全力で出し惜しみをしない。
常に全力で手を抜かないように仕事に向き合うように日々、心がけています。
日常では手を抜きまくりだし自分とも向き合ってない日々が多いですが、若い頃はそれがどっちが本当の自分なんだろうか、と自分自身を見失うような事もありましたが、今では、そのどちらともが自分自身なんだと理解できるようになりました。
まるっと自分を理解する、受け入れる、というのはこういう事なんだろうと思っていますし、もしかしたらもっと違う視点に気が付いたり理解できる事があるのかもしれない、とも思っています。
ようは、今は今であって、昨日の延長で今があり、その先には明日がある、という事です。
この文章を書いている時点で、三行前の自分はもうすでに過去の自分ですし、僕自身は、その三行分成長しています。
なんもしてないやん、と自分でも思いますが、この三行(すでに四行とか)で僕自身は、20~40文字近く自分の頭の中の思考を整理してアウトプットする事が出来ました。
それが、結果として読み手のみなさんにわかりやすいかとか、ウケがいいか、は別にして、僕自身はそれだけ思考や体験を頭の中でまとめて外に発信するという経験を詰めたわけですしキーボードを叩く熟練度もアップしていますし、それだけで成長したと言えます。
昔の僕は、そんな小さな一歩に満たないような前進を成長と認めていませんでした。
こんなのは経験にもならない、自分は成長できていない。
かといって自分が理想としているような頑張りができるわけでもなく、だからといって何かセミナーや学習会に行くわけでもなく、ただ単に日常を送っている中で、自分はなにも前進していない、と嘆いて自己嫌悪に陥っていた事もありました。
何もできない自分だっていいんですよ、生きているだけで成長しています。
気が付かないだけで。
たとえばみなさんもこんな経験はあると思います。
昔できなかった事が、しばらくやってなくて久しぶりに取り組んだら何故か簡単に出来た。
昔は難しくて解けなかった問題が、何にも勉強をした覚えがないのに解けた。
これは僕自身もずっと不思議な体験で、僕自身は結構こういう体験が多いんです。
たとえば、何度も挑戦して失敗したとして諦めました。
その時は、成功させるために視野や視界が狭くなってたり、余計な力が入ってたり、必要な経験値が足りてなかったりするわけなんですけど、そこからしばらく離れてみることで、視野を広くとれるようになったり、前もダメだったしダメ元でいい、と力が程よく抜けていたり、これまでの失敗の経験が行動や思考に生かされたりして、なんの工夫もなく今まで通りに取り組んだつもりなんだけど無意識で様々な工夫が出来てたりして上手く行ったりするんだと思います。
あるいは、ただ単にタイミングの問題、という事もあるとも思いますが、そういうのも全部ひっくるめて、前に進めているから成功できるんだと思います。失敗の体験自体が成長している証拠でもありますよね。
立ち止まっていたって成長します。
意識的に考えたり悩んだり。無意識でも考えたり悩んだり。
生きている限り脳も腸も動いています。
『生きてるだけでまるもうけ』
明石家さんまさんの有名な言葉ですが、それ自体はおそらく人の命の価値や存在自体が大切なんだよ、生きてさえいればなんとでもなる、という言葉だと思いますが、生きているだけで日々成長しているんだよ、というメッセージでもあるのかな、なんて思ったりしています。
成長というと努力がつきものなイメージですけど、努力にもさまざまあって、無理にやる努力はあまりよいとは思いません。
本人が、結果楽しんでやれるのが本当の努力ではないかと思います。
たとえば、その瞬間はつらかったり嫌だったりするかもですが、その先にある未来を見て、その苦痛な努力を楽しい時間に変えられるなら、それはいい努力なんではないかな、と思いますし、僕自身はそういう努力をするようにしています。
もともと適当人間な僕が、こんなことを偉そうに書けるのも、結構前なんですけど、テレビのインタビューか何かで、ワンピースの作者の尾田栄一郎先生がおっしゃっていた言葉が、僕なりやっぱりこの人スゲぇな!と思ったのがきっかけです。
ワンピースは大好きな漫画で、何度も読み直しては元気をもらっています。
おっさんになってから少年漫画で感動して涙をこぼすなんて思ってもみませんでしたが、涙腺がゆるんだせいか、涙なしには読めないエピソードが多くて困ってますが、何度も読み返してしまいます。
『出し惜しみはしない、常に全力でアイデアを出す』
というような事を尾田栄一郎先生がおっしゃっていました。
漫画家なので、アイデアとか面白いエピソードとか思いついたら、たぶんとっておきのタイミングで出すために保存しておいたり、出し惜しみしたりすると思うんですよ。
だけど、そうじゃなくて常にその時の最高のアイデアで勝負する、みたいな話もされていたのにすごく感動しました。
大好きな漫画の作者さんが言ってた言葉なので、俺もそれを目指す!となったわけですよ、根が単純なので。
それ以降、常にその時に自分に出せる最高のパフォーマンスをいかに出し切るかを意識するようになりました。
もともとは『いつか本気だす。本気出した俺はやばい(はず)』というタイプの人間だったのに。
たしかにすぐに意識できなくなる時期もありましたが、やっぱりそんな自分になりたい、という思いがあったので降り戻せたんだと思います。
自分がどうなりたいか、この視点をちゃんと持っておく事は重要だと思います。
まぁ、そういう意識をすると自然と常に毎日が自分との闘いになるんですけど、やはりそれはそれで疲れてしまうので、ちょっとした成長でも、今日も生きている事でも、僕自身は成長した、今は俺史上最高の俺だ!みたいな事を頭の中で考えるようにしています。
さすがにこんな事は口には出しませんが、今日は思い切ってそこもアウトプットしてみました。
なにもしなくても何かしても常に最高の自分であるわけですから、自分なりに無理のない範囲で、なりたい自分にフォーカスして無理のない範囲で努力すれば、きっと理想とする自分になれるはずです。
ゆっくりでも早くても、最終的にまるもうけできるのは常に”今”の自分だと思います。
そういう中で、僕自身は出し切れるなら全力を出し切りたいと思って仕事に向き合っています。
私生活では力抜きすぎている気がしますけど、それはそれで”今”のところ良しとしています。
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