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初プロジェクトを終えての感想

みなさん、こんにちは!
日本語パートナーの千原です。

今日はフリーランサーとして初のプロジェクトについて書いていきます。前半はこれから何か始めてみたいな、でもどうしようかなと思っている方たち、後半は日本語教育に携わっている方に読んでいただきたいです。

昨日、私にとって初めての自分で集客し、自分で講座を開催するというプロジェクトが終了しました。「やさしい日本語」講座を開催したのですが、日本人向けと外国人向けに3種類の講座を4日間用意しました。
今までは、学校が集めてくれた学習者と、用意されたカリキュラムに沿って、授業の準備だけして教壇に臨んでいました。今回は何をやるか、どうやるか、全て自分ひとりで考えていかなければなりませんでした。それもあってか、初日に講義をしながら、自分がやろうと思っていなければ、今この時間は存在していないんだ、と不思議な気持ちになりました。

ひとりで考えたとありますが、それは中身のことであって、プロジェクト自体は戸田市主催の「チャレンジプロジェクト」によるものだったので、たくさんのことを市役所のYさん、Hさんがサポートしてくださいました。
また、開催場所のあいパルの方や、起業アドバイザーの先生や起業セミナーの先生など、皆さんからアドバイスと応援もたくさんいただきました。
講義の参加者の方もそうなのですが、「何か始めよう!」としている人に対して、他者は驚くほど応援してくれます。

そもそも2022年7月に開催された「起業セミナー」に参加したことが始まりでした。週に1度4時間、4回のセミナーで、なんと託児付き、全部無料だったのです。市の広報でそれを発見した私は1分ぐらい考えた後、申し込みフォームに入力していました。それまで日本語教師をフリーでやっていく、でもどうやって?お客さんはどうやって探す?それはたぶん10年ぐらい前から頭の片隅にあって、いよいよ仕事復帰しなければという頃になっても答えは出ずにずーっと悶々と考えていました。日本語教育と全く関係のない人たちのところに行けば、何かヒントが得られるかも?そんな思い(に加え、4時間も託児してくれるなんてそれだけでラッキーという気持ち)で申し込みをしたのでありました。そこで得たことはまた別のお話。

本題に戻りまして、今回のプロジェクトを通して、一度もネガティブな言葉を周りの人から聞きませんでした。そんなのに誰が興味あるの?やっても無駄じゃない?そんな声は一切ありませんでした。むしろ、ネガティブな声は自分の中から聞こえていました。「出る杭は打たれる」ということわざはもしかすると、過去の遺物なのか・・・!?そもそも、かかわった方たちが、応援する立場の人たちだから、ですかね。とにかく、勇気とやる気をもらった3か月でした。(準備期間が約3か月)

自分でチラシを作ったり、それを設置してもらったり、まるで文化祭の準備のようでした。今後の課題としては、チラシを作っても「戸田市主催」の文言が消えてしまうので、どこにチラシを置いてもらうかですね。「戸田市主催」の文言は大きかった!!

肝心のプロジェクトですが、「やさしい日本語」講座は合計で18人の方が参加してくださいました。外国人向け講座は0でした。集客方法が見つけられなかったことが大きかったです。内容や時間も再考する必要があります。これも今後の課題ですね。ただ、私としては「やさしい日本語」講座ですら、1日のうち1人参加してくれたら大成功ぐらいの気持ちだったので、初日に6人いらしたときはびっくり!

参加された方は市役所や図書館で勤務している方、日本語ボランティアの方、日本語教師の方(新米からベテランまで)など関係者感満載でしたが、会社でやさしい日本語の仕事をしようとしている方、防災ボランティアの方、外国人と話してみたい方など日本語教育とは全く関係のない方もいらっしゃいました。「やさしい日本語」の需要はあると確信しました。ただ、ここで外国人の立場から見て「やさしい日本語」ってどうなのかも確認する必要があると感じています。研究は研究者の方々にお任せして、私は現場でそれを広めていくのが使命かなとも勝手に思っています。

またもう一つ、今回ベテランの日本語教師の方も参加してくださいました。大学で教えているとのこと・・!なぜ、この講座に・・・!模擬授業をしているような緊張感。お話しして分かったのがお互いに自分の職場以外で他の日本語教師に会ったことがない、ということ。私自身も日本語教師になる前に、OG訪問のように日本語教師の大先輩からお話を聞いて以降は、同じ学校の先生しか日本語教師を知りませんでした。横のつながりがなさすぎるんですよね。最近Twitterを始めたら日本語教師がいすぎて、びっくりもしているのですが。
日本語教師同士も繋がって情報をシェアしたり、勉強会とかできたらいいなあと思いました。

とにかく、一歩踏み出したことがたくさんの出会いにつながり、そしてみんなが応援してくれる。やる気と勇気が湧いてきますよね!!
ほんとうにやってよかったチャレンジプロジェクトでした!
アイディアがたくさんあって、やるかやらないかは自分次第なのですが、これからも忙しくなりそうです!!

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