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#4-D 底辺大でも光る学生

私は現在底辺(いわゆるFラン)大学の教員をしております。動物園みたいな感じではないですが、まぁFランです。前任校はMARCHだったので、その落差に、慣れるのに苦労しました(というか今もまだ慣れてはいない)。

次の異動も考えながら過ごしている日々なのですが、タイトルのように、光る学生はどこにでもいるなと思った話を。

Fラン大生ってどうしてもおバカさんが多くなるんですけど。というかおバカさんを集めたのがFラン大なので、因果関係が逆ではあるんですけど。そんな中にも、勉学に対して直向きな子もまれにいるわけで。

今日まさにそのパタンの学生さんが研究室を訪れました。単位はいらないんだけど、私の授業が(というか心理学というテーマが)面白そうなので受けたいと。単位いらないけど授業受けさせてってのは、前任校でもなかなかない経験で、感心しました。いろいろなものを学びたいという意欲は美しいですよね。素晴らしい。

もちろんこの学生がおバカさんではないという保証はないですし(テストは受けてなかったので。また質問等もとくになかった…w)、中には真面目なのに勉強ができない「真面目キャラのFラン大生が最もたちが悪い」なんて意見もありますが、私はそうは思いません。学力と、学びへの意欲は独立して評価されるべきだと思います。

社会にでるときは前者が評価されるけど、でたあとは後者が評価されることが多いのではないでしょうか。頭のいいやる気ない人よりも、少々おバカさんでも意欲がある人のほうがいいですよね。ほとんど動いてないスーパーカーよりも、全力で走ってる軽自動車の方が目的地に早く着きます。あ、これ名言ぽい。

残念ながら、学力も意欲もない子が多いのがFラン大なのですが、そのなかにたまに光ってる意欲ある学生は全力で応援したいなと感じる今日このごろです。おわり。


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