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お仏壇の中身

このまえのお休みの日に、仏壇の中身を出したんだ。

そのあと、心の調子がやけに整っているのは、だからかもしれない。

11月に100歳を迎えた祖母が使っていた仏壇。施設に入る際、大きな仏壇を持っていけないので位牌を持っていったようだけど、仏壇の中にたくさんの、祖母の思い出が詰まっていた。

自分が、死んだらお棺に入れてくださいお願いしますと書かれた大きめの封筒が出てきて、その中にいろいろな手紙や写真が入っていて、わたしや弟や姉が小さい時に書いた手紙まで入っていた。

母は、お棺に入れたらもう二度と見れなくなるから全部見るんだーって言ってた。

母が、なんでお棺に入れたいのかなーって言ったから、それは、黄泉の国に大切な思い出を持っていきたいからでしょうと言った。

わたしは、仏壇を処分することを決めて、中身を出さなければお棺に入れて欲しいものが見つからなかったから、亡くなる前に見つかって良かったと思った。

わたしの父が、還暦前の59歳で亡くなっているんだけど、亡くなる前に祖母、父からしたら妻の母に手紙を書いていた。その手紙にまた祖母の感想が書かれていた。赤ペン先生みたいなかんじで。
母に便乗して、今度のお休みに、もう一度読んでみようと思う。



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