見出し画像

断られるのはしんどい

普段あまり自分の欲望を口に出さない子が、ふと「カラオケに行きたい」と言っていたのを思い出して近々行こうという話になった。


しかしここで問題なのは私にしても、その子にしても自分から人を集めて何かをやるタイプの人間ではないということだ。


そんなことを知ってなのか、当の本人が「俺誘ったことないから誘っといてー」と先に言い出した。


それを言われた私は断ることも阻まれたために、仕方なく誘う人を決める羽目になってしまった。


こんなのはもう言った方勝ちなのだろう。


そんなこんなでとりあえずいつも遊んでいるメンバーから誘っていくことにしたのだが、指定された定員は最高でも6名という中途半端な数字。


遊ぶメンバーはいつも10人くらいいるのだが、私が積極的に話すのは僅かしかいない。


その他の人たちとはLINEすらしたことがない。


そんな人達にする初めてのLINEが「カラオケ行かない?」たったこれだけだ。


いつも一緒にいるのに2人になったら急な気まずくなるのがLINE上でもひしひしと伝わってくる。


こんなことを思うのは僕だけではないと思う。


早速、何人かから返信が来たものの誰も彼もが「その日は無理だ」「用事がある」と断ってくる。


最終的にYESをくれたのは一人もいなかった。


ここまで断られると私自身が嫌われているのではないかと思ってもしょうがない。


事実、結構傷ついた。


そんな時ふと気がついた。


いつも誘ってくれるいわゆる幹事的な役割の人達がどれだけ僕たちみたいな人間にとって大事だったかを。


あの人たちもあの人たちなりに頑張ってくれてたんだなと思うと、容易には断りづらくなってきた。


それでも私は自分が心躍るところでないと外には出ないのだけれど。


それだからダメなのか。


どちらにせよ私に幹事的役割は向いていない。


何しろ1体1になった途端、急に口数が少なくなるのだから。


そこは要改善だな。


改めて早く治さないとやばいなと思う次第であります。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?