【映画感想】アクション、ミステリーの皮を被ったラブロマンス 映画『レミニセンス』
荒廃した世界をヒュー・ジャックマンと旅するミステリー/アクション映画。
語りや過去への導入など、彼の低音で落ち着く声を最大限活かしてくれています。
断然字幕がおすすめです。
あらすじ
サイバーパンク
荒廃した下層都市と腐敗した富裕層、水位が上がった水びたしのマイアミに過去に遡れるオーバーテクノロジー。
なかなかに尖った世界観ですが、観ていてかなり引き込まれました。
主人公ニックの語りと一緒に今作ならではの景色を映してくれるので、世界観がスッと入ってきます。
こういったSFのジャンルに慣れていない人も入りやすい作品でした。
過去と現在
過去を操るはずのニックが過去に操られていく姿がかなり印象的でした。
過去に囚われている人が幽霊=ゴーストと言われていましたが、過去に囚われて出る行動が一概に悪いと言われていたわけではありませんでした。
先へ進むことの大切さも描いたうえで最後はあの終わり方ですから、何か深いメッセージを伝えてくる映画というよりは、過去と現在の境なく通じるニックとメイの愛を純粋に楽しめばいい気がします。
過去を探る(文字通り)
終盤に今までの謎がどんどん解けていくのは気持ちいいですが、新しく出てきた人物の過去の記憶から謎を解いていく都合上、終盤になっても新しく入ってくる情報量が多めでした。
なので中盤までの情報だけでラストを考察するといったことは難しかったです。
「ニックと一緒に今までの出来事から推理していこう!!」と意気込んで最初から観ていくと、いきなり知らない情報が入ってきて肩透かしを食らうかもしれません…
逆に言えば、順を追って丁寧に情報を提供してくれます。
最後に
正直過去に繋がれ続けることになるラストは、私としてはすんなり納得はできません。
ですが、納得できないからこそニックとメイの愛の強さが際立ちます。
ちょっととっ散らかった感想になってしまいました; ;
最後まで読んで頂きありがとうございました!!
画像の出典
レミニセンス : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)
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