「2040年の未来予想」感想


私なりに成毛眞さんがこの本で言いたかったことを書き出すと

  • これからの10年の変化の速度は,今までより加速的に速くなる

  • これから起こることの芽はそこら辺にある.現在を見つめて未来を推測することはできる

  • 生き残るためには,幸せになるためには,環境に適応しなければならない.

  • 最悪の事態を想定しながら未来を描けば,人生がそれより悪くなることはない

大抵,3点でまとめるのが普通かもしれないが,1つおまけで,4つにしてみた(笑)

本文ではなく,「はじめに」と「おわりに」に書かれている上記の内容が,キーメッセージだと思っている.

本文は,大きく以下の4つに関して述べられている.

  1. テクノロジー

  2. 経済~年金,税金,医療費~

  3. 衣食住

  4. 天災

テクノロジー

テーマは,5G通信,AI,エネルギー,情報インフラ

ざっくりまとめ

ものはインターネットにつながるし,AIで判断が必要な作業は代替されていく.それが少子高齢化社会の課題の打開策になっていく.エネルギーは,日本の強み,弱みを論理的に理解しましょう.情報インフラは,誰でも発信者になれるから,決まった媒体は衰退する.

正直,エンジニアしてこの辺の知識にはアンテナがあったから,エネルギー以外は,知っていることだった.ただ.知っているだけではなく,動くことが大切と最近思っている.

経済

テーマは,少子高齢化,資産.テーマ割りもざっくり

ざっくりまとめ

少子高齢化は進むよ.今の仕組みで年金もらうには,70歳まで働く必要あるよ.テクノロジーで「生産性」を高めていこう.日本の行政構造,後進国ですら当たり前の仕組みができていないから動きが鈍い.資産形成するにしても,銀行に預けるだけで増える時代は終わっている.保険金,税金.資産形成,社会の仕組みを知らないと損する

衣食住

テーマは,予測力,教育,シェアリング

ざっくりまとめ

衣食住環境は,コロナなどで短期的に一変しうる.そのために未来の予測を行い,不測に備える.世界の人口増加を支えるために,フードテックが活用されている.ベジミートや培養肉,遺伝子組み替え食品.正しい理解を深めることが大切.教育の在り方として,オンライン教育が当たり前になる.日本の新卒採用,学歴フィルターは意味がなくなる.シェアリングエコノミーは,日本では不可欠になる.理由は,貧しいから.新しいものを買う余裕がない,ただいいものを使いたいから,共有する.

私は,シェアリングエコノミーがどこまで広がるかは懐疑的だ.乗り物などその瞬間に必要なものは,シェアしやすいが,衣服や家電など一定期間使い続ける物の場合,綺麗な物を使いたいという気持ちが強いように感じる.家電に関しては,一定期間借りる部屋に備え付けてあるという形式でシェアされる分には,受け入れられる割合が増えると思う.

天災

テーマは,温暖化と水

ざっくりまとめ

温暖化により,水害が多発する,珊瑚礁が死滅して海洋生物が激減する.水害は目に見える生活被害として,海洋生物減少は飢餓問題として打撃を加える.また,食料問題,水問題により国同士の格差が広がり,戦争に発展する可能性がある.

環境問題がどんな実害を孕んでいるのかは,簡単にはわからないが,いろんな情報を元に推察することはできる.推察を予測に引き上げて,どんな取り組みをするのか,対策をするのかが大切であると感じた.


初めての記事,読んでくださりありがとうございました.今後も読書感想,まとめを発信していこうと思いますので,よろしければ以降の記事もお楽しみにしていただければと思います.



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