【詩】幻



この世は一瞬の幻。

どこから来て、どこへ向かうか、

僕らは誰も知ることが出来ない。


確実にあるかに見える今、

見えているものが現実だと、

いったいだれが保証するのか。


無理やり連れて来られた世界。

僕らがこの世に来て、

宇宙に何の変化があっただろうか?


さあ酒を飲もう。

この苦しいひとときを、

歓喜に近いものにするために、

酒を酌み交わそう。


過去は妄想、未来は蜃気楼。

今のこの瞬間だけが、

僕らに与えられた取り分だ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?