【短編小説】少女は決意した。

夏のある日、私は練習に身が入らずに、連続してエラーをしてしまった。
ショートのポジションへの自信を失いかけた。

私はキャプテンとしてチームを率いる立場だった。
チームメイトに申し訳ないという気持ちで一杯だった。
自信を取り戻したいという思いも抱いていた。

私はもういちど、自分自身を見つめ直す覚悟を決めた。

その日の全体練習が終わると、私は特訓を始めた。
捕球動作を何度も行った。
特にエラーをしたプレーは繰り返し確認をした。

夕暮れが迫っていた。
私のユニフォームは汗とグラウンドの土で汚れていた。

それでも私は自分の限界に挑戦し続けた。
ときどき倒れ込んでしまうことがあった。

倒れるたびに再び立ち上がった。
何度でもボールに向かっていった。

練習が終わった後には、私は脚を引きずっていた。
心の中には新たな決意が芽生えるのを感じた。

キャプテンとしてチームを引っ張っていくという覚悟。
私はこのチームで優勝すると心に決めた。
これからはいっそう気を引き締めて練習に励むことだろう。