書道教室の先生、子供に靴を並べる指導
四津川造園の奥さんは、自宅の離れの建物を使って、地域の子供たちに書道や硬筆を教えている。
造園業をやっているだけあって、敷地も広いし、自宅建物も和風建築の立派な建物だ。
70代後半のご主人はまだまだ現役で、トラックを運転したり、ユンボ(ショベルカーの小さいサイズ)を乗りこなしたり、3メートルくらいのハシゴに上って作業をしていたりする。
奥さんは、造園業の方は携わっていない様子だ。
昔は携わっていたのかもしれない。
今は、主婦業の合間に、書道教室の先生をしている。
身長が高く、細身なので尚更高身長に見える。
でも、いつもハキハキしていて元気があふれている。
書道を習いに来る子供たちに、最初に教えているのは、脱いだ靴を揃える事から。
毎回しっかり確認して、揃えなかったり、揃え方が適当だったりすると、必ずその場、その時に声を掛けて、正しく揃えさせる。
子供によっては、他人の靴も揃えるくらい、しっかりと身に付くそうだ。
個人宅の訪問営業の仕事は、玄関での対応が多い。
だけど、比較的、農協職員は上がらせてもらえる事が多い。
靴も脱いだり履いたりが多いから、0.5サイズ大きい革靴を履いている。
お邪魔するとき、靴を脱ぐ動作の時点で後ろを向く人がいるけれど、NG。
おしりをお客様に向けてゴソゴソすることは、失礼になるから。
靴を脱いで上がってから、後ろを向き、膝を付いてしゃがみ、靴に手を伸ばして向きを180°変える。
そのとき、他にも靴が(すでに上がった同行者やお客さんの靴が)あって、向きがそろっていない場合は、一緒に揃えておく。
靴を揃えておくと、帰った後とかにお客さんが気付く。
そうすると、お客さんからの印象が上がる。
目の前であからさまに行うより、あとで気付いてもらう事の方が、良い印象を得やすいそうだ。
別に上がらない時でも、玄関先で待機するときとか(積み立ての証書やお届け印を、奥の部屋に取りに行っている間とか)に靴を揃えておくとお互いに気持ちがいい。
玄関に来たら、靴を揃える。その習慣を付けると、一生重宝する。