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ひぐらし引きこもり日記11 文様

時間に余裕のある時に、と写真を整理して出てきた「懐かしい緞通」
facebookの赤穂緞通工房ひぐらしページでアップしていってます。
で、この写真の緞通の説明書いていて、書きたいことが多すぎて止まらなくなってしまったので、続きはこちらで思う存分書きます!

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赤穂緞通は明治の初めに製品化されたのですが、瀬戸内の一地方から広く海外に販路を伸ばすようになるにあたっては、京都の鉾町との深い関わりがあります。一番の大得意だった京都の町衆の美意識と広い視野が緞通場の親方たちを啓蒙したのではないか、と思っています。祇園祭の山鉾は動く美術館といわれていて、特に縣装品は世界から注目を浴びる幻の絨毯の宝庫です。
NHKの特集番組で有名になった八芒星の絨毯や長刀鉾の謎の絨毯以外にもワクワクするようなものがいっぱいあるので、こちらのブログを参照ください。

今年は幻の絨毯は見られるか? 動く美術館・祇園祭の縣装品とはvol.1.〜
今年は幻の絨毯は見られるか? 動く美術館・祇園祭の縣装品とはvol.2.〜
今年は幻の絨毯は見られるか? 動く美術館・祇園祭の縣装品とはvol.3

さて、この写真の緞通は京都新町通り吉田家(無名舎)の緞通と同じ柄です。

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現当主のおじい様が明治時代に発注されたこの緞通は、祇園祭の山鉾の装飾につかわれている古の絨緞を元にデザインされたとお聞きしました。よく見ると同じ図面ながら細部の配色が違っていて、ひぐらし入手の緞通はおそらく大正時代に作られたものではないかと思います。
今年はこの絨毯の元となったであろうムガル絨毯や様々な謎の品を探索に祇園祭に行こうと思っていました。巡行ではなく宵宵宮に行って間近で詳細観察しようと、先祭り後祭り共に早々と宿の予約も済ませていたのに、なんとコロナ禍のせいで巡行中止が決定してしまいました。鉾建ては6月上旬まで様子を見て決めるとのことで、果たしてどうなるのか。。

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これは私が赤穂ギャベとして作った「八ツ星」という椅子敷きです。
詳しくは赤穂ギャベHPへ
緞通は基本1畳で仕上げるのに1年ぐらいかかってしまうので、その合間にこんなの作りたい!って思った柄を卓上機を使って織っています。
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ひょんなことからこのブロックプリントのインド更紗を入手し、そこから北観音山の八芒星メダリオン絨毯を連想し、仲間内で楽しく文様の話が弾み、前述のブログに行きつき、シルクロードを西から東へ、また東から西へ自由に行き交っていった絨毯とその文様に思いを馳せ、八ツ星が猛烈に作りたくなったというわけです。ふぅ。。
長くなったので、謎の赤穂緞通の話はまた今度にします。

赤穂緞通工房ひぐらしG wrote #赤穂緞通 #赤穂ギャベ


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