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#6-D 底辺大学に向いている人

本題の前に、記事のタイトルを「noteってブログじゃないのか」に最初はしていたほど、noteがブロクじゃないことを知って驚いて(驚くとはちょっと違う?なんか少し恥ずかしいような、あーそうなんだ!って感じのいたたまれない感じで)います。

ブログ的な使い方がデフォルトかと思ってましたが、他の方の記事を見ると、1記事が完成された作品のようになっている…。めっちゃ勉強になりそうなのがたくさん…!そういうやつなんですね。とはいえ、ブログ的な使い方をされてる人もいるようなので、私も基本はそっちかなー。いや、研究系のはしっかりがっつり書いて行こうかなー。。

さて、過去記事#5-K の結論として「底辺大学にはいくな」としましたが(中身読まずとも結論はこれです、客観的な理由が書いてあるので興味があれば読んでください…100円。笑)、その逆に、底辺大がおすすめな場合ってどんなときかってのを教員目線でご紹介します。パッと4つ思いつきました。

では、どうぞ。

① 自分が興味ある分野の一流の研究者がその大学にいる場合
大学を選ぶ理由として真っ当そうなものですね。ですが、それが底辺大学となった場合は、要注意です。そもそもそのような研究者が底辺大学にいる可能性は低いです。過去記事(#5-K)に書いたように、底辺大学の教員は平均的に研究をしません。当然そのような大学を一流の研究者は選びません。ただし例外はあります。私のように、大学の偏差値と研究環境などはあまり関係がないと勝手に思ってて現状を知らずに赴任した場合(この場合、この教員の能力が疑問となる…泣);当該研究者が一流のためヘッドハンティングされ、高額な収入と充実した研究環境を得るためにその大学を選んだ場合;定年を迎えた後の再就職先として赴任している場合;などです。残念ながらこの例外が生じる確率はかなり低いので、基本的に①の動機は底辺大学では成立しないと考えてよいでしょう。

② 「大卒」という肩書がほしい場合
多分ほとんどの底辺大学生(あるいはその親)はこれ目的だと思います。正直なところ、普通に底辺大学生らしくダラダラと生活するのであれば、就職可能性には大きく影響しないと思います。高卒で就職して、4年間下積みしたほうがましです。
その最大の理由が離職率の高さです。多くの底辺大学は、就職率の高さを謳います。うちもそうで、就職率は常に100%近い数値を出します。でも、離職率をデータとして提示している大学はほとんどありません。3年以内の離職率が、聞いた話だいたい半分だそうです。これは、就職率が半分というのとほぼ同じですよね…。底辺大学でて、新卒ではなくて職探しをしないといけないとなると、高卒で仕事してたほうが全然ましですよね。
でも大学サイドからみると、この方々は主力のお客様層なので、ぜひ進学して学費払ってください。

③ 大学生活を送りたい場合
これはもう大学入るしかないですもんね。ちょっと前ならこのような方々にはぜひ入学して楽しんでください!といえたのですが。2022年現在は状況が違います。そう、コロナです。コロナのせいで、キャンパスライフはかなり制限されます。同年代の出会いもかなり制限され、ざ・キャンパスライフみたいなのはほとんど不可能です。教員も四苦八苦してますが、ほとんどの授業はオンラインで、底辺大学はサポートも雑なので、困ることが多いでしょう。つまりこの理由の場合でも、今は入学を考えたほうがよいでしょう。

④ 遊びたい場合
大学はいらずに遊んだほうがいいと思います。私立大学の平均学費は4年間で400-550万です。遊びたいだけであれば、これで4年間遊び呆けられますね。これを元手に起業でもして一発当てる、というのもいいですね。

以上が、中の人の素直な感想です。③については、コロナ明けたら入ってみてもいいかもしれません。でも学生の質は低いので、ネズミ講とか、薬物とか、いろんな危険が結構近くに潜んでますよ。

また、例外として技能や資格取得ができる場合はそのために行く意味はあるかもしれません。でもそれが目的であれば専門学校の方がそのためだけの勉強ができますし、低額ですし、卒業もはやいです。この場合も底辺大学を選ぶメリットはありません。

まとめ

底辺大学に入る動機として考えられるものについて検討してみましたが、入学は「やめたほうが良い」という結論になりました。


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