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介護革新】スウェーデンで見たチャレンジ精神と柔軟な姿勢 課題山積の日本が向けるべき目線=山口宰・・・という記事の紹介です。

今日は、つながり活動のうりもさんのイベントに参加する事になりまして、若干緊張しながら記事を書いています(なんでやねん)。

うりもさん、いつも面白い記事を書かれていて元気をもらっています。
やり取りしているメールが”うりもにいさん”だったので、今日からうりも兄さんと呼ばせてもらう事にしました。

さて、今日は介護ニュースのJOINTの特集でスウェーデンの内容です。

スウェーデンのケア付き住宅の居室

僕が知っている日本の施設の居室と全然ちがう・・・。

毎年のようにスウェーデンに行き、高齢者福祉や障害者福祉の現場を訪問したり、行政や研究者の方々と意見交換をしたりしてきました。逆に、スウェーデンからの見学者や実習生を私たちの施設で受け入れ、日本の福祉について調査や勉強をしてもらうという取り組みも行ってきました。

その度に感じるのは、「スウェーデンは常に新しいことにチャレンジしているな」ということでした。

JOINT

やはり常に挑戦する、という事が大事ですよね。
人生を支える仕事なんですから、これでいい、という事はないと思います。

スマートフォンが配備されたヘルパーステーション

スマホの数すげー!
僕が開業する事業所でも、職員全員にスマホを配布します。
・・・しかし、30~40台くらいありますよね、スマホ。凄い規模だ・・・。

ヘルパーさんに1人1台、スマートフォンが支給されています。このスマートフォン、電話として使うだけではありません。上司であるマネジャーからケアに関する指示を受けたり、ケアに関する報告をしたり、記録をつけたりすることができます。さらに、スマートロックの端末にもなっているため、利用者さんの自宅の鍵を開けることもできるのです。

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だいたいの事はスウェーデンと同じように出来そうです。
そう思うとちょっとわくわくしますね。

スマートロックについては、先日ヨドバシカメラに行ったときに初めてそういうシステムや機材がある事を知って、事務所でも活用できそうだな、と思った所でした。
それを利用者宅でも活用しているとはさすがですね。

このシステムであれば、事前に鍵を借りておく必要はありませんし、業務以外の時間帯に勝手に家に入ることもできません。マネジャーの仕事は大きなディスプレイの前に座って、ヘルパーひとりひとりの動きと利用者さんの状態を確認しながら、指示を出すというスタイルになっています。

JOINT
デジタルサイネージで日課をお知らせ

実は、僕も事業所に大きなディスプレイを置いて、そこでこういう感じで表示させていろいろ仕事できるようにしたいなー・・・と思ってたんですけど、さすがにそこまでできないのでノートパソコンで頑張りたいと思います。
プロジェクターとか活用できれば壁が白いのでそこにパソコンの画面を投影とかはできそうですけど・・・。

多くのケア付き住宅(高齢者施設)にはデジタルサイネージが設置され、その日の天気や食事のメニュー、1週間のアクティビティなどが表示されています。居室の玄関や居室内の薬箱はスマートロックで管理され、権限のある職員だけが開けられるようになっています。

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こういうのがDXというか、デジタルをうまく活用した姿ですよね。
なんでこういう方向で日本は進んでいかないんだろう・・・。

これらの技術は、日本にとっても特に難しいものではありません。介護現場の生産性向上の方策のひとつとして、テクノロジーの活用は重要な課題と位置付けられています。しかしながら、制度が追いついていなかったり、設備投資にコストがかけられなかったりと、現場レベルでの有効活用には、残念ながらまだ時間がかかりそうです。

JOINT

設備投資ができるほど介護報酬も高くありませんし、投資資金なんて貯めるような想定も国や厚労省もしてないと思います。

スウェーデンのチャレンジは、テクノロジーの活用にとどまりません。性別や年齢に関係なく自分の力を発揮して仕事ができる環境、柔軟なスタッフの採用・育成システム、エビデンスに基づく認知症ケアへの取り組みなど、訪れるたびに新たな発見があります。

JOINT

仕事の環境や育成システムや認知症ケアの取り組みとか、どんどん進化しているってことですよね。
介護の先進国と言われているスウェーデンですが、現状にとどまらずに常に先へ先へ、という姿勢は本当に良いな、と思います。
その根底には、やはり人の人生をよりよくする為には、これではダメだ、という現状の振り返りと反省があり、目指したい目標がもっと高い所にあるからなんだと思います。

まだまだ理想に届いていない。
そういう想いがなければ、こうはなりませんよね。きっと。

かつて、「日本の福祉はスウェーデンの30年遅れ」と言われていた時代がありました。高齢化の進行とそれに伴う様々な問題に直面し、日本はスウェーデンをはじめとする「高齢化の先輩」の国々から多くのことを学び、取り入れてきました。そして今、日本の介護保険制度や地域包括ケアシステムといった取り組みは、世界の国々、特に現在急激に高齢化が進んでいるアジアの国々から注目を集めています。

JOINT

日本の地域ケアシステムですが、これからどうなるでしょうか。

個人的には、認知症の方でも地域に出て何不自由なく生活できる、そんな地域をつくっていきたいし、そこに子供や障がいのある方の生活が重なっていて良いと思っています。そういう地域づくりを、訪問介護というサービスを通じて、どこまで追求できるのかに挑戦してみたいな、と思っています。


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