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東南アジア旅行ふり返り#5 人生で初めての夜行列車タイで乗ることにした(バンコク〜チェンマイ)

年末のふり返りをするつもりで始めた東南アジア旅行の記録ですが、まだ半分も書けていないのにうっかり年が明けてしまいました。
引き続き去年のふり返りをしていきたいと思います。



時間があるから楽しそうな方法で移動してみたい

バンコクからチェンマイまでの移動方法は主に3つあって、飛行機か電車かバスで移動する方法があります。

今回の旅行で私たちは2ヶ月という十分な時間があったので、移動にもゆったりと時間をかけられます。
そのため、2人ともまだ体験したことのない夜行列車に乗ってみることにしました。

「夜行列車」という響きだけでなんだかワクワクしてしまいます。

事前にネットで予約

夜行列車には1等〜3等まで3種類のシートが選べます。

今回私たちはベッドが使える2等寝台に乗ったのですが、こちらは人気があるようなので事前にインターネットから予約しました。
主に私たちのような旅行者に人気のようですね。

12Goというサイトから予約したのですが、やはり乗車間近に窓口に行っても2等寝台の席は売り切れているようでした。


ドンムンアン駅から19時に乗車

インターネットでチケットを予約したときに乗車駅はドンムンアン駅だったので、ドンムンアン駅まで移動します。
ドンムンアン駅はドンムンアン空港から歩いていけるように繋がっていました。

ちなみにドンムンアン空港からじゃなくても、もちろん夜行列車には乗れるみたいです。


風の吹き抜ける待合エリアには、人が沢山いました。
みなさん夜行列車を待っているのかも。

空の色も少しずつ夜に向かっていって気持ちも高揚してきます。


乗車10分くらい前になったら係員のチェックを受けてホームまで行くことができました。
ちなみに、スマホの画面のEチケットを見せるだけで大丈夫でした。



ホームに出ると空の色がいっそう美しく、みんな写真を撮っていました。
トワイライトタイムという時間なのでしょうか。
都会で見られる昼と夜の間の景色にはいつもうっとりします。


テキパキした駅員さんがチケットの席番号を確認して、ホームのどこで待ったら良いのかを教えてくれます。



いよいよ電車が来ました!!
大興奮です!!

興奮してみんな写真を撮りますが、「黄色い線から出ないように!」という注意が日本と同じようにありました。
電車に乗るというよりは、アトラクションに乗る時の気分のようです。
ワクワク・・・!!


電車内は予想の3倍快適!!

車内に乗り込んでびっくり!!
予想していた3倍くらい快適で立派なつくりになっていました。


なんでも私たちの乗った車両は、まだ1年くらいしか使われていない車両なんだとか。
他の車両だとまた印象が変わるのかな。


シートは向かい合わせで2人分。
ひとつのシートでも2人分近くあるので、ゆとりを持ってゆっくり過ごすことができます。



車内にはモニターがあり、モニターで現在地や到着予想時刻も見れるようになっています。



トイレや洗面もとっても綺麗でした。
2等寝台に乗っているほとんどの乗客は西洋人の旅行者でした。

旅先で見る旅行者は圧倒的に西洋人が多いですが、やっぱり西洋人の方が旅行をしている割合が多いのでしょうか。


また、途中の駅で何度か停車していました。
3等席に座っている地元の人が乗り降りしているようでした。
チェンマイへ向かう寝台列車のためだけではなく、地元の人の生活にも根づいた列車なのでしょうか。


ベッドメイキングもテキパキ!!

乗車して1時間くらいしてから、職員さんがベッドメイキングをしてくれます。

座っていた座席を2段ベッドに変形できるようです。
もう少しこの座席シートを堪能したい気持ちもありましたが、職員さんも早く仕事を終わらせたい様子だったのでお願いすることにしました。
座席がなくなってしまうので、後にしてもらっている方もいました。


ベッドメイキング専門の人がいるのかと思いきや、タイ国鉄の職員であろうと思われる人がやってきました。
しかもすごい手際の良さです!!

あっという間にベッドが完成しました〜!
こちらが下の段のベッドです。
下の段の方が窓があるので、もし1人で乗ることがあれば、下のベッドを予約した方が良いなと思いました。


これが上のベッドです。

それぞれのベッドには枕元に読者灯とコンセントまでついていて、至れり尽くせりという感じです。

就寝時間はとっても静かでした


乗車した時は冷房が結構キツイなと感じましたが、ベッドの中はカーテンで仕切られているし、ブランケットもあるので全然寒さは感じませんでした。

でも夜中も車内灯が消えることがなかったので、アイマスクがあればもっとよく眠れたかなあと思います。


今回乗っていた乗客の方たちは皆さんとても静かで、「うるさくて夜眠れない!」ということはありませんでした。

朝5時過ぎに強制起床

到着予定が朝7時頃だったのもあり、5時を過ぎた頃には、職員さんが席を元に戻すためにベッドに声をかけて回っていました。
昨夜の様子とは違って、時間がないからなのか強引に乗客を起こしています。


外が明るくなってきました。


夜行列車に乗ってひとつだけ残念だったのは、外の景色を楽しめなかったこと。
「バンコク〜チェンマイ間の景色を楽しみたかったなあ〜。」と思いますが、12時間も景色を見ていたら飽きてしまうかもしれません。


そのため、朝の限られた時間に明るくなっていく車窓から景色を楽しめたくらいが一番良かったのかもしれません。


朝7時過ぎにチェンマイに到着

朝の景色を楽しんでいるうちにあっという間にチェンマイに到着してしまいました。

できればもう2時間くらい景色を楽しんでいたいという名残惜しさを残して下車します。


チェンマイの駅を出たら、朝も早いというのにタクシーやソンテウのおじさん達がずらっと並んでいました。

もう少し駅で余韻に浸れば良かったのですが、このおじさん達によって一気に現実に引き戻されました。



慌ただしくソンテウに乗り、チェンマイの旧市街に向かいます。


チェンマイは私の大好きな場所で、来るのは3回目。
今回は旦那さんも一緒で、旦那さんに私の大好きな場所を紹介できるのもとても楽しみです。


タイの夜行列車は想像以上に快適で、何の心配をすることもなく過ごすことができました。

今回の夜行列車がとても良かったので、日本の夜行列車について調べてみたら、今はごく限られた区間、もしくは豪華車両のようなものしか残っていないようでした。


また、いつかどこかで夜行列車に乗れたら良いなあ。

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