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タイガースへようこそ!【3/29 対ジャイアンツ戦●】

ドラフト会議、トレード、戦力外通告、そして現役ドラフト。たとえどんな経歴で来たとしても、タイガースのユニフォームを着た全ての選手を応援したい。それはもちろん漆原大晟だって同じだ。一緒に戦えるのが嬉しいし、できれば「タイガースに来て良かったな」と思ってもらいたい。

2024年シーズンのタイガースは黒星スタートとなった。だけど、漆原にとっては良いスタートだったはず。現役ドラフトで加入した右腕は3番手で登板し、1イニングを無失点に抑えた。

漆原の持ち味はフォークだ。落差も大きいし、彼の場合は落ちる球でカウントを稼ぐこともできる。今日登板した加治屋連や島本浩也もフォークの使い手だけど、彼らが投げるボールとはまた異なった性質を持っている。
漆原は先頭の佐々木俊輔を得意のフォークでゴロに打ち取り、タイガースに来て最初のアウトを奪った。
続く門脇誠には粘られてヒットを打たれるも、梶谷隆幸をサードゴロ併殺打に切った。漆原のデビュー戦は、結果的に3人で終えた。上々だった。


漆原がマウンドに上がったときのバファローズファンのSNS投稿を見ると、それだけ愛されていたんだな思うのと同時に、少し羨ましくなる。
僕は「タイガース・漆原」との思い出をまだ作れていない。今日、漆原はタイガースの一員としてデビューしたばかりだ。
けれど、思い出はこれから作っていける。抑えてくれた喜びの思い出、打たれて悔しかった思い出。たくさんの思い出を漆原と共有できるシーズンになったら、僕は嬉しい。

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