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ギブアンドテイク。
ギブアンドテイク(give and take)という言葉は、みなさんご存じと思います。
僕自身、割と好きな言葉です。
give=与える
take=取る
という意味ですよね。僕自身は”与えれば貰える”という感じで理解しています。情けは人のためならず、という諺も同じような意味だと理解しています。
情けは人の為ならず(なさけはひとのためならず)とは、日本語のことわざの一つ。情け無用が反対語。
原義
「情けは他人の為だけではない、いずれ巡り巡って自分に恩恵が返ってくるのだから、誰にでも親切にせよ」という意味である。
英語には「Today you, tomorrow me」(今日のあなたは明日の私)という同様の語句がある。
結構Wikipediaを引用しているので先日寄付しました。
自動回答のメッセージでも感謝されると嬉しいものですね、うっかり継続寄付にしてしまいました。
そう、何かを与える事で巡り巡って自分に返ってくる、というのが僕自身の行動原理というか、行動しないと何も受け取れないよと思っています。
働かざる者食うべからず、という言葉もそうですよね。
なので、行動もしていないのに欲しがる人が苦手です。
まず価値観が違うので話が通じないんです。
話が通じないのでわかり合えないし距離も縮まらない。
本人が訴えている内容も響いてこないというか、だったら行動してみれば?という疑問ばかりが頭に浮かんでしまう。
ずっと介護の現場での指導が長いので、もしかしたら介護の世界だけじゃないかもですが、現場であまり仕事が出来ない人に限ってこういうタイプの人が多いです(個人の感想です)。
もっと時給が高ければもっとやれますよ。
もっと時給が高ければ働きますよ。
みたいな返事が本当に多いです。
要は、自分の仕事が時給に見合ってないと思っているから出る言葉なんでしょうけど。
そもそも評価する側も僕が”もっとやれないか?”と、その働きぶりを評価して出した結果の『もう少し動けないか、頑張れないか、○○できないか?』という問いに対しての回答がこれですので話にならないんですよね。
大変なのはわかりますし、僕自身も現場を経験してきてどの程度忙しいのかは現場の状況やメンバーや利用者数を見ればだいたいの想像はつきます。
その上で、自分の経験と照らし合わせた上で自分ならこの程度なら余裕持てるよな、という感じでの評価なんですけど、やはりそこを説明しても何も響かないので、そういう職員さんにどうしたらうまく伝えられるかをずっと悩んできてました。
これだ、という言葉はまだないんですけど、『仕事は生き方そのものだよ』という話はよく聞いてくれたように感じています。
世の中全ての人が受け身だったらどうでしょうか。
誰も何もしない世界になってしまいます。
動機はどうあれ行動した人がいるから社会が回り始めていると思います。
なので、give and take は、giveが必ず先だと思っています。
そこで、いろいろ調べていると参考になるサイトがあったので紹介します。
今回は「GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代」という本を読みました。
まず本書の結論としては「とにかく人に与える事を意識しましょう」です。
世の中は「ギブ&テイク=1つ与えて、1つ受け取るのがフェア」という価値観が一般的です。
しかし、本書ではギブ、ギブ、ギブと見返りをもとめずたくさん与えて、知らないうちにテイクできてるくらいが理想と伝えています。
そういう意味では「与える人=ギバー」は、他人より多くを与えている人といえるでしょう。
面白そうな本なので今度購入してみたいです。
僕自身、若いころは損得を考えてましたので、give1で2~3が返ってくるのが正解、と思っていた事もありましたが、今ではそんなのはどうでもよくて与える事のみ意識しています。
結果を期待すると真の目的から離れてしまうので、見返りを求めないというのは本当に正解だと思います。要は、人生をかけた投資だと思う感じ。
知らないうちのテイクできてる、こういう感じが大事だと僕も思っています。
人には3つの思考と行動のパターンがある
ギバー(与える人)
テイカー(受け取る人)
マッチャー(バランスを取る人)
こういう行動パターンは初めて見たかもです。興味深いですね。
やはり中庸でどちらにもなれるパターンの人っているんですね。
僕自身が振り返って思うのは、このパターンにしても本人次第でどうとでも変えれると思います。
「ギブ&テイク」で貸し借りがフェアな状態をもとめる人は「マッチャー」と呼ばれます。
この3タイプのなかでは「マッチャー」が一番の多数派になります。
あ、勘違いしてましたね。
マッチャーは貸し借りが均等になるように動く人という事です。
そうですよね、そういう人が多いですよね。
当然だと思います。
ここで重要なことは「テイカー」の考え方は他人を不幸にする考え方なので、テイカーの人とはなるべく近づかないようにしましょう。
そして、世の中の多くの人はマッチャーなので、
あなたや、周りの人もマッチャーとして振る舞うことが多いと思います。
テイカーには近づくな、という事ですよね。
といってもテイカーに指導とかしないといけないのリーダーですもんね。
あ・・・そっか、そういう人の対応でどっと疲れたり疲労感感じるのは元気や活力を奪われている(giveしてる)からなのかもしれませんね(個人の感想です)。
3タイプの要素は、誰もが持っている要素で、それぞれの人が様々なシーンで使い分けています。
人はそれぞれの立場を使い分けている
例えばこんな感じです。
家庭・・・ギバー
仕事・・・テイカー
友達グループ・・・マッチャー
これはナルホドですね。
確かにどんな場面でも同じ役割を演じているという事の方が少ないような気がします。
組織内でも必要があれば必要な役割を担う感じでしょうか。
でも、仕事でテイカーはやめて欲しいなぁ、全員ギバーなら最高なのに。
本書の中では「最もお金を稼ぐ」のはどのタイプか?について書かれています。
非常に興味深いですね。
結論、最もお金を稼ぐのはギバーです!
しかし同時に、最もお金を稼がないのもギバーという結果になっています。
んーっと、どういう事でしょう。
いっぱい稼ぐけど、稼いだだけテイカーに渡してしまっている、という事でしょうか。
1つポイントなるのは、成功するギバーは「他人のために行動できる」ことの他に「自分のためにも行動できる」ことが特徴となります。
ギバーでも成功する人と失敗する人に二分されるようですね。
ポイントは自分の為にも行動できる事。これは重要と思います。
世の中には「返報性の原理」というものがあり、ギバーは時間はかかりますが、最も見返りが多いタイプです。
しかし「自分も幸せにする」という強さを持っていないと、搾取されるだけの人になってしまう場合があるということですね。
これはナルホドですね。
自分も幸せにする、これは本当に重要。
介護職で、これを根底に大切にしていないと疲弊してしまいます。
ギバーになれない理由はたくさんある。
例えば以下のような理由がある。
【仕事】相手より自分の方が得をしないと生き残れない
【家庭】自分より家族を優先させなければならない
仕事の方はちょっと僕はあまり理解というか共感できませんけど、家庭はそうかもしれません。
世の中の人のほとんどの人は「十分にお金を持っているわけではない」という事実があります。
そのため、すぐにお金を手に入れたいという欲求が生まれます。
すると「見返りを期待しない」ギバーの考え方からは離れてしまいやすいですね。
そのため、自分で意識しないとギバーにはなりにくいということを覚えておきましょう。
成功や与える事がお金に限定されている内容になっていますが、分かりやすいから仕方ないかもしれませんね。
ただ、意識しないと、という部分は納得できます。
ではギバーになるにはどうすればよいのでしょうか?
結論としては「与える事を楽しめる人」になることです。
「良いギバー」になるために行うこと3選損得で考えない
見返りを求めない
自分をまず幸せにして、その上で他人も幸せなことをギブする
具体的な行動としては上記の3つになりますが
ギバーの人は他の人と「考え方」が違います。
自分の行動指針を「与える事を楽しめる」「与える事を生きがいにできる」
こんな形に少しずつ変化させていくことが必要なのです。
自分軸とかよく言われる事ですが、自分を大切にする事が重要だと思います。
その上で、与える事を自分自身が楽しめるか。
僕自身は、見返りを求めないようになってからは教える事とか好きになりました。
ただ、教えてクレクレってこられるのは苦手ですね。それでも教えますけど、自分が楽しく感じれない場合は距離を取るようにしています。
どうしても、テイカー、マッチャーの社会に慣れてしまっていると
「自分はギバーになれるような聖人ではない」と思ってしまいます。
しかし安心してください。
「ギバーっていいな、なりたいな」と思った段階で才能はあります。
少しずつで良いので、周りに流されず、自分の目指す行動をできるようにしていきましょう。
他人は変えれませんが、自分は変えれます。
この記事というか、本でも書かれていますが、もっとも成功するのがギバーらしいので、成功したい人は人に与える事を楽しくなれる自分になれると良さそうです。
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