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60代からでも「理想の人生」は送れる。ハーバード大学史上最長の「幸福研究」が導き出したひとつの答え・・・という記事の紹介です。

人生の質を少しでもより良いものにできるようなお手伝いをするのが仕事なので、こういうニュース記事には事前に目が行きます。

そんな簡単に答えの出ない問いに対して、84年にわたって研究し続けたのがハーバード大学です。同大学の研究チームは、同一家族の2世代にわたる被験者たちを80年以上追跡調査することで、「幸せの条件」を解き明かそうとしました。

ミモレ

80年以上の追跡調査とはまた凄いですね。
これが解答ということではなく、こういうのがいいかもしれない、そんな感じで受け取りたいと思います。

「健康で幸せな生活を送るには、よい人間関係が必要だ。以上。」

ミモレ

いきなりズバッと言われてしまいました。

でも、そうだよなぁと思います。
小難しく考える事なく人と人とのつながりをより良いものにしていく事が大切なんですよね。

それは、プライベートでも職場でも同じかなぁと思います。

「幸せな人生は楽な人生ではない。完璧な人生を送る方法など存在しないし、あったとしたら、ろくなものではない」とも本書では伝えます。

ミモレ

これも言われてみればその通りなんですけど、うっかりすると楽をしたくなったり完璧を求めてしまう自分がいます。

これからは、そういうマインドになってることに気がついたら、ろくでもねぇな(笑)と笑い飛ばすようにしたいなと思いました。

友情は最も放置されやすい人間関係の一つだ。本研究の被験者の人生においても、男女を問わず、放置したせいで友情が悪化していくケースを繰り返し見てきた。友情は自由意志によって育まれる。だからこそすばらしいし、だからこそはかない。はかないものだからといって、大して価値がないわけではない。すでに手にしている友人関係を維持したり、新しい友人をつくっていくには、意志を伴う行動が必要だ、という意味だ。

ミモレ

良い人間関係は自然に出来るものでも、何もせずに維持できるものでもなく、そうする努力や意識や行動が伴わないと実現できないという事ですよね。

良好な友人関係を築くには、成り行きにまかせたり、自分をありのままに振る舞うのではなく、家族と同じように注意を向けることが必要だ、と本書は教えてくれます。

ミモレ

自分が自分が、というスタンスではダメだという事ですね。
ギブアンドテイクの話を思い出しましたが、みんながギバーになれば素敵な世の中になりそうですね。

よりよい友人関係を育む、あるいは維持するための「友情のメンテナンス」には、以下のようなことを実践してみるといいそうです。

ミモレ

●友人の言葉に耳を傾ける態度を身につけること
「友人関係においては、話し手と聞き手の役割が固定化してしまうことがある。自分がどちらになりがちかを見極めて、バランスをとろう。双方向の関係が、いちばん強い友情になる」というアドバイスも参考にしたいところです。

ミモレ

こういうバランスって難しいですけど、どちらかが自分ばっかり損してる、と思うような関係は長続きしませんもんね。

●仲違いした友人との関係について考えてみること
仲違いした友人がいるなら、いつまでも引きずらず、わだかまりを解消できるよう行動することが大切、と本書。素直に謝る、丁寧なメールを送る、昼食をごちそうすると提案する、そうしたアクションを起こすだけで、過去の傷を修復できることも。

ミモレ

仲良くしたいのであればこういうアクションを取る事で改善できそうですが、ここも損得感情があると難しいですよね。
本当に得難い友人なら自然にこういう行動がとれそうな気もします。

●友人付き合いのルーティンを見直すこと
「いつものパターン」から抜け出す工夫をしてみると、より友情が深まる可能性があります。

ミモレ

どうしても長い付き合いになるとパターン化してしまう事が多くなってしまいますが、こういういつもと違うパターンを工夫ふるのは大切なんだな、と思いました。

気晴らしに運動しようと思いつき入会した近所のスポーツクラブで、転機が訪れます。常連の一人に挨拶をしてみたことがきっかけとなり、クラブで友人の輪が広がっていったのです。数年後、一人暮らしの孤独感は感じていたものの、人生がどのくらい理想に近いかを尋ねる質問では、「理想に近い」と回答。80代になると、以前は「まったくない」と回答していた、自宅に人を招いたりする頻度を尋ねる質問に、「毎日」と回答したといいます。

ミモレ

80代までの調査では幸福度が低いアンケートだった方ですが、こういうちょっとしたきっかけで幸福度が高まる結果になっています。

友人が増えたのが大きなきっかけですよね。

私たちは人とのつながりを渇望する世界に生きている。自分は流されるままに生きている、孤独だ、もう手遅れで何も変えられない、などと感じることもあるだろう。アンドリューもそうだった。変えられる時期はとうの昔に過ぎてしまったと思い込んでいた。だが、そうではなかった。遅すぎることはなかった。なぜなら、本当のところ、遅すぎることは決してないからだ。

ミモレ

遅すぎることはない、これは本当に肝に銘じておきたい言葉ですね。

思い立った時で決断・行動できる時がその時だと思います。

幸せな人生に不可欠なのは、よい人間関係――2000人を超えるかけがえのない人生から、人と人の繋がりを結び直すための手がかりを学べる本書。科学的研究が導き出した結論をどう活かすかは最終的に自分次第ですが、コロナ禍で疎遠になってしまった友だちに久しぶりに自分から連絡を取ってみる、というのも、幸せへの小さな足がかりの一つかもしれません

ミモレ

仕事がら独居で家族も友達とも疎遠になっておられる方がおられますが、そういう方ともそうでない方とでも、介護の仕事を通して、よりよい人間関係を作っていく事で、より良い人生のお手伝いに繋がりそうです。

そう考えると、やはり介護の仕事というのは人間まるごと体当たりで利用者さんと関係を作っていく仕事だなぁと思いました。

ビジネスや作業だけでは、本来の意味での介護と呼べないんだろうな、と改めて感じました。

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