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化学アレルギーへの処方箋#1

(本記事は、トビログの連載「化学アレルギーへの処方箋」を転載したものです。内容は一部改変を加えている場合があります。トビログではnoteでの公開号+6-7号分までを公開しています。今週の場合は#8まで。)

化学についての連載をやることにしました。

タイトルは「化学アレルギーへの処方箋」です。
コンセプトはタイトルの通りです。
化学が嫌いだ・苦手だ、という「化学アレルギー」の方でも読みやすく,興味を持ちやすいように、専門用語を極力用いず、覚えることを極力減らし、通常の記事よりも短い量で書いていきます。

基本的には週1の連載を目指していますが、やっていくうちに頻度を調節する可能性はあります。
また、何かご意見,ご質問などがありましたらTwitterを開設してますのでそちらまでお願いします。

初回のテーマはこちらです。

化学って何をする学問なの?

では、さっそく始めていきましょう。

学校で習う化学のイメージはどんなものでしょう?
「元素とか分子とかをとにかく暗記させられた」
「化学反応をとにかく暗記させられた」
「実験をしても何をやっているのか分からなかった」
僕の中のイメージはこのようなものです。
と言っても僕は化学が好きなのであくまでイメージですが。

化学とは、究極的に言えば「物質の性質を研究する学問」です。
例えば、普段使う硬貨は何で出来ているのでしょうか?
普段吸っている空気の正体は何なのでしょうか?
人間は何で出来ているのでしょうか?
このような「これは何?」という疑問を解決する学問です。

化学は中学までの授業であれば「理科」に分類される学問であり、もっと広い目で見ると自然科学と呼ばれるジャンルです。
自然科学とは、その名の通り自然について研究するものです。
その中でも化学は物質そのものに焦点を当てていると言うことですね。
(物理であれば物質の運動に焦点を当てている、などと言えます)

さらに、化学は新たな物質を作る学問でもあります。
物質の性質が分かってきた先人たちは、逆に欲しい性質を満たす物質は作れないのかな?と考えたんですね。
恐らくこちらの方が身近なんじゃないでしょうか。

化学が物質を作る具体例を見ていきましょう。

1.薬を作る
2.プラスチックのような身近な道具を作る
3.ジュースやアルコールなどの飲食物を作る

これはほんの一部に過ぎません。
しかし、これだけでも身近に多くの化学が潜んでいることが分かったんじゃないでしょうか。
化学は我々の生活を支えています。
つまり、化学アレルギーの方々も日々化学に助けられているということです。

如何でしょうか?
自分たちの生活を支えている化学に少しでも興味を持っていただけたでしょうか?
次回はもう少し詳しく、化学の中でも細分化されている分野についてご紹介したいと思います。
詳しく知ると、もっと身近に感じられるのではないかと思います。

とてもあっさりした内容ですが、今後もこの程度の分量で連載していこうと思います。(さすがにもう少し増えるかもしれませんが)
化学アレルギーに関係なく気軽に読んでいただけたら嬉しいです。
では、終わります。

今回のまとめ

1.化学は物質の性質について研究する学問である
2.化学は新しい物質を作ることもする
3.化学が作る物質は我々の生活を支えており必要不可欠である

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