誕生日が来た。52歳。なんかしみじみ嬉しい。

時々、思い出すことがある。「学校へ行こう!」や「さんまのからくりテレビ」やたくさんの番組を制作していた時、人事異動で番組を離れることになった。サラリーマンなので当然のこと。一生、好きな仕事を続けられる人はほぼいない。スタッフ、事務所の方々、出演者たちにも報告した。ありがといことに皆さん残念がってくれた(喜んでいた人もいたとは思うけど 笑)。全員集合での送別会もそれぞれの番組でやってくれることになった。それだけではなかった。

滅多に連絡してこない坂本君から「○○か○○って空いてますか?」と連絡が届いた。「2人きりで何か食べながら送別会をしませんか?」とのこと。
オーマイガー!坂本君が!!ボクなんかのために😢 メッチャ嬉しかった。

六本木のとある店で会うことになった。「待たせるわけにはいかない」のでかなり早めに行ったら、坂本君はすでに到着していた。さすがだ。

そのお店は、残念ながらもう閉業してしまっている。いろり焼きの「門次郎」という店で、肉も魚も、何を食べても美味しい、気取らない店だ。ご主人も控え目な方で、実に落ち着く店だった。

余談だが、二人が食べていたら突然相葉くんがやって来た。個室で寝ていたら坂本君とボクの笑い声で起きたらしく、慌てた顔と寝癖が可愛いかった。「USO⁉ジャパン」(既に終わっていた)などのバカ話を少しだけした。

送別会と言いながら、しんみりした話は一切せず、ずーっと二人で笑っていた。坂本くんやメンバーたち皆が学校へ行こう!をどんなに大切に思っているか痛いほど伝わってきた。僕らも同じだ。こんな気持ちで一緒に真剣に仕事に向き合えるなんて、なんと尊く幸せなんだろうと噛み締めた。これから大人になってゆく学生たちとの出会いでどれだけ沢山のことをボクらは教わってきただろうか。あの頃出会った学生さんたちは、今もしっかり僕らスタッフやV6メンバーたちの中に棲んでいるような気さえする。マジで。

巷では「事務所に忖度」みたいな言い方をされているが、ボクらは決してそんなんじゃなく、意見が合わない時はとことん話し合ったし、皆、必死に頑張って毎週の放送に精魂こめていたのだ。番組を真ん中で作ったこともなく、聞き齧ったあやふやな情報や想像であること無いこと喋っている方々の声には胸が張り裂けそうになる。再生回数や有料部分への誘導狙いがあからさまだったり発言を誘導していたり…あ、いけない、気持ちが濁りますね。

番組だけではなく、坂本昌行リーダーが各メンバーをどんなに大切に思っているのかも、ダイレクトに伝わってきた。いいリーダーだなぁ、と思った。リーダーになると、やはり皆、親メセンになる。城島茂リーダーとは「まかせてダーリン」(陣内孝則、賀来千香子ほか)という連ドラの打ち上げで「TOKIOには長瀬智也というホンマにいい子がおりますんで、芝居もしっかりしてますし、ぜひドラマでよろしくお願いします」と何度も言っていた。吉本興業のマネージャーみたいな口調だったが、冗談ではなく真剣なのはよく分かった。大野智リーダーも、のほほんとした中にメンバーたちをケアする言葉をフィンランドの雪の中でポツリと言っていた。中でもやはり坂本昌行リーダーの姿は、背筋がしっかり伸びていて立派な(みんなそれぞれの良い味があります)筋金入りのリーダーだった。

満腹になって、外に出ると雪が強くなり、かなり積もり始めていた。そこで初めて坂本くんと2ショットを撮った。なかなか撮ったりしないのだ 笑。坂本君が言ってくれた感謝の言葉は、雪も溶けるくらい暖かかった。そして「もう一軒だけ知り合いのバーが近くにあるから行きましょ」と雪降る中、2人は歩いていきましたとさ⛄️⛄️

P. S.
後日、別の友人と再び門次郎に行ったら、また相葉雅紀がいてビックリ‼️「ここに住んでるよね?」と言わざるを得なかった(笑)

P. S. 2
プレステみたいです😆Twitterにコメントいただいて思い出したので追記しますネ

城島くんの朴訥とした味わいの芝居は独特で久しぶりに演じるのをみたい気もします😆長瀬智也くんとはその数年後「ラブとエロス」で連ドラをやった時、打ち上げでのリーダーの必死な長瀬智也売り込みの話をしたら「何言ってんスかね、ハハっ」と照れながらめちゃくちゃ嬉しそうでした😁ラブエロのエピソードもいずれ見繕って書いてみますネ

次の坂本君の舞台、楽しみです!

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