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浜地酒造に行ってきた【5/3 対ジャイアンツ戦●】

球場でときおり見かける「浜地酒造」と書かれたタオルを掲げるタイガースファン。
甲子園球場で売られているヨーグルト甘酒。
浜地真澄の実家が酒蔵なことも、前と比べてだいぶ知られるようになってきた。

浜地のご家族が経営している浜地酒造(杉能舎)は、福岡県の市街地からそこまで遠くない。博多駅から電車とバスを乗り継げば1時間程度で着くし、車なら下道でも40分くらいだ。福岡に引っ越してから浜地の実家は、僕にとって半日あれば行ける場所に変わった。
ゴールデンウィークの市街地はどこも混雑していそうだったので、久しぶりに行ってみることにした。

前に訪ねたときは夏の日差しがとても厳しい日だった。けれどもこの日は過ごしやすくて風が気持ちいい。鮮やかな新緑を眺めていたら、目的地に着いた。
浜地酒造はこの辺りじゃ有名な酒蔵らしく、観光コースに含まれているバスツアーもあるらしい。かつて使われていた道具の展示コーナーでは、日本酒ができるまでの行程の細かさと、巨大な道具からうかがえるスケールの大きさに圧倒される。

飲食スペースではちょうど白ビールの販売が開始されたみたいで、テラス席で肉厚なソーセージを頬張りながらビールを飲みほしている人たちがいた。浜地酒造は日本酒だけでなく地ビールも販売している。売店には試飲コーナーがあって、多種多様なお酒が置かれていた。季節によってラインナップも一部変わるので、いつ行ってもおもしろい。
そして何より、浜地の実家で作られているものを買うということはすなわち、浜地への課金(応援している対象の商品やグッズを買うこと)に等しい。

売店コーナーの一角には、背番号36番のユニフォームとトラッキーのぬいぐるみが置いてある。「次男の真澄が阪神タイガースに入団しました。応援よろしくお願いいたします」と書かれている。
ユニフォームの下に、リーグ優勝が決まった日に撮られた1枚の写真が置かれていた。たしか、この写真は前に来たときにはなかったような。
後ろに浜地と才木浩人、そして前には大山悠輔、糸原健斗、長坂拳弥が並んでいる。みんな、2016年度のドラフト会議で指名された選手たちだ。何人かはすでにチームを去ってしまったが、タイガースに在籍している5人は全員1軍入りを果たしている。年齢は違えど、同じ年に入団した仲間は浜地にとって大切な存在なのだろう。

この日、浜地は3番手としてマウンドに上がった。2イニングを投げ、無失点だった。ソロホームランを打たれて失点した試合もあったが、それ以外は0点に抑え続けている。7試合の登板で、ついに防御率は1.00になった。去年は痛打されることも多かったけれど、今年は高めの速球で押し込めているシーンが増えている。浜地といえば抜群の制球力と、高めのストレートだ。その武器が戻ってきたことが、何より嬉しい。
マウンドでしゃがみこんで、右手で地面を触りながら精神統一。いつものルーティンを終えた後の表情が、今年はより頼もしく見える。

【おまけ】
ところで、僕はお酒が飲めない。別に病気を抱えているというわけではないが、アルコールが回ると頭がズキズキと痛くなってしまうので、飲まないようにしている。
そんな僕でも浜地酒造は何回か訪れている。ここからは、お酒が飲めない人向けに浜地酒造の楽しみ方を紹介したい。

まずは酒粕グルメ。飲食スペースでは酒粕を使ったパンやまんじゅうが食べられる。僕は毎回酒粕ベーグルを買って食べている。よくあるベーグルよりしっとりしていて柔らかい。お酒が好きな人はチーズベーグルが合いそうだ。甘酒を使ったソフトクリームもおすすめ。濃厚なのに甘さが控えめで、まったりしすぎていないのが良い。

てか、外で食べるソフトクリームってめちゃくちゃおいしいよね。




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