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【クレイジージャーニーの感想】身体にチップを埋め込む未来を考える

クレイジージャーニーを観た。イーロンマスクがやってる研究が面白かった。

脳にチップを埋め込んで、画面操作を直接することがサルの実験で成功しているらしい。人間で研究するのも、いろいろうまくいけば6か月後にはできるらしい。

実現すると、頭の中で考えるだけで、スマホにメッセージを打ち込んだりできるようになるらしい。あと、目が見えなくても、直接脳に映像を送って見られたり、手足がなくても脳の指令で義足・義手を動かせるらしい。すごい!本当にSFの世界がすぐそこまできてるな~

この研究を突き詰めると、脳以外の身体はいらないってことになるような気がする。仮に交通事故で寝たきりになったとしても、前と変わらない生活ができるようになるのかも。それ自体は希望があっていいことだと思う。

でも寝たきりでできることと五体満足でできることに差がないとしたら、実際に身体を動かして体験することにどんな意味があるだろう、と考えてしまう。

クレイジージャーニーに出てきたマジシャンの女性が、胸にスマホをかざすと自分の結婚式の動画を見られるようにチップを埋め込んでいて、それがすごく印象的だった。
「夫が亡くなったとき、二人の思い出をいつでも見られるようにチップを埋めた」という理由がとても人間らしくて、体にチップを埋めるというSFっぽさとは対照的にもかかわらず、身体改造をする一番ふさわしい理由に思えた。

ドラマで、危機的状況の中財布から子どもの写真を取り出し、見つめながら涙を流す…みたいなシーンがあったりするけど、そのうちスマホを胸にかざすと家族の楽しかった時の動画が流れる演出に変わったりするのかも。

あと、もうパスワードや生体認証もいらなくなるかも。
ちょっと前まで顔認証や指紋認証に未来を感じてワクワクしていたけど、今や当たり前だし、10年もしないうちに「顔認証!なつかし~!」みたいな雰囲気になるのかも。赤外線通信が懐かしくなったみたいに。

未来について考えるのが好きだから、今回の特集はおもしろかった。思っている以上にSF的な暮らしが近づいてきているのを実感した。

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