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北陸特急最終章の乗車録(その1)

3月といえば、ダイヤ改正の季節。なにより今年最大のトピックは北陸新幹線敦賀延伸でしょうか。
今回はあと2週間で第3セクター移管を迎えた北陸本線(金沢ー敦賀)と開業を迎えた北陸新幹線沿線の雰囲気を味わいます。

いざ仕事から北陸へ

仕事が終わるなり荷物を家においていざ出発。乗車したのはひかり号。いったん静岡までEXで乗車します。

静岡駅のみどりの窓口で北陸観光フリーきっぷを購入。窓口も空いていて案外サクッと買えました。この北陸観光フリーきっぷ、新幹線延伸後どうなるかと思いましたが無事存続。敦賀-黒部宇奈月温泉(黒部)で新幹線も3セクも乗り放題というなかなか強いキップとなりました。

というわけで後から来たひかりに乗り、閉店間際のKISOKで買ったお弁当を食べていると米原に到着。

深夜の静かな特急にて

ここから、しらさぎ65号金沢行きに乗車します。この光景もあと2週間…

このしらさぎ65号、金沢到着が0:40とかなり遅くまで走る列車でした。
新幹線は0時以降原則走行できないという暗黙の了解?規則?があり、この便は新幹線に建て替えられることなく消滅しました。ただし、救済措置として米原→敦賀、敦賀→福井で臨時快速が設けられています。

少し複雑な気持ちです

ややくたびれ気味の681系が到着。琵琶湖線が遅れていた影響なのか3分程度遅れて発車しました。

GTO-VVVFを鳴らしながら夜の米原を出発。夜の湖北を北へ北へと走ります。静まり返った街の車窓に眠そうな乗客、少し眠気を感じる車掌の放送、「深夜特急」特有の気だるい雰囲気です。

敦賀に到着。網ポケット内に乗換方法の説明パンフレットが挟まっていました。敦賀駅停車中に眺めるという、この…

敦賀でそこそこの乗車が。何割かはおやすみエクスプレスに乗っていてその折り返しでしょうか…笑

ここから北陸トンネルを通り北陸本線へ。しかし景色は真っ暗で本当に眠りについた街という感じです。その中をスピードを上げて駆け抜けていく一つの特急列車…いい雰囲気です。

福井に到着。自分の乗車していた号車の乗客は大半降りていきました。「〇番乗り場から特急、しらさぎ、65号、金沢行きが…」静かな駅に自動放送と発車メロディーが流れ、そそくさと出発。

芦原温泉、加賀温泉と列車は進むにつれ、自分も眠くなってきました。ウトウトしていたところ終点の金沢に到着。

「まもなく、終点、金沢です…この先七尾線、新幹線、IRいしかわ鉄道は営業を終了していますのでご注意ください。この先最終目的地までお気を付けていってらっしゃいませ…」

「最終目的地まで気を付けて」少し心遣い感じるフレーズでいいですね。

もうシャッター降ろしたそうな雰囲気なので撮影はほどほどに改札へ向かいます。

営業終了です

この後人通りのない街を歩き予約していたカプセルホテルへ向かいました。
次回へ続きます!

目次

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その2←次回
その3
その4

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