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🎧ある意味、ラジオ講座に挑戦なのです

『コンパートメントの扉がゴトゴト音を立てて開かれる』

これが、男が只者ではないことの最初の重要なポイントになる。
文章の中のこういった仕掛けに、私は「あっだからあの時!」と目を見開く。
こういう文章に出会うと、とても興奮してしまう。

今回のピリカ文庫 テーマ「挑戦」
『その名はカフカ』KaoRu IsjDha さん 
を朗読させていただきました。
今回、すまいるスパイスは「とき子の小部屋with Marmalade!」でお送りします。
朗読だけではなく、KaoRuさんにもゲストとして来ていただきました!

スタエフ版


さて、ピリカ文庫で書かれたこの作品のこの世界観は、KaoRuさんがチェコに20年も住んでいるからこそももちろんあると思うのだが、まず文章の組み立て方が…惚れる。

この世界観を、ちょっとでも格好悪くすることは許せないだろうなと思った。
そんなわけで、スタエフなどで朗読されている方を聴きまくる。
聴きまくった結果、逆に不安を重ねる、なんてこったパンナコッタ!(marmaladeさんネタ)
というわけで、途中から誰かを参考にするのはやめました。
惚れた作品、一生懸命読むべし…!
ご本人を前に朗読するのは、本当に緊張。やばい、お肌の質が良くなりそう(ポジティブか)


↓KaoRuさんの作品『その名はカフカ』


そんなわけで、最初から緊張&興奮してしまっております。
KaoRuさんを前に、私がいかに作品に興奮しているかを伝えたくてしょうがない。
Marmaladeさんが要所要所に質問してくれているからこそ、ラジオとして成り立っているという絶妙なバランを持ってお送りいたします。

そう。KaoRuさんに伝えたい気持ちが強すぎて、聴いてくれている方を置いていく方式「とき子の小部屋」ぜひ、なんの話をしていたのか、このnoteでご紹介するので、是非読むと聴くのをセットにしていただきたい。
方式がラジオ教育講座。


講座1 興奮する小説

『ザッハ・トルテも注文しなかった事を後悔した』
不意に現れた男に奪われるパーソナルスペースの微かな不快感を、ザッハ・トルテを注文しなかった後悔として表現するなんて。
まずそこで、目を見開いての興奮。…惚れる。
そして、ラストに夢なのだろうかと呆けている読者に、冒頭に書いてある「なんとも特徴のない顔」のフレーズが残され、ハッと目を見開いてしまうのだ。
ええええー!なんて構成力なの。かっこいい。
(ほら、あなたもめちゃくちゃ読みたくなってきた!)


講座2  興奮するアニメーション


「あのね、花から生まれる女の人がね、他の花から生まれる女の人たちを蹴落としていくの」
「ちょっとそれだけ聞くと、暴力的な描写みたい!笑」
「ベルバラみたいなの思っちゃうんだけど!笑」

と、2人を困惑させる説明しか出来ないとき子でありますが、ここにそのアニメーションがあります。『イブの果実もしくはかなり急速な進化』
想像力を掻き立てられます。
禁断の果実の原点なのか、それを食べて始まる人類の進化…とかね!難しいことは全然考えられなかった!
とにかく圧倒されたんです。最初の女性の表情に。

そして、のちに触れる、DinoくんやウサギさんがKaoRuさんにとってどういう存在なのか。の説明も語られています。
(ほら、めっちゃこの記事見たいはず)


講座3  同じ人が描いたのか!?というギャップに興奮


はじめてKaoRuさんの絵を見る人は、これとこれが同じ人の絵だと思えない説。
新年のご挨拶に、お馴染みトリオが現れ、心が和んだ後に、ふっと現れるなんとも言えない冷たさをたたえた鉛筆画がきます。
これは、橘鶫さんへのファンアートで、アイリスという登場人物を描かれているのですが、このトリオの後ですよ!
ゾクリとした後、その絵の振り幅に感嘆して溜息が漏れます。

「紫の細い人が出てきて、滴るような果実を刺してる絵があるの」
と、これまた恐ろしい事を口走るとき子ですが、以下、この2作品について、ゾクゾクしている最中でした(ラジオで喋りながら鑑賞する自由なパーソナリティ)
アーティスト…!!と興奮しているので、語彙力欠如。


講座4  コーヒー豆氏に興奮

彼については説明がいらない方も多いかと。
コーヒー豆氏がキャラクターグッズ化されて、マグカップとか、ドリップコーヒーのパッケージにいたら買う。あ、もちろん、プリッとしたサービスショット、必ず入れてほしいところです。
つるちゃんの文フリ東京で飲んだコーヒーにも、彼はいたはずです。
何せ全てのコーヒー豆の化身なのだから!ということは、今、私の隣にも、あなたの隣にもおりますのよ!!


講座5  『コーヒーが冷めないうちに』に興奮

コーヒー豆氏繋がりかと思いきや違います。
こちらに関しては、KaoRuさんの思うところと、私が興奮しているところは別でして。
チェコ語に翻訳された『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和著の本の表紙のタイトルを、KaoRuさんが書かれてます。

この字の流れる曲線よ…惚れる。

私は、この本の3部まで読んでいるのだが、コーヒーの冷める最後の瞬間の薄い湯気というのが重要なポイントとして頭に浮かんでくる。
その揺らめく湯気と、過去に戻る身体、そしてその時空の揺らぎが、字の曲線と相まって、とてもいい…!
若干表紙のデザインが、字の余韻を打ち消してくるのが非常に残念なのだけれど、とにかく、書道といえば日本の心。
この辺りから、書道に関しても興奮してしまう。
「健康」「力」「山」「正」←なんの話だ?と思っている人はすまスパを聞くべし。


というわけで。KaoRuラジオ講座いかがでしたでしょうか。
少しでも私の興奮が伝わったならば嬉しいです。
(テストに出るかもしれませんよ!)


Marmaladeさん、もっとチェコの話も聞きたかったですよね!
打ち合わせでした、かつてのチェコスロバキア共和国からの話し、私すごく笑いながら興味津々でした!だって marmaladeさんの説明がとっても面白い。(内容は明かさない笑)
これ、いつかカフェ・ペンギンでお話しくださいね!
本当にありがとうございました!

そして、KaoRuさん!
誉められ、そして誉めちぎられ、からの褒め倒し、居心地悪かったらごめんなさい(笑)仕方ないのです、本心なので。
時間があれば、もっと聞きたいことがあったのに!と思ってます、テヘヘ…
これに懲りず、またお話ししてくださいね。
来て頂いて、本当にありがとうございました!



では、また次の機会に!
(…あるのかどうかは分からない)

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