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受験英語で英語は少しは読めるけど、もはや直接使う機会のほとんどない社会人にとってなにを勉強したらよいのか

という身も蓋もない、ありきたりな悩み。ちなみに、問に対して答えるものではない。単に個人的に、これくらいがよさそうという”あたり”をつけられたから紹介するという程度の備忘録です。まだまだ学習自体はこれからなので、ある学習方法の結果を示したものではないので、ご注意ください。

具体的に参考にしたのは『英語の読み方』

対象としている読者層は、英語を読む機会があって、少なからず辞書や検索がなくともどうにか文意が読み取れるくらいのレベルだと思います。もちろん文章によっては読めないものあります。

ちなみにワイは、こういう感じのレベル感。795は学生の頃に取った点数で、もう6年も前です。6年も前なんですね...(遠い目)

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どうにか英語を読めるけど、すらすらとは読めないし、かなり雰囲気に頼ってしまっているところがあるのを自覚しているという感じ。リスニングは苦手で、スピーキングはもう無理。

だから「少しは読めるけど……」という読むことのみにすがっているレベル感。逆に言うと、少しは読めると思っているというw


なぜ聞き取れない話せないのか

この本をベースに置いて考えようと思った大きな理由が、結局聞き取れないのも話せないのも英文を読む速度がまずもって遅いからなんだ、ということが端的に述べられていたからなんですね。

それまで、あまりにも牧歌的に、まさに次のような「読めるけど聞けない、話せない」という感覚でいました。

「時間をかけて辞書を使えば、新聞記事などもそれなりに意味は分かる。しかし、ニュースで言っていることや映画のセリフなどはさっぱり聞き取れない。やはり、読む力のほうが聞く力よりはるかに高いということではないか」このような感覚が、「読めるけど聞けない、話せない」というイメージを支えてきた側面があると思われます。

北村一真. 英語の読み方 ニュース、SNSから小説まで (Japanese Edition) (Kindle の位置No.183-187). Kindle 版.

でも、読めるとしているのは”意味が取れる”程度のことでしかなく、そこにスピードは考慮されていません。自分も、一応読めるという感覚がありはして、ただそれ以上の考えはありませんでした。速い遅いという問題意識を持っていませんでした。

英文を読むスピードの判断基準として参考に書かれているのが次。

しかし、英語話者の読解スピードと言われる「1分間に200語(センター試験の全ての英文を20分強で、語数の増加が話題になった共通テストの英文でも約30分で読み終えるスピード)」という基準から見ると、大半の人は恐らく半分以下(場合によっては3分の1以下)のスピードでしか読めていないと思います。

北村一真. 英語の読み方 ニュース、SNSから小説まで (Japanese Edition) (Kindle の位置No.191-193). Kindle 版.

センター英語9割でしたが、英文を読み終えるスピードは100語、よくて120語とか、そんな程度だった気がします。ここに至って英語が話せる聞けるうえでなにを必要としているのか、誤った考えでいたことをようやく認識しました。

つまり、「日本人は読めるけど聞けない、話せない」という主張は、「日本人はネイティブスピードの半分以下の速度でなら読めるけど、ネイティブスピードで会話はできない(聞けない、話せない)」という、いたって当たり前のことを言っているに過ぎないのです。

北村一真. 英語の読み方 ニュース、SNSから小説まで (Japanese Edition) (Kindle の位置No.197-200). Kindle 版.

そんなこんなであたりまえのことに納得いって、なにを勉強したらよいのか、ようやく”あたり”を付けられたわけです。ちなみに、うまいこといったわけではry

職種や立場によりますが、社会人にとって日常的には会話するより圧倒的に読む、聞くことの方が機会が多いので、いずれにしても読解スピードを伸ばすことを意識して学ぶことは学習の方針となるのではないでしょうか。

本書が優れているのは、なぜ会話ができないのかの問に対して、その根底にあるのは読解スピードが遅すぎるという答えが明確に述べられているということだと思います。

なにを学ぶべきなのか

もうここからは各論ですので、簡単に紹介する程度で詳しくは本書を読んでください。大まかには「文法理解があやしい」ということ、そして「受験英語の単語数では少なすぎる」という2点です。

わりと文法や英文解釈には時間を費やして理解してきたつもりでしたが、例題にあげられていた文の意味が瞬間的に取れないものがありました。解説読む限り容易に理解できるのですが、とりあえず意味がつかめればいいみたいな読み方をしているとこうなってくる気がします。

単語も例として上げられていたものはほとんど全滅ですね。一般的な受験英語の範囲だとまず太刀打ちできないレベルです。単語王でも厳しいんじゃないかと思うけど、どうなんだろう。

参考図書

文法 基礎レベル

ドリルは時間がかかりそうという意欲のかけらも見出せない理由から、後者を読むことを決めた次第です。

ほら、受験英語で一通りは押さえてるからねgkbr

文法 中級以上

英文読解の透視図はポレポレと並んで受験英語の英文解釈の定番で、僕も使ってました。当時は理解した気になっていたけれど、身についていたかというと、結局中途半端だったんだろうなと。

語彙力

流石に単語王とかDUOとかそういう本ではなくて、英英辞典のような英単語を英語で説明するような書籍中心となっています。日本語の意味を記載している書籍(パス単)も紹介されていましたが、あえてnoteで部分的に取り上げるとしたらこちら。

個人的には語源から理解するのが好きなのと時々Webサイト利用するのMerrian-Webster's気になっています。

所でな感想

総論的な部分をまとめました。あとは本当に各論で、文章によってどう読むかということを例文と共に解説されています

幸い、プログラミングを学習し始めてからは英語のドキュメントに触れて、読む機会が増えました。もともと臨床栄養の世界ではESPENのLLLに触れてきたこともあって、全く離れた環境でなくてまだ良かった。もう少し楽に英文を読みこなせるようになりたいので、隙間時間に少しづつ取り組んでみようと思います。


いつもありがとうございます。これからも役に立つnoteにしていきます。