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窮すれば変ず、変ずればすなわち通ず ~起こる事象をどうとらえるかそれがあなたの道を開く~

こんにちは生命という器の中にある命
その命を生きるそしてよりよく死を迎える
よくやったと笑って死ぬ事を目指す
そこを考え生きているとある看護師です。


 現在私はとある方の生きた証、
そして今も生きている方の生き様、背中を追っております。
人にはそれぞれの生きた証がある。
そのかけがえのない生きた証をもっと皆で
分かち合いたい。そう思って
その生きた証を記すことを今続けています。

8月に腰塚勇人先生
『命の授業』腰塚勇人オフィシャルサイト (inochi-jyugyo.com)

との御縁で出会った
内尾英嗣さんです。
Facebook
今日はその『内尾様生きた証』第5回目となります。

1回目記事『まさか。。』を共に生き抜く人があなたの私の前に、いてくれる。大丈夫。|命に向き合うとある看護師 (note.com)

2回目記事『歩きたい』その心のつぶやきを聴いたから生き抜いた~生きた証を追って2           |命に向き合うとある看護師 (note.com)

3回目記事日々想い直す、決め直すそれが信念となり基盤となる。    |命に向き合うとある看護師 (note.com)

4回目記事すぐそこにある退路でなく一筋の活路を見出したから生き抜いた|命に向き合うとある看護師 (note.com)

今回はその5回目を記させていただきたいと思います。




1)壁を何とかしたい、そう思った。


今までの記事では
『歩けなかった自分だからできる志事を
する』と心の声を聴いて転職活動をしたところまでを
記させていただきました。
その後、働きながら
内尾さんは、生活するのですが
やはり歩くことが
怖いこともあるしつらいこともあった。

~どうしても方向転換や何か予想外のことがあると
バランスを崩してしまい転びやすい~
~足がなかなか上がらない。そのためひきずるように
歩くことになる~
~その装具が必要なのはわかる。
それが重くて、足先からふくらはぎが
痛くてたまらない~
その、苦痛、生活上の支障、
それによる『転んでしまうのではないか。。』という恐怖
そこにそのまま、沈み込むのでなく
何かもっと違う方法がないのだろうか
そう考え模索していくのでした。


 より強く足を踏みしめられて
より安全に生活することができて
そしてより次の一歩を踏み出すことができるもの
それがないか
どうすればよいのだろう。。
そこをリハビリをしつつ、模索しながら生活するのでした。
その中でたまたま
インターネット上で
コロバンダーという装具をみます。

このコロバンダーという装具
装具を装着するために
靴自体を変えるそういうこともなく
足首を固定せずにゴムの力だけで足先を上げることが出来て、
普通の靴が履ける、、、
『これだ!』
内尾さんの中の直感が、叫びました。

インターネット上でも注文もできる。
でも実際に開発した人に会いに行きたい
そして実際自分の足で装着してみてから
決めていきたい。
そう思い、明石から東京まで
友人と共に出向き出会うことになるのでした。

その出逢った方が
『コロバンダー』という装具を開発されている
池田俊幸先生です。
コロバンダーの公式サイト (korobander.com)

実際に装具を装着した時の
その軽さ、
そして何よりも
つま先があがり次の一歩が踏み出せる!
感動して、装着して帰宅するのでした。

コロバンダーを装着することで
内尾さんは、
自分の踵から足を踏みしめて
そして
つま先で地面を送る
あの健康だった時の感覚。
その病気をした時から
思い出せなかったあの感覚が
また呼び覚まされた。

身体が『これはすごい!』と喜んだ。
心も『これならできる!』と自信が得られた。
元来の装具であると、長時間装着での
痛み、しびれがでて苦痛だった。
だがこれであれば、サポーター感覚でつけられて
長時間装着して仕事をしても、痛み痺れがでてこない
そこを感じ、素晴らしい装具だと思うのでした。
下の動画が、内尾さんがコロバンダーを
初めてつけた時の感触、そちらを表している伝えている
動画です。



2)出逢いから協働。そしてさらなる進化へ

そして内尾さんと池田先生は
装具について話をする中で
池田先生は開発者として
内尾さんの患者側からの装着するユーザー側からの
率直な意見が大切と感じ
依頼するのでした
『内尾さん、このコロバンダーを
ぜひ関西圏に、広めてもらえないだろうか』

勿論内尾さんは快諾して
皆にこのコロバンダーについて
広めていく活動をしていくのでした。
様々な方が、コロバンダーを試してほしい
様々な麻痺、障害を抱えた方の
笑顔をみたい、自信を取り戻してほしい。
その想いで、
内尾さんは、活動を開始するのでした。

内尾さんだからこそできる
志事のはじまりでした。
実際にその活動をするのは
転職した職場での仕事と並行して
休日や空き時間で行われています。

内尾さんは
装具に出逢って歩きやすさだけを
獲得したのでなく
さらに
生活の範囲を広げ
やりたいことでも、あきらめていたことを
思い出し挑戦するのでした。
ゴルフも挑戦しています。
装具をつけることで
内尾さんの心と体がさらに覚醒して
人生が飛躍していくのでした。

https://www.facebook.com/photo/?fbid=979378533761237&set=pcb.979378623761228


3)障害を乗り越えようとする壁、工夫する課題として取り組んで出逢った。

 内尾さんは
『コロバンダー』
この装具とのさらなる出逢いができたのは
障害を
永遠に自らが逃れられない
解決できない課題としてでなく
乗り越えようとする壁、工夫する課題として捉え
『何かいい方法はないか』
『何か工夫できないか』と模索したからです。
そしてその模索して行動し変化するから新たな道が開けたのでは
ないでしょうか。

儒教の原典とされる五経の一つ易経の中の言葉に、
「窮則変 変則通(窮すれば則ち変ず。 変ずれば則ち通ず)」とあります
起こる事象に幸不幸はなく、それをどう捉えて、
どう生かすかによって、幸不幸が生まれる、と言う意味です。
内尾さんは、何度も壁を越えてきた。
でも長く長く内尾さんの前にある
『うまく思うように歩けない。歩くことが苦しい』
という壁があった。
内尾さんは
その状況を『窮すれば変ず』として、
発想を転換して受け止めました。
この今ある壁は
自分にとって乗り越えられるために出逢った壁。
何かを工夫する、行動を変えるよい機会。
そして頭を柔軟にして
その苦しみ、不安に沈む、押しつぶされるのでなく
突破口を見つける心を生活の中で持った。
そして
自分に合う装具『コロバンダー』を見つけ出し
開発者の元へ自分の足で逢いに行き
自分で御縁をつなぎ、変化していきました。

そして『変ずればすなわち通ず』として、
池田先生に出逢い、新たな志を見出すのです。
その志とは、
『コロバンダーを関西圏に広めていく
そして、少しでも歩行困難者に夢と希望を与えていく事』
内尾さんが内尾さんだからできることを
自分の生き抜く理由を見出し
新たな人生へ、道へと通じていくのでした。

そしてその道を内尾さんは池田さんと共に
協働していくのでした。
~その後池田先生と、内尾さんがどんなふうに
連携していき、コロバンダーの普及に努めていったか
そしてなぜ池田先生と内尾さんが
協働するに至ったかについては次の
記事で書きたいと思います。~

今日は、内尾さんが社会復帰したのちの
続く障害による不安、転ぶのでないかという恐怖
その長く続く壁を
どう受け止めて変化して道に通じていったのか
乗り越えたか、さらなる人生へ広げていったかを記しました
人は
誰もが長く長く続く、壁、悩みを
言い知れず持っていると思います。
それはその人だけにしかわからないもの
人に言えない苦しみであったりもする

そんなときに、その長く続く壁を
どう受け止めるか
どう発想を変えていくかを
内尾さんの生きた背中を追うことで
あなたが今日も
あなたらしく見出してくれることを祈っております。

~今日もあなたも私も命があって
そしてまたここに生きていることに感謝して
いってらっしゃいませ!
そして私も
いってきます。~



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