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ピンポン、長~く押す。

玄関のチャイムを鳴らすときに押すボタンは、強く、長く押す。

鳴り方は家によって色々だけど、何軒かの家で、

「押した」とき、「離した」とき、のそれぞれで

「ピンンン~」「ポーン」と、別れて鳴るチャイムがある。

ポチッ と、押して直ぐ指を離すと

「ピンポーン!!」と、急かした鳴り方をさせてしまう。

それと、インターホン内部の電子部分の接触が悪い場合も結構あるので、指で強く押す。音が出る部分は穴が開いているし、屋外にあって雨ざらしだからしょうがないんだけど、中には完全に壊れてたり。鳴らないから玄関外から声を掛ける家もある。

しっかりと、ゆっくり押す。

「ピンンン~」「ポーン」

・・・・・・・・・・・・・・・・あれ?

家の中から物音がしない。いる気配がない

念のためもう一度。

しっかりと、ゆっくり押す。

「ピンンン~」「ポーン」

・・・・・・・・・・・いない。出かけちゃったかな。

毎月の集金で、お客さんにも予定があるから不在の場合もある。

でも、後日

「来なかった」

顔を見ていない=来ていない

と、うっかり口にされてしまうこともある。

それに、「留守だった」→「何もせずに帰った」は、ガソリンの無駄遣いだ。

来た痕跡だけは必ず残す。玄関ドアの隙間かポストに、メモを挟んで帰る。

名刺の余白や、裏側に書いたりする人もいるけど、農協のお客さんは高齢で老眼の方が多い。

まず、余白なんかに小さく書いたら見えない。

名刺の裏に、大きく書くと見えるけど、裏面を見落として、読んでいないパターンも何回かあった。

だから名刺にフセンを付ける。

貼ってはがせるフセンの、正方形タイプを手帳に10枚くらい貼っておく。

名刺の裏へ、上部にはみ出るように貼る。

貼ったら表に返す。そして、名刺から飛び出たフセンの裏側に書く。

「いつもお世話になっております。毎月の集金にお伺いいたしました。また改めてお伺いします」

ドアの隙間に幅があって名刺が固定できない。

そんなときは、名刺の左下の角を5ミリほど三角に折ってはさむ。

あ、ここは住宅街だ。

一度はさんだ名刺を取って、門のポストへ入れなおす。

玄関ドアに名刺を挟むと、道路から空き巣などが留守であることを察知してしまう。

ポストのフラップに挟んで、カバンの日報を取り出し、名前の横に「る」と書いた。

また後で来よう。ここの住宅街はあと4件訪問する。そのあと、もう一回家の前を通ろう。ポストから見えている名刺が消えていたら、再チャレンジだ。

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