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太陽の塔についてこれぐらい熱苦しく迫った

大阪文フリレポート予告から1週間経ってしまった。
実は、文フリ終了した数日後、義母が入院手術すると突然の知らせ。
さらに数日後、娘が喉が痛いと言い始め「気分が悪い」とトイレに籠城。
小学校ではコロナが急増し学級閉鎖寸前だったため、奴らが再び我が家に襲来したと、慌ててスポーツドリンクを調達。

これらの騒ぎ、1週間早く来てたら完全にパニックになるところだった。
皆のもの、よくぞここまで持ち堪えてくれた。
あとは、この母さんに任せろ…!!

そう意気込んでこの1週間、あちらこちらと連絡とりつつ、浮かれた気分を封印。
ちなみに、義母の手術は大変スムーズに終了し、退院も間近。
100%コロナだと無理やり布団にねじ伏せていた娘は一向に熱を出す気配はなく、3連休このままどこにも行かないなんて暇で死ぬという雄叫びを上げて、ショッピングモールでトリプルのアイス食べてました。(私も半分食べた)
結局、トイレはなんだったんだ…という疑問と、喉は花粉によるアレルギーらしかった。

これは。
文フリまで絶対何も起こってくれるなよ…!?
という私の凄まじい封印力でもって制御していた魔界のなにがしが、文フリ終了したことによる安堵で油断したために襲来した諸々であろう。
ちょっと油断するとこれだ。

そんなわけで、結界を張り直してたら1週間経ってしまってました。

それで、文フリの楽しさは、つるちゃんが完璧なレポートを上げてくれているので、そこに委ねることにいたします。

で。つるちゃんが書いてくれた私の太陽の塔への情熱について、本日補足しておきます。
松岡修造様召喚。

いいですか。
大阪に来たら太陽の塔です。
道頓堀、通天閣、大阪城にUSJ。
確かに見どころはたくさんございましょう。

「太陽の塔?あれでしょ?前の万博のシンボルでしょ?え、もうとっくにミャクミャクに移行してんじゃないの?別に興味ないんだけど…」

ダマラッサイ。

見ればわかります。
太陽の塔の凄まじい気迫、圧、気高さ。
言わずと知れた芸術家、岡本太郎氏にデザインされたものです。

※ここから、岡本太郎について一才知識がない私の想像だけで進みます。
参考にならず、ただ私が好きな理由だけを読まされます。


まず、EXPO‘70を開催するにあたって、日本の偉い人たちが
「よっしゃ、じゃあ日本が誇る岡本太郎さんへお願いしましょ!」
ってなってから、最初にきたデザイン案にね、
多分、みんな震えたと思うのですよ。

「顔らへんから腕ーーー!」
「いや、この首の上が顔やん!?」
「てか、表情めっちゃ不機嫌ですやん…!」

日本初かつ、アジア初の万国博覧会。
「人類の進歩と調和」と題されたこのビッグイベント。
敗戦国から、経済大国にまでのしあがった日本が、世界にその底力を見せつけたいわけです。

芸術について全く詳しくない方々もたくさんいたはず。
まして、この時点では紙面上でのみ、岡本パッションを読み取れと。
「ええーっと…もっとこう、調和感?的な〜?人類の発展?っぽいのをですね〜」
なんてね言おうものなら、太郎に怒られるわけです。
「芸術は爆発だー!!!」
ヒーーーーーー〜ッ
(※想像です)

少なくとも、私は実物を見るまでは、写真を見て
「ちょっと不気味やん」なんて思っていたものです。
「有名な人が作ったんだから素晴らしいよな?」
讃えられた結果があるからこそ「ふぅん」と思って見てました。

しかし当時、このデザインを見て「素晴らしい!!」
と、一斉に拍手喝采となったとは思えない。
「ちょっとこれは…」とたくさんの人がダメ出しをしたハズ。
しかし「これが僕の作品だッッ!!」
誰がなんと言おうと、太郎はその信念を決して曲げなかった。
その凄まじい気迫が太陽の塔には乗り移ってございます。
(※想像です)


そして、注目すべきはやはり太陽の塔の3つの顔。
胸にあるのが「現在の顔」
背中にある青っぽいのが「過去の顔」
首の上にのる黄金に輝く「未来の顔」

表情があるのは、唯一現在の顔のみ。
怒っているのか、不機嫌なのか…?
これは、岡本太郎の顔なのか?
見透かされてているような威圧感、
私たちが何か間違って進むことを憤怒しているのか?
しかし、ちょっとだけ「ニヤリ」を感じるのは何故なのだ?
『太陽』と言いつつ、月を感じさせるその意図は?
太郎のメッセージ的なものを受け取りたいと、まじまじ顔を見れば見るほど、謎めいた表情に見えてきます。

ぬん!


一方で、過去を象徴とする顔は、無表情。
過去の過ち、大罪、そしてしがみつきたい栄光でさえも、
すぎてしまった過去として、ただ静観しているように見える。
決して戻れぬ過ぎし日々に、振り回されるな。
(※と私は感じる)

照らされていてもいなくても
のっぺりしてるようでちゃんと凹凸もある

最後に未来。
…何これ、鳥?宇宙人?
って毎回思います。
金色だけれど。
未来とは、壮大で輝けるもの、というものではなくて、
結果としてそこにある、ただそれだけ。
私たちは、未来に生きることは決してない。
今現在を生きて、振り返った時に、今が未来だったと気づくもの。
あくまで、未来はぼんやりとした金の飾り物なのではないかしら…?
(※あくまで個人の感想です)

アンテナ📡?

これらの3つの顔をまじまじと見るために、太陽の塔をぐるりと一周してみたください。
どの角度から見ても壮観です。
脇の下でさえ圧。
現在の表情は立体的に作られていて、その凹凸は完璧に計算され尽くしているのでしょう。
「こっからの表情は今ひとつ」の瞬間は決して訪れません。

右の顔
脇の下からの左顔

どの位置に太陽があっても『ゴゴゴゴゴ…』と背景から音がします。
曇りでも嵐でも、見たことはないけど真夜中も。
現在、過去、未来を見つめた、まったく隙を感じさせない太陽の塔がここに。

ちなみに内部もすごいんですが…しまった。
文フリに触れぬままこんなに長くなってしまったではないか。

今回入らなかった内部。
一部のみ撮影可。

しかし。
行きたくなりましたね?太陽の塔。

私は、つるちゃんをここに連れてきて
「太陽の塔に成功を祈るのです!!」とか叫んでおりました。(コワイ)

あ!!
つるちゃんの創作大賞中間審査通過、太陽の塔も喜んでいたのです!おめでとう!
だって笑っていたんだ…!!!(家から太陽の塔がちょっと見える)

太陽の塔撮影中つるちゃんの背後で
「あっちまで歩いて近くからも撮るからね!」と
なぞの写真撮影熱血指導する私。

おっと、怖がらないでほしい。
ただ、太陽の塔が好きなだけなのだ。

ただし、ごめんなさい、岡本太郎氏について特に何も調べてない…太陽の塔に書いてあるのをチラッと見た程度で、いつか何がしの本は読もうかとは、思って…る…

ちゃんと調べて太陽の塔と向き合っている方々申し訳ありません!
しかし、太陽の塔は大好きなので、ご了承を。

現場からは以上です。
なんの報告!

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