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【映画感想】悪役トム・クルーズと善良なジェイミー・フォックスの夜勤(ナイト・シフト) 映画『コラテラル』

『デイ・シフト』主演のジェイミー・フォックスにトム・クルーズ、マーク
・ラファロなど俳優陣がかなり豪華で前々から気になっていました。

そんなに長く出ることは期待していなかったんですが、ジェイソン・ステイサムは2時間の内10秒に満たないぐらいの出演時間でした;;

この記事は映画『コラテラル』のネタバレを含みます。ご注意下さい。

あらすじ

ロサンゼルスの平凡なタクシー運転手マックスは、ある晩、検事の女性アニーを客として乗せ、車内での会話を通して互いに好感を抱く。次に拾ったビジネスマン風の客ヴィンセントは、仕事のため一晩で5カ所を回らなければならないと話し、マックスを専属ドライバーとして雇いたいと依頼。高額の報酬にひかれて引き受けるマックスだったが、実はヴィンセントの正体はプロの殺し屋で、麻薬組織から5人を殺害する任務を請け負っていた。

タクシー運転手

最初はしっとり進んでいく

ジェイミー・フォックス演じるタクシードライバーのマックスはコミュ力の塊すぎて憧れます…

タクシーの車内でマックスとヴィンセント(トム・クルーズ)二人だけの場面がかなり続くんですが、その会話からしかヴィンセントの事は分からない(回想シーンがない)ので自然と聞き入ってしまいました。

殺し屋相手にあそこまで話せなくてもいいので、マックスと同じぐらい普通の人とフランクに話せるようになりたいです笑

悪役トム・クルーズ


悪役は珍しい

トム・クルーズが悪役(というよりサブ主人公?)を演じる珍しい作品だと思います。

いろいろぶっ飛んだ思想をもつ悲しきキルマシーンというイメージはありつつ、どこか環境に恵まれなかった可哀そうな人の様にも観えます。

直接的な暗殺シーンやアクションシーンよりもヴィンセントの会話やルーツばかり気になってしまいました。

マックスを殺さなかった理由が彼の会話から分からないか注意して聞いていたものの、はっきりした答えは最後まで分からず終いでした;;

ラストシーン

電車での逃走劇は緊張感MAX

マックスはヴィンセントに感化されて立ち向かえる勇気を出せるようになり、ヴィンセントは殺し屋らしからぬ甘さを見せるようになります。

マックスもヴィンセントもお互いに影響を受けまくった結果が最後のシーンに繋がった気がします。

マックスに撃たれて立ち尽くすヴィンセントの表情には怒りや悲しみはなく、出会った時の他愛もない会話をするような穏やかさがありました。

ヴィンセントにとっては自分の命すら宇宙の中の塵であり、マックスに対して友情に近いプラスの感情を抱いていたんじゃないでしょうか。

最後に

場面転換と一緒にぶつ切りにされる音楽は、登場人物の心情を反映していました。

いろいろなジャンルの音楽が使われていましたが、序盤のタクシー内で流れるクラシックは都会の喧騒とかけ離れた感じで一番好きです。

最後まで読んで頂きありがとうございました!!

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