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【映画感想】映画『DUNE 砂の惑星』
この記事は映画『DUNE 砂の惑星』のネタバレを含みます。ご注意下さい。
原作が『STAR WARS』シリーズや『風の谷のナウシカ』にも影響を与えたと言われている映画『DUNE 砂の惑星』を観ました。確かにそれらの作品との類似点がありましたが、特有の世界観と圧倒的な映像、音響は今作でしか味わえません。
あらすじ
人類が地球以外の惑星に移住し、宇宙帝国を築いていた西暦1万190年、1つの惑星を1つの大領家が治める厳格な身分制度が敷かれる中、レト・アトレイデス公爵は通称デューンと呼ばれる砂漠の惑星アラキスを治めることになった。アラキスは抗老化作用を持つ香料メランジの唯一の生産地であるため、アトレイデス家に莫大な利益をもたらすはずだった。しかし、デューンに乗り込んだレト公爵を待っていたのはメランジの採掘権を持つハルコンネン家と皇帝が結託した陰謀だった。
ポール・アトレイデス
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今作の主人公はレト・アトレイデス公爵の息子ポール・アトレイデスです。跡継ぎとして様々な訓練を受けたポールでしたが、アラキスでハルコンネン家の襲撃を受けて父を亡くします。父の死を嘆く姿はまだ少年なのですが、この出来事でアトレイデス家の首領として覚醒、頼もしい姿を見せてくれるようになります。
母と子
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序盤は母親ジェシカがポールを守っているのですが、父の死をきっかけにその立場は逆転します。ポールが強くなったのもそうかもしれませんが、私にはジェシカが弱っているように見えました。ポール以上にレト公爵の死が応えたのかもしれません。
独特なビジュアル
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最も印象深かったのが飛行船のデザインです。トンボのような見た目で羽を震わせて飛ぶのですが、スピードを出すために羽を格納した姿はスリムでかっこいいです。他にも皇帝の使者たちの僧侶×宇宙服のような見た目も個人的にツボです。
魅力的な世界観
砂漠の惑星アラキスに住む原住民族「フレメン」は水を最重要視します。敬意を表すために体内の水分を捧げる=唾を吐くというのは現実とかけ離れていて面白かったです。ただ、原作書籍を読んでいないと馴染みない言葉(用語)が次々でてくるので混乱するかもしれません。
次回へ向けて
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ハルコンネン家はフレメンをただの原住民族と侮っています。一方、アトレイデス家の首領となったポールはフレメンに敬意を払い、彼らの文化に触れていきます。今作はフレメンと行動を共にしていくところで終わり、次回作へと続きます。虐げられてきた者が立ち上がって支配者を倒すというのは王道かも知れませんが非常に楽しみです。
最後に
原作を映像と音を使って忠実に再現しています。特にポールの痛みの試練を音で表現するのには驚かされました。原作を読んでいない人は、読んでから観ることでより楽しめるのではないでしょうか。
最後まで読んで頂きありがとうございました!!
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