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作家志望、一年限りの決意表明

 作家になりたい。
 作家になるために、来年(2024年)3月31日までに結果が出なければ、いったん作家の夢を諦めることに決めた。
 と言うと、とても悲壮な決断に見えるかもしれない。
 しかし、これは、私にとってはとても前向きな決断だ。
 そう言える理由を、これから書き連ねていこうと思う。
 お時間のある時に読んでいただけたら幸いだ。

 そもそも、「作家になりたい」と言うだけで、作家になれたら世話がない。
 子どものころから文字が好きで、文章が好きで、本が好きで、読書が好き。そんな人は世の中にごまんと溢れている。そして、「だから作家になりたい」と願う人も多くいる。何せ、私がその一人だ。
 しかし私は、今の今まで具体的な行動に移したことはなかった。エッセイの賞に投稿した経験があるくらい。それはもちろん、どこにも引っ掛からなかった。
 応募する! と意気込んだことは、これまでに何度かある。小学生のころ、父のパソコンを借りて印刷した「小説大賞の応募要項」を眺めて、最年少作家として名を馳せる自分を何度思い描いたかわからない。

 だが、夢見た自分にはならなかった。
 何故か。
 挑戦しなかったからである。

 私は無意識に言い訳をしていた。「経験がないから」「まだ若過ぎるから」「まだちゃんとした作品が書けていないから」……しかし、皆さまお分かりのように、そんなことはやってみて失敗してナンボなのだ。
 それに気づくまで、ずいぶんと時間を要した。大学まで卒業し、仕事を転々として、疲れ切って辞めたあと。自分を見つめ直す時間を持った。
 その時に思った。

「私は、執筆で生計を立てたいと言っておきながら、本気で作家になる努力をしたことがないな……?」と。

 加えて、自分が文章以外も好きなことにも気がついた。
 読書が得意で、文章を書くのが好きで、なんらかの自己表現がしたいときに、「小説」がいちばんしっくりきていただけだったのだ。
 もちろん、小説の執筆は、私のライフワークに等しい。
 常に小説のことを考えている、と言っても、たぶん過言にはならないだろう。
 けれど、己とじっくり向き合ってみて、「自分はこんなに豊かな人間だったのか!」と驚いた。

 歌を歌うのが好き。
 動画を編集してみたい。
 デジタルで絵を描きたい。
 漫画を描きたい。
 そういえば昔、ずっと小さいころは漫画家になりたかったな。あの時から物語を作ることが好きだったんだな。
 実況はできないけど、YouTubeに参戦してみたい。などなど。

 ありとあらゆる「好きなもの」が、自分にあることに気がついた。
 今までいろいろあって、周囲の声に惑わされてきた。それで自分から少しずつ諦めて、「私はこれじゃなきゃダメなんだ」と、ハナから思い込んでいたのだ。
 それは、もったいないなあ。
 心からそう思えた。

 メンタルを不安定にしていた要因も、なんとか見つけ出せて、今はおおむね安定している。安定するということは、何かを始めるための土台が揺らがないということ。

 やってみようかな、本気で。執筆活動。

 私がぐるぐる堂々巡りしている時も、長い休みを取っていた時も、ずっと見守ってくれていた家族に打ち明けた。
 やってみなよ! と言われた。
 そっか、じゃあやってみるか。と返した。

 本腰を入れるなら、私には「追い込み」が必要だと思った。夏休みの宿題を最後まで溜めるが、締め切りに遅れないよう徹夜してでも完遂するタイプだからだ。
 だから、以下のことを決めた。

◎来年(2024年)3月31日が最終決定日
◎それまでに自分の執筆活動で、継続的にお金が入るなど活動継続の目処が立たなければ、作家になる夢を諦める
◎その場合は、別の「やりたいこと」で生計を立てられるように努力する

 これで後は無くなった。
 極めつけは、このnoteである。
 不特定多数の方々が見る場所で宣言してしまえば、私は動かざるを得なくなる。
 人目を気にする性質を逆手に取るのだ。

 とは言え、肩肘張った報告noteでもつまらない。
 だから、気楽に気軽に、自分の生活のことを整理しつつ、孤独になりがちな執筆活動の報告もしていけたらな、と思っている。

 ずっとずっと夢見ていた、作家になる夢。自分の執筆したもので生計を立てる夢。
 時に心の支えとなっていたが、就職をした時は、「ああ、執筆活動で食べていきたい」と嘆き、かえって足を引っ張ることも多々あった。
 夢が妄執に変わる前に、本気になりたい。
 私の文章でお金を生み出したい。
 何より、後も先も将来もなにも気にせず、思いっきり書きたい!

 まだまだ走り出したばかりの若輩者の書く、期間限定になりそうなnoteだが、皆さまのお暇潰しになれれば嬉しい。

 途中で投げ出さず、続けられるように。
 目下はそれを目標にしようと思う。

(補足)
 このnoteの名前と、私のペンネームはまったく違う。
 もし作品投稿の場などに、このnote名と同名の方がいたとしても、それは私ではない。念のため、お知らせのほどを。

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