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【映画感想】最高にサイコな教師 映画『悪の教典』

 小説を原作としているのは知っていて、何となくヤバいサイコパスが出てくるというイメージだけありました。ですが、ここまで蓮実役の伊藤英明さんの演技が強烈だとは思いませんでした…

この記事は小説、映画『悪の教典』のネタバレを含みます。ご注意下さい。

 

あらすじ

生徒から慕われ、学校やPTAからの評価も高い高校教師・蓮実聖司は、教師の鑑ともいうべき表向きの顔とは別に、他人への共感能力をまったく持ち合わせていない、生まれながらのサイコパス(反社会性人格障害)という隠された顔があった。いじめ、モンスターペアレンツ、セクハラ、淫行など問題だらけの学校で、自らの目的を達するため、蓮実は躊躇なく殺人を繰り返していく。しかしある日、ほんのささいなミスを犯してしまった蓮実は、それを隠匿するためクラスの生徒全員を惨殺することを決める。

https://eiga.com/movie/57960/

蓮実聖司(伊藤英明)

今見るとこの笑顔も怖いです;;

序盤から良い人オーラがオーバーなくらい出ていた気がするんですが、そのオーバーさもサイコパスを表現するための演技だったらいよいよ本格的に怖いです…;;
加えて妄想にとりつかれて言動や行動が一貫していないのも、まさにサイコパスっぽい(実際に知らないのでわかりませんがw)ポイントをしっかり押さえていると思います。

中盤あたりにみる夢?妄想?もかなり不気味なものでしたが、ボロ屋の中で暗視ゴーグルをつけている姿は少し可笑しかったですw

ラストにかけて目の光どんどんなくなっていくのも鳥肌ものでした。

バラエティ豊かな脇役

生徒の表情も見所です。

蓮実だけでなくその他の生徒や先生も個性豊かというか、クセが強いというか、全く埋もれていませんでした。
特にセクハラを解決するシーンは、その後の関係をもつシーンと合わせて蓮実のチグハグさが表れていて印象深かったです。

途中まではこういった個性や問題と向き合う面もあり、最後の大虐殺にさらにギャップを感じました。

大虐殺

終盤、今まで教えてきた生徒たちを次々と手に掛けるシーンはいろいろ考えてしまいました。
ある程度までは怖さを感じたんですが、音楽がかかり始めたあたりから単純に嫌悪感がすごかったです。

猟銃撃ちすぎでは?

ミスマッチな音楽(クラシックとか合唱とか)にのせて暴れるというのはかなり使い古されていますが、今まで見た中で断トツに気持ち悪かったです。グロいからではなく、蓮実自身の気持ち悪さが輝いていました…

あと、山田孝之を結構贅沢に使っていると感じましたw あの笑いの要素必要だったんでしょうか?w どんな顔すればいいか分からなかったです。

最後に

鈍器(砂?を入れた袋)と猟銃の出番が相当多くて思ったより痛々しいような、目を背けたくなるようなシーンは少なかったように思います。
北欧神話にも少し詳しくなれたかもしれないです。

最後まで読んで頂きありがとうございました!!

画像の出典
悪の教典 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)







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